見出し画像

8月のコラム「カット野菜のはなし」

お味噌は大豆と麹と塩でできますが、食品表示を見ると、それ以外の材料が含まれていたりするのを見かけませんか。

このように、食品添加物が使われているのは加工食品に多いですが、実はカット野菜にも殺菌料やpH調整剤などが含まれているのはご存知でしょうか。

日本の食品添加物は世界と同じ使用基準ではありませんので、それを比較して日本が添加物大国と断定するのは難しいところではあります。しかし食品表示を見ると日本でも実にさまざまなものが使われていることがわかります。

現在の食品表示法では、原材料表示の部分にスラッシュが入るようになり、
「 / 」より前は原材料、あとは添加物を意味します。

保存料の代表格でいうと、「ソルビン酸」というものがありますが、これはソーセージ、ハム、ベーコン、かまぼこ、総菜などの加工食品によく使われています。

これは流通をさせる上で、腐りにくくしてくれる一方、過剰に摂取し続けると腸内細菌の繁殖も抑えてしまい腸内のバランスをを乱す可能性があるという側面も。

腸内細菌は消化吸収という役割を担っていて、健康な体に必要なビタミンやミネラルを合成しています。ですから、腸内環境を整えてくれる発酵食品や生鮮野菜を摂ることを心がけたいものです。

先述のカット野菜ですが、よく見るようになった背景には、厚生労働省が1日あたりの野菜の摂取量の目標を掲げた呼びかけがあったためです。

また、近頃では単身や共働き世代が生鮮野菜を敬遠する傾向にあり、より手軽に食べられるものとしてカット野菜や加工野菜の需要が増えているのが現状です。

洗浄不要のサラダなどの加工野菜の場合、加工工場で洗浄・殺菌のために使われている添加物に表示義務はありませんので、どの商品に使われているのかがわかりにくい状態です。

例えば、食中毒を予防としてカット野菜の処理に使われる「次亜塩素酸ナトリウム」。国から食品添加物として安全性も認められていますが、殺菌目的以外にも漂白剤として使われている側面もあり、ビタミンなどの栄養損失を招いているということにもなっています。

忙しい現代人にとっては手作りばかりは難しく、利便性を享受できることや添加物の全てが「悪」とは言い切れませんが、極力自然な形で食べて体への負担を減らしたいですね。

暑さが厳しい時期でもありますので、さっぱりと美味しくいただけるサラダのレシピを掲載しますので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

一食置き換えダイエットにもオススメ!な
CHOPPED SALAD(チョップドサラダ)の美腸レシピは
こちらからお読みいただけます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?