見出し画像

 【台湾レポ】DJ SASA、初めての海外遠征

先週末はお世話になっている先輩方にツアー(11/24,25@FRANK Taipei)を組んで頂き、僕がレジデントを努めさせて頂いているVOYAGER STAND SHIBUYAを代表して台湾に行ってきました!
人生初の海外でDJとなるはずでしたが、、、、、

今回は台湾レポをツラツラと書いていこうと思います。
サラッと書こうと思っていたんですが、筆が止まらず気づけば5000文字を超える内容に。。文筆家の性(さが)ですね。。

おっと、ここいらで是非イイネをお願いします。

飛行機〜空港

海外に行ったのは、4年ぶりでした。
僕は忘れていました。海外渡航の最大の試練を。。

それは飛行機です。
前回海外(バリ)行った時もそうだったんですが、飛行機で長時間ジッとしているのが、とにかくツラい。

前日現場があり、現場終わりで朝からそのまま台湾に向かう形だったので、飛行機で寝れるかなと思ってたんですが、全然寝付けません。

周りの音(隣の隣で赤ちゃん元気よく泣いていらっしゃいました)、姿勢のツラさ、日差し、前のおっさんの挙動などなど色々と気になってしまい寝入る事が出来ず、本や映画を用意したりもしていたんですが、それにも全然集中出来ず。。

3時間くらいずっとその状態が続き拷問のような時間が続きました。

次、飛行機に乗る時は耳栓、アイマスク、ネックピロー、クッションなどなどしっかり用意して挑もうと思います。

これって前回海外に行った時も感じた事だったんですが、見事に忘れてしまっていました。
人間ってツラいことは時間が経てば忘れられる生き物なんですよね。

あとペンも絶対持っていった方が良いですね。
着陸直前に客室乗務員さんが出入国カードというのを配るのですが、ペンがなければ書けません。
借りる事も出来ると思いますが、なんか照れて出来ませんでした。
(隣の席の女性が割とタイプでした)
これを機内で書かないと空港で書く事になるので、さらに時間が取られます。

さて、いよいよ台北の空港に到着。

まずはスマホの設定を変えて電波を確保。

僕はdocomoの格安新プラン「ahamo」を使用してるのですが、なんとこのahamo、海外で20GBまでは申し込み無しでそのまま使えるのです。(設定を変えるだけ)
普段の使用量もかなり安いのでオススメです。(ahamoの回し者ではありません)

空港はすごい人だかりで、出国手続きが終えるまでかなり時間がかかりました。

あともう少しで僕の番だ!と思って待っていたら、
僕の目の前の欧米人が入国審査官に詰められてて、パスポートに特殊なライトを当てて調べられたり、何度も質問攻めにあってました。
普通に並んでる時はクールなバックパッカーってイメージでしたが、その審査の様子を見て、一気に怪しく見えてしまいました。人の印象って些細な事で一気に変わってるもんですね。
その欧米人も私も、無事審査を終えて、ついにシャバへ。

お、出待ちのファンがいっぱいいるぞと思ったんですが、残念ながら気のせいでした。

電車に揺られて

関係者の方々とは夜のディナー(鼎泰豊 台北101店)で合流する予定だったので、1時間半ほど電車を乗り継いで台北101方面へ。
外国で一人で電車ってなかなかキョドりそうだなと思ったんですが、台北の地下を走っている地下鉄=MRTは東京メトロに似ているイメージで、東京に住むシティーボーイの僕にとってはイージーでした。

MRTの切符はコインなんですね。

空港でも思ったのですが、電車の中や駅の中でやたらYEEZY BOOST(イージーブースト)を履いてる人が多い印象でした。厳密に言うとイージーブースト風です。(真偽は定かではありません)
あとそれを履いている人は大抵バレンシアガ風のパーカーやスウェットを着ていて恥ずかしげもなくパチモンを着る人が多いんだなと思いました。
ファッションに関しては日本のちょっと前に流行ったものが今台湾で来ているのかなって印象でした。
あ、そういえばDJ LOGANさんもネットで買ったパチモンイージーブーストを色が変わるまで愛用してましたよね。まあ それはそれとして。

電車を乗り継いでやっと台北101につきました。
あとで気づいた事なんですが、台湾はタクシーが異常に安いです。
(先輩に言わせると日本のタクシーが異常に高いようです)
30分くらい乗って日本だったら、4000円くらいいっちゃうなって距離でも1000円ちょいで済んだりします。ただ日本と比べるとかなり運転が荒いのでちょっとドキドキします。

桃園空港から台湾No.1の歓楽街の台北101エリア(信義區)に向かうなら、空港から台北駅まで電車(1時間くらい)→台北駅から101エリアまでタクシー(20分くらい)がオススメです。

台北101エリア(信義区)

さー 101の近くに到着しました。

台湾のシンボルともいえる台北101

で、で、でかい。。。。
スカイツリーが出来るまではアジアで一番高いビルだったみたいです。
ニューヨーク・タイムズ紙に「世界の10大レストラン」の一つに選ばれた台湾を代表するお店、鼎泰豊(ディンタイフォン)もこのビルにあります。(本店は別の所)
この日のディナー会もここの予定でした。

