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高齢者の認知機能と身体機能の向上にも!学術的にも認められているドラムサークルのすごい効果


ドラムサークルは認知症高齢者にも効果あり

こんにちは。株式会社ビートオブサクセス(BOS)のミウラです。BOSは今年8月、新たに高齢者福祉分野に進出しました。高齢者向け介護施設等で暮らす方向けに、ドラムサークル(※1)によるレクレーションを提供し、リズムによる楽しい時間を創出するライフケアのスペシャリストを養成する講座を開講しました。

※アメリカで生まれた、参加者全員がサークル(輪)になってお互いの顔を見ながら、ハンドドラム(太鼓)を使って一緒にリズムを楽しむアンサンブル。

これまでドラムサークルメソッドを独自にアレンジし、企業研修分野で実績を積み重ねてきたBOSが、なぜ今高齢者福祉分野に進出したのか?それは、ドラムサークルによって、認知機能の低下防止やフレイル(虚弱)防止など、高齢者が健康寿命を延ばし、いつまでも生き生きと暮らせるためにもお役に立てると考えたからです。

東北大学加齢医学研究所の野内類准教授と、理化学研究所情報システム本部の宮﨑敦子客員研究員を中心とする研究グループによる研究(2020年発表、研究者の所属は当時)でも、こういった効果が示されています。

引用:「みんなで輪になってドラムを叩こう! 認知症や虚弱疾患があっても楽しめるプログラムを開発」
https://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/tohokuuniv-press20200709_01_drum.pdf

この研究結果によれば、認知症や虚弱性疾患を持つ高齢者であっても、ドラムサークルを継続的に行うことにより、認知機能や身体機能の向上が見られることがわかったそうです。

認知症が進んでもリズムは知覚できる、ドラムを叩くことで腕の筋力を高める

その背景として、まずリズム運動というのは、重度に認知症が進んだ方でも維持している能力であることが挙げられています。記憶や判断力が低下してしまっても、リズムを知覚して合図に合わせて叩くという動作はできるのです。

また、認知症の進行に伴い、肩の筋肉を使って腕を上げるという動作が難しくなってきますが、ドラムは叩いた時の跳ね返りの力を利用して、無理なく腕を上げる動作を繰り返すことで、自然と筋力を高めることができます。

この研究によれば、1回30分、週3回のドラムサークルを3ヶ月実施した高齢者のグループは、そうではなかったグループと比べて、認知機能と上肢運動機能が向上したことが初めて明らかになったそうです。こうした効果は高齢者のクオリティオブライフの向上につながるのみならず、介護者の負担軽減にもつながることから、高齢者施設等でのリハビリテーションプログラムとしての採用が期待されると結論づけています。

高齢者ホームやデイサービス施設でのドラムサークルも承ります

BOSは高齢者ホームやデイサービス施設でのドラムサークルの実施も承っております。もちろん認知症をお持ちでない高齢者の方々にも楽しく有効なプログラムです。手のひらサイズの楽器を使った手軽なものから、太鼓を用いての本格的なものまで、施設の状況やご要望に応じて対応可能です。

施設を利用される高齢者の皆様に生き生きと過ごしていただきたい、そんな思いをお持ちでしたら、まずは話だけでも聞いてみませんか?下記HPよりお気軽にお問い合わせください。