champagne


今回は私の大好きなchampagneについて。銀座でホステスするにあたって売り上げを作る上でchampagneとwineは欠かせません。私自身、wineもchampagneも大好きなのですが今回はchampagneの歴史に触れていきます。初心者でも分かりやすくまとめてみましたので良かったら最後までみてください。

champagneの歴史

古代ローマ人により、シャンパーニュ地方にブドウ栽培がもたらされたのは4世紀頃と考えられています。

発泡性ワインのシャンパーニューは、偶然的に英国で誕生したと考えらています。
シャンパーニュ地方では寒さのために酵母が途中で活動を辞め、発酵が中断される事が良くあります。そのような状態のワインが樽詰めのまま英国に渡り、ガラス瓶とコルク栓の普及していた英国で瓶詰された。春が来て暖かくなると酵母が活動を再開。再発酵によって生じた炭酸ガスは逃げ場を失い、ワインの中に封じ込められる。こうして泡立つワイン、シャンパーニュが誕生しました。

発泡性ワイン=スパークリングワイン
非発泡性ワイン=スティルワイン

1728年、フランス国王ルイ15世はガラス瓶に詰められたワインの流通を初めて許可し1729年に最初のメゾンであるルイナールがランスに創設されて以降、発泡性のchampagneが商業化されました。


シャンパーニュの気候風土

○栽培面積 約3.3ha(約99.8%がA.O.Cワインの栽培地)
○気候 大陸性気候(海洋性気候が混じり合う事も)
○県名 Marne(マルヌ、栽培面積70%)Aube(オーブ、約20%)
○土壌 【Marne県】ブドウ畑の多くは白亜

『A.O.Cとは?(=アペラシオン・ドリジーヌ・コントロレ)』
「A.O.C.」を名乗るためには、様々な品質規格基準(産地、品種、収穫量、熟成法、試飲検査、など)をクリアする必要があります。
基準を満たさなければ、「A.O.C.」で規制されている名称で製品を造ったり、販売することは禁じられています。
これら条件のおかげで、記載がなくても、ワインの産地や品種などを判断できるのです。

シャンパーニュ地方はフランスのブドウ栽培地としてほぽ北限に位置し、年間平均気温は11度の冷涼な気候を持ちます。日照時間は平均1680時間と少なく、年間降水量は平均700mm。

ブドウ品種特徴

[白ブドウ]
シャルドネ(Chardonnay)

主にコート・デ・ブラン地区やコート・ド・セザンヌ地区で栽培されます。
主要3品種の中では栽培面積が1番小さく、シャンパーニュ地方全体の28%にとどまります。

[黒ブドウ]
ピノ・ノワール(Pinot Noir)

主にモンターニュ・ド・ランス地区とコート・デ・バール地区で栽培されます。
主要3品種の中では栽培面積が一番大きく、シャンパーニュ地方全体の39%を占めいています。シャンパーニュにボディと骨格をもたらします。

ムニエ(Meunier)

発芽が遅いため遅霧の被害に遭いにくく、主にヴァレ・ド・ラ・マヌル地区で栽培されています。栽培面積の占有率は33%シャンパーニュにフルーティさとしなやかさを与えます。

そのほか、アルバンヌ、プティ・メリエ、ピノ・ブラン、ピノ・グリ、フロマントー
の4品種も、A.O.C.シャンパーニュの醸造に認められている。その栽培面積はすべて合わせても全体の1%に満たない。

なお、2022年11月30日の政令により、気候変動に対する適応品種としてVoltis (ヴォルティス)が認められた。ヴィラリスとの交配品種でベト病、ウドン粉病への耐性が強い。

地区と格付け

モンターニュ・ド・ランス地区
フランス語でランスの山の意。ランスとエペルネの間に位置する、森におおわれた小高い丘。この丘の北から東を回って南まで、取り込むようにぶどう畑が広がっています。

Pinot Noirの栽培が盛んで、マイイ・シャンパーニュ、ヴェルズネイ、ヴェルジ、などの北向のグランクリュからはエレガントで引き締まった味わいのPinot Noir。

アンボネやブージなど南向きのグランクリュからは力強くbodyのしっかりしたPinot Noirが生み出されます。

ヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区
フランス語でマルヌ谷の意。Marne河の両岸に広がる栽培地区で、その名の通り谷のため遅霧のリスクが高く遅霜に強いMeunier (ムニエ)が主に栽培される。南向き面となる北岸のほうが条件的に恵まれている。

・非発泡性ワインの時代から銘醸地として誉れ高いGrand CruのAy(アイ)やDom Perignon (ドン・ペリニョン)が過ごしたHautvillers (オーヴィレール)はPinot Noirの比率が高い

コート・デ・ブラン地区
・フランス語で“白い丘”の意。Epernayの南に連なる丘陵地の東向きまたは南東向きの斜面。その名の通り、ほぼ白ブドウであるChardonnay (シャルドネ)で占められている。

・特に、Grand CruのLe Mesnil-sur-Oger (ル・メニル・シュル・オジェ)のChardonnayは厳格なスタイルで、長期熟成向きのワインに仕上がる。南部のPremier CruのVertus (ヴェルテュ)には粘土質土壌が見られ、10%近くをPinot Noirが占めている


コート・デ・バール地区
・Champagne地方南部のAube(オーブ)県に位置する栽培地区。かつてはChampagneの境界外とされていたが、1927年にChampagne地方の一部として正式に認められた。

・現在はPinot Noirの供給地として、大手メゾンには欠かせない存在。
・白亜質のMontagne de Reimsとは異なり、土壌はKimmeridgien (キンメリッジアン)の泥灰岩土壌で果実味のフレッシュなPinot Noirが生産されている。

シャンパーニュ主要3地区(=モンターニュ・ド・ランス、ヴァレ・ド・ラ・マヌル、コード・デ・ブラン)

最後に

この記事だけでは治らないくらい、wineやchampagneは本当に奥が本当に深いです。
仕事がら沢山の美味しいwineやchampagneを飲ませて頂きます。イベントやお祝いにchampagneやwineは欠かせません。

その中でも私が一番好きなchampagneはローラン・ペリエさんのアレクサンドラロゼが一番大好きです。

作り手のベルナール ドゥ ノナンクールさんは長女アレクサンドラの結婚を機に彼女の名を冠する「プレステージ ロゼ シャンパン1982」を、結婚式のまさにその場で発表したそうです。娘の名前が入ったchampagneをお父様が作るなんて本当に素敵だなと思います。

味はもちろん、アレクサンドラロゼが出来上がった経緯も含めて好きになりました。
最後まで見て頂きありがとうございます。次回はwineについても深掘ります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?