集合時間までまだ余裕があったので、近くのホテルでチェックインを済ませます。

僕が泊まったのは、ネットで調べて一番安かった宿。なんと二日で1万円ちょいでした。

どうせ朝まで飲んで、昼には出かけると思ったので、宿は寝れるだけでOK。部屋はこんな感じ。
ベットと机しかありません。シャワーとトイレは共同。うん、全然OK。

さて、ちょっとゆっくりして、ディナー会場・ 鼎泰豊へ。
先輩方と合流してお店に入ろうとすると大行列ができていて、とても入れなそうな雰囲気。

今回色々お世話して頂いた台湾のDJのLUCKYさんが他のオススメのお店を教えてくれて、急遽別の小籠包屋へ移動。

向かったのは杭州小籠湯包 (民生東路店)。

さて、いよいよ本場の小籠包とご対面です。

う、う、う、うまい。。。。
その他の料理もどれも美味しかったです。
楽しく食事をしているとDJ LUCKYさんから悲しいお知らせが。。

「雨だから今日のイベントは中止です」

なぬぬぬぬぬぬぬ!!!!

そう、私が回させて頂く予定だったDJバー、FRANK Taipeiは開放的なテラスが売りのお店。


屋根のない開放的過ぎる作りのため、雨が降ると営業が1発で終了してしまうのです。
(屋内のフロアもありますが、現在改装中。12月末頃にお披露目みたいです)

大丈夫、明日は晴れる。天気予報も晴れを示してる。
うん、絶対晴れる。うん、絶対に。

台湾ビールとともにその事実を飲み込み、気持ちを切り替えてこの日は先輩方と色々なナイトスポットを視察することに。

ナイトスポット視察

101エリアに戻って沢山のお店に連れていってもらいました。

台北のほとんどのナイトクラブやナイトスポットはこの101の付近(信義区)に密集してるようで街は人で溢れ返っていました。

連れて行ってもらったお店はこちら。

・MQ
オシャレな音楽を聴きながら、テーブル席に座ってお酒を嗜むMUSIC BAR。雰囲気グッドでデートに使えますね。



・Sleep No More

若い子でワイワイ賑わってるDJバー。内装とか映像とかカワイイ感じでした。カワイイ女の子も多かったです。
曲はK-POPが8割くらいで、K-POPで女の子達が大合唱してました。

DJブースがお客さんも使う長テーブルにあるのが良いなって思いました。



・Fake Sobe
Sleep No Moreの正面のDJバー?(多分DJいました)。人が多過ぎて入れなかったんですが、すごい賑わいようでした。
よく見るとみんな缶チューハイや缶ビールを持っていて、聞く所によると近くのファミマで買ったやつを路上飲みしてるみたいです。
渋谷の若い子たちと考えることは似てますね


・DD
暗い&スモークガンガン&超アゲアゲEDMでカオスな空間でした。


・ UNDER LINK
新しく出来たクラブみたいです。広い店内、黒&赤を基調としたデザインが特徴的。EDMがガンガンかかってました。


・ONE RULE Taipei
内装&演出(照明など)ともにカッコいいお店でした。HIPHOPがかかってました。


BARCODE Taipei
回ったクラブの中で一番、インターナショナルな雰囲気でした。クールなオシャレ空間&パーティー感が最高。
選曲もインターナショナルな感じで世界的なヒット曲がジャンル問わずバンバンかかって、お客さんがそれに呼応して大合唱してました。


・Belle's
セクシーでドキドキしちゃうお店でした。




台湾は空前の韓流ブームが来ているらしく、若い台湾人が集まる所はとにかく韓国の曲で盛り上がってるイメージでした。
DJバーではK-POP、EDM中心のナイトクラブはコリクラで超盛り上がっていましたね。
日本と違うなって一番思ったのは台湾の人たちは好きな曲がかかったらみんな踊りながら大合唱して盛り上がってた事です。
日本の若いギャルは好きな曲がかかったら最前列にいってDJを動画で撮り続ける方が多いですよね。台湾では動画撮り続ける人などいませんでした。
まあ、楽しみ方は人それぞれなので、それはそれとして。

インターナショナルな選曲でやっているお店は日本のDJ達が海外のお客様向けに流しているラインとさほど変わりませんでした。
そういった意味では「俺たちがやってきた事は間違ってないんだ」と多少自信に繋がりました。
でもみんな好きな曲がかかったら大合唱するので、パーティー感は日本よりあった気がします。

さて、一通りナイトスポットを回った後に、台湾の人たちが夜遊びの締めに行く定番スポット・ 福德涼麵に連れていってもらいました。
渋谷でいったら俺塩的なスポットでしょうか。

台湾の定番料理の一つである涼麵が食べられる24時間営業の人気店行ったのは真夜中でしたが行列が出来ていましたね。
涼麵
は大盛りで250円くらい。や、や、安い。
円安の影響で都心部はほとんど物価が変わらない状態になっていますが、ちょっと郊外だったり、ローカルなお店に入るとまだまだめちゃめちゃ安いです。
味は独特。先輩方は美味しいっていってましたよ。
お腹を満たして1日目は終了。

