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海外にかぶれて - ニュージー放浪日記アウトテイク
ニュージーランド生活が8年目に突入した。これだけ長く海外にいると、様々なタイプの日本人に出会う。
水を得た魚のようにいきいきと海外生活を楽しむ人。まったく肌に合わずすぐ日本に帰ってしまう人。日本人であることをすてて海外に同化しようとする人。日本人的な生活を頑なに維持しようとする人。
その中でも特に印象に残るのは、「海外=善」「日本=悪」という単純な価値観に染まってしまう人である。
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旅は終わり、そしてまた続く
あっという間に2021年も年末を迎えてしまった。メリークリスマス。みなさんいかがお過ごしですか。
昨年のクリスマスは、スマホの電波も入らないニュージーランドの山の中だった。あれからもう1年も経ってしまったのか。
ニュージーランド一周旅の総括を先延ばしにしたままになっていた。今年の7月、およそ9ヶ月に渡った旅を終えてクライストチャーチに戻ってきた。
本格的な冬を迎えるこの街の空には灰色の雲がか
怖いくらいの僻地に来てしまった
ニュージーランド北島東部、ギズボーン地域を南下している。この放浪の旅で最後に残った目的地だ。
上の地図で赤線で囲われているのがギズボーン地域。太いハイウェイ(黄色の線)が端っこに一本走っているだけで、あとは海岸沿いに小さな集落がぽつんぽつんと点在するばかりである。
日本の7割ほどの国土に、たった500万人しか住んでいないニュージーランド。
放浪の旅の中で、たくさんの僻地に立ち寄って来た。
便りのないのはよい便り
ニュージーランド放浪旅を始めてからほぼ毎日更新してきたこのnoteも、最近は書かない日が増えた。
もともと自分の抱える辛さや苦しさを淡々と吐き出す自己セラピーの場でしかなく、その更新が途絶えるのはすなわちセラピーの必要が薄れてきたというわけだ。
便りのないのはよい便り。SNSの更新がないのもまたしかりである。
旅の中で新しい友人ができた。7年に渡る海外生活で出会った中では、相手の話を聞くのが
ソーシャルから脱却するには
毎日更新していたnoteがすっかり滞っていた。生きてます。いまはニュージーランドの最大都市オークランドに滞在中。これから北上して、北島最北端ケープレインガを目指すところだ。
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なぜ筆をしばらく置いていたかといえば、生活がすっかり充実していたからである。
オンラインで将棋を教えている生徒さんの家にご厄介になっていた。
8歳、6歳、3歳の三人兄弟の家で、しょっちゅうホームステイ客を迎
人と話して環境を変えろ
自転車で世界一周の旅に挑戦中の「せんまる」さんにお会いしてきた。YouTubeの視聴者さんからちょうどいまニュージーランドにいることを教えていただき、これ幸いとばかりに連絡をとってみたのだ。
▶せんまるさんのYouTubeチャンネルはこちら
正直、連絡したときの自分のメンタルはどんぞこで、会ったら眩しすぎて死んでしまうんじゃないかとすら思っていたが、実際に顔を合わせると飾らない明るさが印象的な
人と話すのちょう大事
ストレングスファインダーで常に「内省」が強みのひとつに上がるくらいには孤独に思考を掘り進める過程が得意なのだけれど、精神がネガティブに振り切れると際限なくネガティブに落ちていく素養もあるので恐ろしい。強みは弱み、弱みは強み。
空気だって部屋を閉め切っていたら淀んでいくだろう。たとえ寒風が外から吹きこもうとも、たまには窓を全開にして入れ替える必要がある。思考もまた然り。特に今の自分のような歪んだ考
話聞くのが下手くそなだけ
(ネガティブな内容なので有料にします。)
世の中の誰も自分の話聞いてくれねえよな、と思っていた。
海外生活は何から何までキラキラしているように見えるし、おれも日本にいた頃はキラキラした部分しか見ていなかったけれど、海外には海外なりの悩みがあるものである。
すぐに食事がぞんざいになる
昨夜の宿への到着が遅く、簡単にパンとヨーグルトだけで夕食を済ませた。今日こそはちゃんと料理して飯を食うぞと思っていたのに、気がつけばマクドナルドとカップスープだけしか食べていない。ちゃんちゃん。
きちんと食べないとあちこちにガタが出るとわかってはいるものの、いざ一日が始まると別のことを優先してしまう。いかんなあ。
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なんだか目の奥が痛いので、短いけどこのへんで今日は止めとこう。しっ
ライフ・イズ・ビューティフル
父方の伯父が他界した。鹿児島の山奥で畑と牧場を営んでおり、中学生の頃までは毎年のように泊まりで遊びに行かせてもらっていた。まだ70歳くらいだと思うが、以前から患っていた糖尿病を悪くさせたようだ。
親の世代が亡くなったのは初めてのこと。少し動揺している。父もきっと動揺しているだろう。我々の人生の残り時間は着々と減り続けている。
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立ち寄ったワイオウルという小さな町に、立派な国立陸軍博
ほらやっぱり攻撃的になっただけ
グレイタウンを出て、次の宿泊地パーマストンノースまで1時間ほどのドライブ。道中、在留邦人から過去に受けた理不尽な仕打ちを思い出し、怒りのあまり対向車線に飛び出しそうになった。ほら、やっぱりポジティブじゃなくて精神が攻撃的になっただけなんだってば。
精神を落ち着けるため、というわけではないけれど、ニュージーランドのストーンヘンジへやってきた。
夏至・春分秋分・冬至のそれぞれで窓から太陽が覗くよう