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薬入りのお菓子

第二章 順子、総集編(1)第二章 順子、総集編(2)で、ヤンキーと半グレが、注射器で覚醒剤をお菓子のグミやエナジードリンクに注入して、女子高生(三年生で18才の『合法JK』)をヤク中にして、売春をさせるという話を書きましたが、実際に、そういう薬入りのお菓子などの輸入が増えている、というニュースが有りましたので紹介します。

大学生などのアンケートでは、クスリは簡単に入手できる、と思っている学生が四割以上いた、というアンケート結果もあります。このニュースでは「合法国にネット注文」で薬入りのお菓子などがオーダーできてしまうので、恐ろしいことです。税関もいちいちお菓子などの成分分析はできないでしょう。これでは、学生や主婦にますますクスリが蔓延してしまいます。それも暴力組織などを介さず、個人で入手できるのですから、ハードルがますます下がったことになります。

困った問題です。

大麻に走る10代20代急増 密輸手口はお菓子への加工

 全国各地の税関で、大麻密輸事件の摘発が相次いでいる。昨年の摘発件数は241件と過去10年で最多を記録。大麻草をクッキーやスナック菓子といった食料品に加工して持ち込むケースも増えているという。「千変万化」した大麻は主に若者の間で急速に広がっており、専門家が警鐘を鳴らしている。(土屋宏剛)

見た目はハチミツ

密輸手口はお菓子への加工

 1本のペットボトルに入った黄金色の液体。見た目はハチミツだが、実際は大麻成分を含む「大麻リキッド」だ。関西国際空港の空港島内にある大阪税関大阪外郵出張所で、今年6月に見つかった。連絡を受けて大阪府警も捜査に乗り出し、大麻取締法違反容疑で大阪市内に住む20代の男2人を逮捕した。
 荷物や衣服に大麻草を隠し持った場合、空港内のX線検査や探知犬に発見されるリスクがある。大阪税関によると、近年はクッキーやケーキ、バター、グミといった食料品に大麻成分を忍ばせるなど、密輸手口が巧妙化しているという。
 大阪税関の中橋宏継税関広報広聴室長は「普通の食料品と見分けがつかないものもある。大麻関連製品の発見には、職人のような経験や鋭い観察眼が求められる」と説明する。

若年層に急速浸透

 財務省によると、全国の税関が昨年摘発した大麻の密輸件数は、過去10年で最多の241件(計78キロ)。内訳を見ると、液体や食料品などに加工して密輸されたケースが131件で、植物の状態で持ち込まれたのは110件だった。
 11月に公表された令和2年版犯罪白書によると、昨年の薬物犯罪全体の摘発者数は約1万3800人で、前年に比べ3・2%減。ただ、大麻に限ると前年比21・5%増の4570人に上った。このうち20代は同28・2%増の1950人、20歳未満の未成年は同42%増の609人で、大麻が若者の間で急速に浸透している実態がうかがえる。

合法国にネット注文

 違法薬物をめぐっては、米国の一部の州やウルグアイ、カナダなどで嗜好(しこう)目的での大麻使用が合法とされている。昭和大薬学部の沼沢聡教授(毒物学)は、こうした国の存在が国内での大麻汚染拡大を助長しているとの見方を示す。
 カナダが合法化に踏み切ったのは2018年。英BBC放送の当時の報道などによると、医療と娯楽目的を合わせ、17年の1年間で大麻に費やされた額は推定57億カナダドル(約4900億円)、使用者1人当たりでも1200カナダドル(約10万3千円)に上る。闇市場で大麻が売買される現状を鑑み、「犯罪者が闇市場から利益を得る現状を改善する」ことが合法化の理由の一つだった。
 日本国内からでも、こうした国の事業者へのネット注文は可能だ。「危険性が低い」と宣伝されることも多く、沼沢教授は「海外への憧れが購入につながっている」と分析する。
 さらに、今年は新型コロナウイルスの感染が世界的に拡大し、多くの人が不安にさいなまれた。沼沢教授は「不安定な気持ちが、大麻や薬物の摂取を後押しすることは多い。経験するとやめるのは難しく、絶対に手を出してはならない」と訴えている。


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