さいとーのさぶ

@daisukesait0 のサブアカウント。幹ではないが自分の根っこであり枝葉の部分…

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@daisukesait0 のサブアカウント。幹ではないが自分の根っこであり枝葉の部分。主に本、映画、映像コンテンツについて。たまに雑記。

最近の記事

アニメ『チェンソーマン』のOPでオマージュされている映画をまとめてみた

10月11日に第一話が放送されたアニメ『チェンソーマン』。オープニングでさまざまな映画がオマージュされていると話題です。そんな『チェンソーマン』のオープニング映像でオマージュされている映画について調べてみました。 どんな映画がオマージュされているのか映画以外にもOPに登場するのが ・「ロイコクロリディウム」という寄生虫に寄生されたカタツムリ ・「ハエトリグサ」という食中植物 また、「ミッキーマウス」もオマージュされているのではという考察も。 オープニングテーマにもオマー

    • いつも「誰か決めてくれよ」と思っている。

      私はいつも「誰か決めてくれよ」と思っている。誰かと一緒にご飯を食べにいく時、友達と旅行に行く時、あなたはどう思うかと聞かれた時、私は「なんでもいい、好きに決めてくれ。」と心から思っている。これは嫌味でもなんでもなく、本当になんでもいいのだ。相手からしたらなんでもいいが一番困るんだよ、と言われてしまいそうだが、本当に心からなんでもいいのだ。 自分が何かを選択したことによって責任を持ちたくないのだと思う。例えば誰かとご飯を食べに行った時、私がお店を決めてそのお店がとんでもなく不

      • 書くことについて

        これから毎日何かしら書くことに決めた。まだ具体的な職業などはイメージできていないのだが、とにかく「書くこと」を仕事にしたいとは思っている。では、それを実現するためにはどうすればいいのだろうか。まず私は、自分の好きなアウトドアについての文章を毎週書こうと決めた。ちょうど大学の春休みに九州一周の自転車旅をしたこともあって、ネタには困らずに10週間書き続けることができている。生来の三日坊主である自分からしたらとんでもない快挙だ。 しかしながら、週に一回原稿を書くことで物書きになれ

        • レポートは「書くこと」の練習になる

          大学三年生の私は、毎日レポートに追われている。福岡でも緊急事態宣言が発令される予定で、いくつかの授業はオンラインになった。移動をしなくてもいいというのは、オンライン授業の唯一の良いところだが、物理的な移動がなくなった代わりに、毎回大量のレポートが課される。 難解な学術用語が多用され、横文字がたくさん引用されている文献を「来週までに読んで、A4二枚にまとめてこい」なんていう課題が、毎週平気で出される。しかも一つの授業だけではない。 レポートを真面目にやる時間などあるわけがな

        アニメ『チェンソーマン』のOPでオマージュされている映画をまとめてみた

          別れ

          「あの時こうすればよかった」と思うことはたくさんあるけれど、大切な人との別れほどそのことを強く思うことはない。 職場の先輩が退職した。その人は、僕を一番最初にクライミングに連れて行ってくれた人で、漫画の記憶力がものすごくて、よく冗談をいう人だった。 普段は太陽みたいな人だが、クライミングのことになると目の色が変わった。誰よりもクライミングに詳しくて、岩場やクライマーの知識はものすごかった。もちろん登りも美しくて、「川の流れのように登るのが理想」と言っていた。 そんな先輩

          「花束みたいな恋をした」は恋愛映画の顔をした、人生についての話だった。

          「花束みたいな恋をした」をみた。 いわゆるサブカルチャーが好きな麦と絹が出会い、別れるまでの話。2人ともやりたいことをやって生きていきたいと願うが、次第に「社会に出ろ」「現実を見ろ」という言葉が選択を迫る。 麦は夢を諦め社会に出ることを選び、小説を読んでいた手にはビジネス書が握られるようになる。対して絹は小説、映画、舞台などを愛し続け、「向いてないから」と言って、簿記の資格まで取ってはじめた仕事を辞めてしまう。これらのシーンは、今、自分の目の前に広がる2つの将来を見ている

          「花束みたいな恋をした」は恋愛映画の顔をした、人生についての話だった。

          早起きと出ない朝焼け、自転車と転倒

          「避けれる」と思った瞬間には、身体は宙を舞っていた。 -------------------------- 部活の友達と後輩の3人で近くの低山を登りに行った。友達の朝焼けを見ようという提案で、5時半に集合。暁の中、一時間ほど自転車を漕いで目的の山に到着した。 その山は半島の先っちょにある。海水浴場の隣が登山口になっていて、友達によれば山頂までは30分で着くという。とてもお手軽な山だ。 朝の海辺には、これから山を登る僕たちと、それに乗って釣りにでも行くのかゴムボートを膨

          早起きと出ない朝焼け、自転車と転倒

          20歳、毎日走ることでなんとか自我を保っている

          今日も小雨が降るなかを走った。これで、14日間、1日も欠かさずに走ったことになる。最初のうちは「毎日走ってエライな自分」とのんきに思っていたけど、違うんだ。きっと僕は、自分の存在が消えてしまわないように走っているんだ。 走り始めた理由は特になかった。気づいたら毎日走るようになっていて、それはサボることなく続いている。あれだけ走ることが嫌いだったのに、部活の練習で一番嫌いだったのは長距離走だったのに。 大学は4月からずっとオンライン授業だ。自分の学部は実験とかもないから、対