2日目、レッツ観光

昼前に起きて軽く作業をして、大先輩とランチへ。
1日目の夜に行けなかった鼎泰豊に連れてってもらいました。

お昼でも大人気でなんと70分待ち。
街をブラブラしてたらあっという間に時間になりました。
ついに待望の鼎泰豊の小龍包。う、う、うめえええ。

お昼からビールも頂いちゃいました。
REWさんご馳走さまでしたm(__)m
賞味期限が18日のこの生ビール。
これがめちゃ美味いんです。

SHUZOさん被ってすみません

鼎泰豊の絶品料理を味わったあとに、有名なお茶屋さんに行ったり、マッサージに行ったり、街をブラブラしたり、台湾を満喫しました。

は〜 海外って楽しい。。。。

林茂森茶行(お茶屋さん)。みんなここでお土産を買っていましたが、
僕は上げる人がいないので遠慮しました。

さて小腹が空いてきたので、台湾の老舗乾麺店・老麵店
もちろん、看板メニューの乾麺を頂きました。
う、う、うめーーーーーーーーーーーーーー
日本人も大好きな味だと思います。大盛りで350円くらいでした。最高。

1元=4.7円くらい

お腹も満たされた所で一旦ホテルに戻り休憩。
夜は夜市へ。
屋台だけじゃなくて、服屋(多分パチモン)、雑貨屋、レトロなゲーセンなど色々なお店があり、ブラブラ回るだけでも楽しかったです。

夜市のメイン通りから1本入った所にある魯肉飯屋へ行きました。
僕ね〜 魯肉飯が大好きなんですよ。
フラっと入ったお店だったんですが、めちゃめちゃ美味しかったです。
もう1杯くらい頂きたいくらいでした。

めちゃめちゃうまかった
ビーフンとカメラマン・ノイさん

いよいよDJ本番。のはずだったんだけど…

さて、夜市も満喫した所でDJ現場のFRANKへ。
営業前にサウンドチェックを済まして準備万端。
記念にパシャリ。
101や夜景を眺められる最高なロケーションのお店です。
うん?なんだか雲が出てきたな

大変お世話になったLUCKYさんとSHUZOさん

いざ、オープン。
トップバッターは地元の若いDJが務めていて私の出番はその次でした。
むむ?なんだか雲行きがさらに怪しい気がしてきましたが、絶対に気のせいです。

オープンから続々とお客様が入ってきて、すぐにワイワイする雰囲気が出てきました。流石人気店。選曲はノリの良いハウス中心でした。

あー 景色が良いルーフトップでお酒飲んで、音楽聞いて最高に気持ちいい〜。
お空もキレイだし、、、、、
あれ、なんかさっきより雲が増えてないか・・・・?
いや、気のせいだ。うん、気のせい。

お客様のテンションがいい感じに上がっていって、DJが山場を作りにいくように鉄板のパーティーチューン、Nicki Minaj - Starshipsを投下。
おー 盛り上がってる〜 いいね〜〜
俺もブチ上げちゃおうかな〜 

"ポタ"


「ん??」


"ポタ、ポタ、ポタ"


「あれれ」


"ポタ、ポタ、ポタ、ポタ、ポタ、ポタ、ポタ"


「ウソだ、絶対ウソだ、台湾まで来てDJ無しはエグいぞ」


"ポタポタポタポタポタポタポタポタポタポタポタポタポタポタポタポタポタポタポタポタポタポタポタポタポタポタポタポタポタポタポタポタポタ"


「きゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」


急いでスタッフさんが機材にカバーをかけて、DJは一旦中止。
楽しんでいたお客さんも一斉に店を出る。


「大丈夫、止まない雨はない」。そう信じてバックヤードで待機。


"ザーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!"


スタッフさん達もバックヤード入ってきて、何やら着替えたり身支度をしている様でした。

「え、帰っちゃうの……??」

いやいや、あの人たちは早番だ。うん、これから遅番の人達と交代だよね!!

しばらくするとDJ LUCKYさんが神妙な面持ちで現れ僕にこう告げました。


「今日も中止です」


ちーーーーーーーん。
こればかりはどうしようもありません。

もうネタにしていきます。
これまで100日以上続いたDJの連勤記録も雨によってストップ。
強靭な体力を持つ僕でも天気には敵いません。

結局この日も先輩方に色々連れて行って頂き、次の日朝の飛行機で日本に帰ってきました。
空港で一人で飲んだ台湾ビールの味が染みました。

日本に帰ってきて、「ただ遊びに行っただけじゃねえか」なんてお耳が痛いお言葉も頂戴しましたが、海外に行き、海外のナイトシーンを生で感じて、DJとして感化されたものが沢山ありました。
それを今後の活動に生かしていきたいと思います。


チッキショーーーーーーーーーーー



以上になります。
この記事でちょっとでも暇つぶしになった方や、ドンマイ笹川って思ってくれた方は投げ銭("記事を購入"をポチッとお願いします)などして頂けたら日々の執筆の励みになります。

ここから先は

0字

¥ 300

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?