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麺と、旅行と、音楽と。

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最近の記事

いずみ家

馬込にある家系ラーメン店「いずみ家」に足を運びました。高評価店なので前から注目していたお店。聞いた話によると、店主の奥さんが泉谷しげるの娘さんだとか。横浜市保土ヶ谷区にある家系の名店「寿々㐂家」を源流としているとのことです。 らーめん中(850円)を麺固めで頼みます。大ぶりのチャーシューはほろりと柔らかくて旨い。他の具材は、家系マナーに則ったほうれん草と海苔。 短めの縮れ麺は小麦の香りが芳ばしい。スープはクリーミーに乳化されているが塩分濃度高め。途中で卓上すりおろしニンニ

    • 映画「バジュランギおじさんと、小さな迷子」

      ここ最近、ボリウッド映画にはまってます。その中でも特に衝撃受けたのが、2015年作品の「バジュランギおじさんと、小さな迷子」。 生まれつき声を発することができないパキスタン辺境の少女 シャヒーダー。母親との参拝途中に、インド・パキスタンの国境で迷子になってしまう。無垢な心を持ち、信仰心の篤い中年男 パワンがインドで彼女を保護する。が、彼女は口がきけないので、どこからやって来たのか分からない。或ることがきっかけで、彼女がパキスタンからやってきたことを知る。正義感が強いが無知な

      • ブン ブン ブラウ カフェ ウィズ ビーハイヴ

        もう2年半ほど前の話なんだけど、品川区旗の台にあるカフェ「ブン ブン ブラウ カフェ ウィズ ビーハイヴ」に行きました。「カラダに良くて美味しい」をコンセプトにしたお店で、カフェのみならずラーメンやエステを提供している面白いお店。しかもラーメンで、ミシュランガイドのビブグルマンにも掲載されたことがあるとか。かき氷も有名です。 味玉、雲呑、叉焼増しの全部乗せを頼みました。味玉は名古屋コーチン、叉焼はアグー豚モモ肉のローストと、低温調理された国産鶏のムネ肉。加えて、クレソン、白

        • 映画「シリアル・ママ」

          1994年作品の「シリアル・ママ」を観ました。史上最低のお下劣映画「ピンク・フラミンゴ」を撮ったジョン・ウォーターズが監督。主演は、最近は表舞台には出てこないが、大物感漂うキャスリーン・ターナー。結論から言うと最高。最 & 高。高 & 最。観た方がいい。 閑静な街 ボルチモアに住む主婦ビバリーは、優しい歯科医の夫と二人の子供を持つ良妻賢母。アメリカの理想の母を具体化したようなビバリーだが、人一倍正義感が強い。駐車場で横入りする輩、ごみの分別をしないお隣さん、レンタルビデオを

        いずみ家

          中華蕎麦 三藤

          散歩がてら、ミシュラン一つ星ラーメン店の三藤へ。ラーメン店とは思えない上品な外装・内装。ランチタイム遅めだったので、それほど待たずに座れた。中華蕎麦 醤油に、自家製佃煮と卵かけ御飯をセットして実食。 昨今の大きな潮流を成す淡麗系。上質で贅沢な素材がふんだんに使われているのは確かで、スープのコクと旨味充分。麺はつるりとして独特の食感ながら、するする喉越しよくいける。ラーメンの枠を軽く超越しちゃってる。

          中華蕎麦 三藤

          ラーメン 鷹の目 蒲田店

          宮郎やラーメン大など猛者が集いし蒲田。そこに殴り込んできた、草加に本店を構える「ラーメン鷹の目」を訪問。看板通りの千里眼インスパイア系で、ラーメン(アブラ辛揚げ別皿)を食す。 スープは乳化系、ヤサイはクタ気味。捻れ平打ち極太麺から立ち昇る小麦の香りに幻惑され、ホロ豚とアブラの甘みに酔いしれた。

          ラーメン 鷹の目 蒲田店

          Our Pathetic Age : DJ Shadow

          昨年暮れにリリースされたDJシャドウ 6枚目のアルバム。キャリア初の2枚組でインスト盤とボーカルトラック盤の構成になっている。フィーチャーされているのはNAS、デ・ラ・ソウル、ウータン・クランのメンバーなど多彩。 1枚目はエクスペリメンタル・ヒップホップ寄り、2枚目はダブステップやビートミュージック通過後の、未来型ヒップホップを提示している。シャドウの面目躍如な作品にして、会心の出来。

          Our Pathetic Age : DJ Shadow

          ラーメン宮郎

          蒲田の人気つけ麺店 宮本のセカンドブランド「宮郎」で汁なしそばを食す。豚ましにしてミニを選び、無料トッピングはニンニクヤサイ。がしりと食べ応えのあるブタは申し分なく旨い。黒胡椒とニンニクがぴりりと辛くズバズバと箸が進む。

