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シャカシャカはどんな意味?(企業活動のメタファーとしてのリズムワーク)

ビートオブサクセス スタッフのクラです。

2023年1月14日からトレーニングビート®︎トレーナー養成塾 東京校 第15期(2023年1月14日~3月11日)が始まっています。

私も養成塾を受講して、トレーナー資格を取りました。

トレーニングビートはチームビルディングに有効ですが、さまざまな研修のはじめに、参加者の緊張をほぐすアイスブレイクとしても効果があります。

私が行ったトレーニングビート®︎のシナリオを紹介しましょう。


「皆さんこんにちは。本日マーケティング研修を行う講師のクラです。よろしくお願いします。さて私は音楽とリズムで研修するトレーニングビートのトレーナーの資格を取りました。今日はそのトレーニングビートの要素を取り入れたマーケティング研修をします」

「では皆さんのお手元にシェイカーを配ります。一人ひとつずつ取ってまずは自分の思うままに自分の好きなように、他の人に合わせずに自分の世界に入り込んで振ってみてください」

シャカシャカ、シャッカシャカ

シャカシャッカ、シャカシャシャカ

「ストップ」

「どうですかどんな気分ですか」

(感想を何人かに聞く)

「では今度は自分で好きなように振るのではなく他の人の振っている音を聞きながら、できるだけ合わせてみてください」

シャカシャカ、シャカシャカ

シャカシャカ、シャカシャカ

「1-2-3ストップ」

「今度はどんな気分ですか」

(感想を何人かに聞く)

「トレーニングビートでは『メタファー』と言うものを大事にしています。メタファーとは、隠喩(いんゆ)とか暗喩(あんゆ)ともいい、比喩、たとえの一種です。物事のある側面を別なイメージを喚起する言葉で表現するものです。例えば『人生は旅だ』とか『あなたは天使だ』とか言いますね」

「トレーニングビートではただ単にリズム演奏するのではなくこの演奏が意味するメタファーを考えます」

「今皆さんに自由気ままにに振ってもらった場合と、お互いに合わせて振ってもらった場合とどんな違いがあったでしょうか」

「会社には、企画やマーケティング、工事、営業などいろいろな部門の人たちの力でビジネスを行っていますね。皆さんはそれぞれの部門の代表だと思ってください。ややもするとそれぞれの部門は自分たちのやり方で自分たちの思うように進めるということがありませんか? それは最初のシェイカーのリズムと同じですね。それをそれぞれの部門がお互いに調整をしながらやったのが2回目です。どちらのほうがよかったでしょうか」

(感想を何人かに聞く)

「それでは次は『ワンフォーオールオールフォーワン』と言うアクティビティをやってみます。では皆さんまずはみんなで合わせてシェイカーを振ってみてください」

シャカシャカ、シャカシャカ

シャカシャカ、シャカシャカ

(一人を指名して一人だけ演奏を続けるように指示する。他の人は合図をしたら止めてもらう)

「1-2-3ストップ」

(残った一人だけがシェイカーを振り続ける)

シャ、シャ、シャ、シャ

シャ、シャ、シャカ、シャ

(続けている人に感想を聞く)

「では、皆さんもまたシェイカーを振ってください」

シャカシャカ、シャカシャカ

シャカシャカ、シャカシャカ

「1-2-3ストップ」

「1人でやる場合とみんなでやる場合とどう違いがありましたか」

(感想を何人かに聞く)

「マーケティング施策を実行する場合を考えてみましょう。いかに本社が旗を振ってやっていても、みんながついてこないとどうでしょう。今シェイカーでは、一人では音が小さいし頼りなかったですよね。それをみんなが合わせてやることで大きな音で鳴らすことができました。このメタファーがマーケティング施策を全社でコンセンサスを取って一貫して実施することが大切であることを示しています。実感できましたか? ではマーケティングの歴史から学んでいきましょう」


研修講師をされている方も、ご自身の研修にトレーニングビートを活かしてみませんか? トレーニングビートのトレーナーは楽器の演奏を教えるのではなく、ファシリテーションをします。楽器演奏ができなくてもファシリテーションはできます。

養成塾ではファシリテーションのやり方やさまざまなアクティビティを学びます。組織やチームに活かすための基本的知識や、関係する心理学的知識も学びます。

関心のある方は、ビートオブサクセスまでお問い合わせください。

●ビートオブサクセスお問い合わせ
https://bos1.jp/contact/