          20歳、毎日走ることでなんとか自我を保っている

          雪の日

          「おわっ、めっちゃ積もってる」 朝、カーテンを開けて思わずつぶやいてしまった。 新年早々、日本列島は強烈な寒波に見舞われ、日本海側を中心に大雪となった。ここ福岡でも、雪がしんしんと降り続き、めったに積もらない雪がうっすらと積もった。 Instagramのストーリーは「雪だ!!!」という投稿でうまり、友達の何人かは、公園で子供たちと一緒になって雪だるまを作って遊んでいる様子をアップしていた。雪国育ちの僕は、いい年して雪なんかではしゃいで、と思って、そっと画面を閉じた。

          挑戦とは

          1年前の僕はギラギラしていた。夢と期待に胸をふくらませて始まった大学生活。テレビやネットには大学生起業家や、現役大学生が〇〇の文字が踊り、大学生になる前の僕と、大学生になってすぐの僕は自分もそんな風になれると無邪気に思っていたし、チャンスはそこら中に転がっていると思っていた。 少し焦ってもいたのだと思う。 何かしなければ、という気持ちだけが先行して、目に入るたいていのものに条件反射的にとびついていた。セミナー、勉強会、キックオフミーティング、ボランティア、トークイベント、、

          6日目の僕

          今、僕の目の前には二つの選択肢がある。書くか、書かないか。とっくに日付は変わってしまったから、noteの「5日連続投稿」バッジはもらえそうもないけど、それでも書くことにした。ここまで5日間書き続けてきた自分の頑張りを無駄にはしたくないという思いと、輝いて見える人は、誰にでもできることを誰もできないほど続けている人だということを信じて、パソコンに向かっている。本当は今すぐに寝てしまいたい。 誰にも見られることなく、ただただ自分のことを記録していこうと思って、ただただ文章を書き

          もとどおりの街で

          久々に電車に乗って街へ出た。 大学はいまだオンライン授業が続いているので、僕はstay home生活をいまだに続けている。どこかに出かけるというのは実に久々のことだった。 人が多い。 久しぶりに見た天神の街は、以前とまったく変わらないように見えた。変わっているといえば、皆がマスクをつけていることと、アップルストアの前に入場制限の長い列ができていたことくらいだろうか。 自分が家で過ごしている間に、社会は動き始めていた。                ✳︎✳︎✳︎ 僕

          もとどおりの街で

          いなくならない母のこと

          一人暮らしの排水口はよくつまる。 何も考えずにシャワーを浴びていて、ふと下を見ると足元に水たまりができていることがしょっちゅうある。その度に体から水を滴らせたままあわてて掃除をする。定期的に掃除すべきなのはわかってるんだけど、、、 一人暮らしの食事はいつもメニューが同じだ。買い物に行っても同じような食材ばかり手にとってしまうので、食卓に並ぶおかずもいつもだいたい同じだ。僕の場合のそれは野菜炒め。お肉と野菜を炒めるだけ。簡単、シンプル、はずれがない。 一人暮らしのトイレッ

          いなくならない母のこと

          自分の機嫌をとるのは大変だって話

          今日は一日中モヤモヤしていた。 山積みの課題に手をつけて終わらせてしまおうと思ったものの、なんだかやる気がでない。もうすぐ春学期が終わるので、テスト代わりのレポートが各授業たんまりと出されていて、その量の多さに気分が沈んでいる。テストがないのはいいけど、こんなにレポート出さなくてもいいじゃん!というのが正直なところである。オンライン授業の功罪だ。 汗を流せば気分転換もできるだろうと思って、予約していたクライミングジムに向かう。 が、ここでもモヤモヤは続く。いつもは楽々登れ

          自分の機嫌をとるのは大変だって話

          あの時の本のこと

          最近、小説を買うようになった。 小説は一度読んだら話の展開がわかってしまうから、繰り返し読まない。だから一回読むためだけにお金を出すのはもったいないと思って、小説はいつも図書館で借りたものを読んでいた。 そんな理由で、昔から本を買うといえば、自己啓発と呼ばれる類のものや、ビジネス書ばかりを買っていた。筆者の思考を自分に憑依させるように何度も読み込んでやろうという意気込みもこめて、あえて買って読んでいた。 でも、何度も読み返すだろうと思って買ったビジネス書たちもページが二

          あの時の本のこと

          言葉ってステキだ

          この2、3ヶ月で相当な量のコンテンツに触れてきた。 YouTubeはさんざん見漁ったし、Netflixにも入った。読みたかった「キングダム」を全巻買って読んでみたり、普段聴かないようなアーティストを聴いてみたりもした。 最初の1ヶ月くらいは、気になっていたが観れていなかったものたちに囲まれて、とても幸せだった。有名作品のオマージュなんかの元ネタもだんだんとわかるようになったりして、楽しかった。 でも、ある時にふと虚しくなった。 自分では何もしていないことに気づいてしま

          言葉ってステキだ