          ラーメン宮郎

          Mixing Colours : Brian Eno & Roger Eno

          現代音楽/環境音楽の第一人者であるイーノ兄弟が、初めて共同名義でリリースした作品。リリース元はドイツのクラシカルレーベルであるグラモフォンから。 ロジャーのキーボードが紡ぎだすMIDI音源を、ブライアンが受け取り音像加工。15年にも亘りこのやり取りを続け、作り上げたそう。リスナーに聴く作業を促すのがアンビエントミュージックならば、ここにはメロディの残像があるのでヒーリングミュージックのようになっている。実験性が薄れ、クラシック音楽寄りになっているので万人受けするんだろうな。

          Mixing Colours : Brian Eno & Roger Eno

          ラーメン ぶぅさん

          荏原中延の新進気鋭 二郎系「ぶぅさん」を訪問。結論から言えば、インスパイア系の中でも最高峰と言い切れるほど旨い。 10種類以上の無料トッピングから3つ選べるというので、野菜、コーン、味付け脂をオーダー。 豚バラはトロリとしており、ヤサイはシャキ感あり。オイリーながらマイルドなスープにガチムチな極太ストレート麺で大満足な出来栄え。 別の日に訪問した時は、限定メニューの味噌を無償トッピングのコーンで頂く。こちらも絶品。甘辛いほぐし豚が最高だ。

          ラーメン ぶぅさん

          映画「狂い咲きサンダーロード」

          石井聰亙(現:石井岳龍) 監督が日藝在学時に卒業制作したというカルト映画を見ました。1980年に公開され「マッドマックス」と同時期に制作されたそう。ギターウルフのセイジをして「何か大事なことがある前は必ず観る」と言わしめる映画を、今まで見逃していたのは人生の大きな損失だったと思う。 架空の街「サンダーロード」。暴走族「魔墓呂死」と「エルボー連合」の間で繰り広げられる抗争を描いた話だけど、細かい筋書きはこの際どうでもいい。終始一貫したハイエナジーかつハイボルテージな描写は、や

          映画「狂い咲きサンダーロード」

          映画「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」

          劇場鑑賞したけど、改めてブルーレイを購入。お布施みたいなものなので、スター・ウォーズであれば良くも悪くも必ず買うことにしている。 ディズニー思想が反映されているだとか、フォースが万能になっているだとか、RPGのようだとか賛否両論だけど、まずは偉大なサーガをうまくまとめたなあと思う。最悪だった「最後のジェダイ」を無かったことにしたような作りになっているのも好感持てる。 最高の作品だったとは言い難いけど、ファンが求めていた(悪く言えばファンに寄り添った)作品だったので、観終え

          映画「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」

          つけ麺 たけもと

          東急池上線の雪が谷大塚駅から徒歩圏にあるつけ麺の銘店。 この日は鶏と魚介の特製つけめんを注文。麺量は並(200g)でも大(300g)でも値段は変わらない。低温調理された鶏と豚のチャーシューが実に上品で沁み入る。レンゲに入っているのは薬味となる鶏皮。 味玉が投入された魚介と鶏のダブルスープは、濃厚ながらもくどくない。もっちりした麺はつるっと喉越しがいい。麺を食べ終わったところで、熱せられた焼き石をスープに入れてもらって割りスープ。最後の一滴まで堪能できます。

          つけ麺 たけもと

          映画「パッドマン 5億人の女性を救った男」

          生理用ナプキンに人生を捧げた男を描いたインド映画「パッドマン」を見た。2001年頃の実話を元にしており、モデルとなったアルナーチャラム・ムルガナンダム氏はインド政府から勲章を授与されている。 ※ネタバレを含みます。 かつての日本がそうであったように、インドで生理は「穢れ」とされ、生理期間中は別の小屋や檻に隔離されるそう。 しかも海外から輸入される生理用品は高額なので、不潔な布などを巻いている始末。これが原因で感染症や不妊(最悪の場合は死亡)になってしまう可能性があり、現

          映画「パッドマン 5億人の女性を救った男」

          ラーメンイエロー 御徒町店

          新潟では割と有名なインスパイア系が都内に出店している。その名は「ラーメンイエロー」。並300gは850円という価格設定でやや高め。無料トッピングのニンニクアブラをお願いすると黄色い器に盛られた小宇宙が着丼。 アブラは甘辛く味付けられており、ブタは分厚く柔らかい。非乳化スープにストレート気味極太麺がぶち込まれている。ほろっとしたほぐし豚も気が利いている。再現性が高く、インスパイア系の中で高評価なのも頷ける。

          ラーメンイエロー 御徒町店

          映画「蜘蛛の巣を払う女」

          「ドラゴン・タトゥーの女」から8年、ハリウッド制作された続編「蜘蛛の巣を払う女」を観た。元々はスウェーデン作家 故スティーグ・ラーソンのベストセラーを原作としており、続編は執筆を引き継いだダヴィド・ラーゲルクランツ作品を元にしている。非常にややこしいので、以下のようにまとめてみた。 前作の監督だったデヴィッド・フィンチャーは製作総指揮にまわり、監督や出演者は総刷新。凍てついた世界観は引き継がれているものの、前作の複雑なサイコスリラー色は後退し、今回はアクション要素が強い。

          映画「蜘蛛の巣を払う女」