シャネルの5番
なんだかずっと憧れていた、シャネルの5番。
それはいつか、ココ・シャネルの生き方についての文章を読んで染みついていた想いだった気がする。あとマリリン モンローがつけてたことでも有名ですよね。
とにかく私にとっては、「シャネルの5番=かっこいい女性」のイメージ。
でも自分には似合わないだろうなと思って、別に買おうともしないでいた。
それが今年の誕生日、変わる時が来た。
「誕生日プレゼント、何がいい?」旦那にそう聞かれて、少し考えて、出てきたのが「シャネルの5番」だった。
正直、旦那に伝える時に自分っぽくないプレゼントのお願いだな、と思った。それも素直に言った笑。旦那も少し驚いたふうで、でもちょっと嬉しそうにいいよと言ってくれた。
そして買ってもらう段になり、旦那がサイトを調べてくれた時に驚いた。シャネルの5番にも色々種類があるらしい。1種類じゃないんだ!というのが率直に言って驚きだった。(常識だったらスミマセン)
香水など人生で一度も買ったことがなく、出てくる用語を旦那と一緒に調べながら、シャネル N°5 ローのオードゥ トワレット(ヴァポリザター)が良さそう、ということに落ち着く。なおローは水、という意味らしい。旦那は商品名の単語単語についても、キッチリ意味を調べて、ちゃんと説明を読んでから買おうとしていて、関心するとともに、細かいな〜と呆れたりなどした。(私はなんとなく良さそうだったら、それで決めちゃうタイプ。笑)
なお、コロナ禍というのもあり、店舗に行って買う選択肢が我が家にはなく、どんな香りかは説明文から想像して、あとは来てからのお楽しみという、なんともギャンブラー的な購入の仕方。
(店舗で試して買う方が正統だと思います。)
そして旦那が購入してくれて、あとは届くのを待つだけとなった。
数日後。届いたのは、端正な白い箱に入った、シャネルの5番。箱がまず美しい。CHANELの文字を最大限に引き立てるミニマムデザイン。これは多分Appleに通じるところがある。
いよいよ開けて、使ってみようとした時、あまりに慣れてなくて「あれ、これどうやって使うの?」と旦那に聞く始末。キャップを開けてあとはシュッとすればいいだけでした。笑
でもこれがですね、つけてみたらとんでもなくいい香り。
うまく説明できないので、細かいところはシャネルの美容部員の方にお聞きいただくとして…笑
なんか3段階に分けていい匂いがします。つけた瞬間、直後、あとはつけてしばらく経った時にフワッと香る香り。甘すぎず、かといって強すぎず、「あぁ上品ないい匂いがする」という感じ。そしてこれは思わぬ収穫だったのですが、いい匂いを身に纏っているというだけで、なんだか一日気分が良いのです。
それからは朝、身支度をしてから仕事始めにちょっとつけるのが習慣になってます。だっていい匂いなんだもん。つけてるだけで幸せってすごい。
私がシャネルの5番に抱いていたイメージと、自分が釣り合う釣り合わないは別として、こうして一つ素敵な買い物経験ができて、幸せを感じられることがまさに幸せ。今回は特に、「旦那に買ってもらう」ことにしたおかげで、試すハードルが下がった気がします。ありがとう旦那。
今これを読んで下さっている皆さんにも、私にとってのシャネルの5番みたいなものがあるかもしれません。もし試すのを躊躇っていたら、少し他人の力も借りて、ぜひチャレンジしてみては?
サポートいただけたら嬉しいです! いただいたものは今後の執筆のために使わせていただきます!