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特養に勤務しているときに、介護クラフトユニオンに労働相談をしたら「社福だしまだマシ」と…

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特養に勤務しているときに、介護クラフトユニオンに労働相談をしたら「社福だしまだマシ」と言われ、自分で調べるうちに「社会保険労務士」という資格を知り、ケアマネを9カ月で頓挫した後、社労士に。社労士法人や役所に勤務した後、開業社労士兼産後ママを対象とした家事代行サービスをやってます。

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  • 社労士みょうみょうのBLOG

  • どすこい。

    ポエムです。

  • 小説「カイゴはツライ?」

    職安の職業訓練で介護ヘルパー1級を取得し、老人ホームで働き始めたユリの介護体験記録である。ユニット型の特養から従来型の特養への異動、ホームヘルパー兼ケアマネジャーへの転職。保険者からの制裁を機に、新たな資格を経て介護業界を後にするが、思わぬ形で介護業界に携わることとなったユリの、介護にまつわる忘れがたき事件の数々を書き留めている。

最近の記事

勝手に自立するちょうと親の脛齧りの人間

昨年の秋の終わりに害虫駆除でびんに放り込んでおいた青虫が勝手にサナギになって、この春サナギから勝手に孵化して次々と飛びたっていっている。 ブロッコリーやカリフラワー、キャベツを食い荒らして腹は立ったが、それらも取ったら取ったで、そこから新しく芽を出して花まで咲かせている。 なんか人間との違いに彼我の思いである。 成人とは名ばかりで、高校を卒業した途端進学か就職か知らないが車を購入し、今まで通り親元からその車に乗ってどこぞに出かけてゆく。狭い庭や通りは子どもと親の数だけ車が増え

    • 静岡県職員の仕事を貶めてしまった静岡県知事

      め静岡県知事の新職員に対する訓示だか訓辞だかが問題になっている。 元々問題発言の多い人で、次に不適切発言があれぱ辞職すると言っていたそうなので辞職は予定通りなのだろうが… 不適切とされたのは、物を売ったり、家畜の世話をする人を蔑んだとされる「職業差別」ともとれる 発言なのだが、職業差別ともとれるなどとぼやかしているが、職業差別そのものではないか。だが、職業に限らず差別する心というのは誰にでもあるもので、静岡県知事の場合、職業・職種に対する差別の心があり、それが発言として口から

      • セクシー田中さん事件における第三者の攻撃性の要因

        ドラマ「セクシー田中さん」の原作者とテレビ局とのあいだになにかトラブルがあったらしいことは耳にしていたが、詳しいことは全く知らなかった。 たまたまいつもくるDMのなかの200文字足らずのコメントに、「圧倒的な一般人の匿名攻撃。やってる人には自覚はないのだろうが、小さな繰り返しの怖さを感じた」とあったのでインターネットで調べてみた。 問題となっているのはやはり一般人によるSNSでの脚本家やテレビ局関係者への強い言葉による攻撃であった。いくつかの言葉から「誹謗中傷」というのも間違

        • スマートな能登からの撤退?

          今朝いつものように書きものをしながらラジオでNHKニュースを聞いていたら、能登撤退という言葉が耳に入った。なんだろうと思い注意して聞いていると、人口減少が顕著な過疎地域で起きた震災では復興ばかりではなく撤退ということも視野に入れなければならないという話である。 ツイッターで、住民は能登から撤退することを主張している人がいて、それはショッキングな発言ではあるが、単純な能登撤退ではなく、よりスマートな撤退議論が必要である。震災というと復興が当たり前だが、一律の復興には注意が必要、

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          下の名前を呼ばれるのは役割がなくなったから

          介護保険のケアマネは担当する利用者さんのことを下の名前で呼ぶ。○○子さん、といった具合に。ケアマネに限らず介護現場では、特に在宅ではそうである。ご夫婦そろっていれば名字だとどちらかわからないので下の名前で呼ぶのは自然なことに思うかもしれない。 しかし、私は自分が介護現場にいたころから、ケアマネのときから下の名前を呼ぶことに違和感があった。 日本ではかなり親しい仲でなければ下の名前を呼ぶという習慣がない。いい悪いは別として、役割名を呼ぶのが社会一般の慣習である。奥さん・ご主

          下の名前を呼ばれるのは役割がなくなったから

          似ても似つかないはずの夫と父親が似てきた…

          ここ最近、数年前に74歳で亡くなった父親の姿と現在69歳の夫の姿が重なって見える。 父親が生きていたころには思いもしなかったことである。比較したことさえない。 それなのに。 気が滅入るといってしまえばそれまでだが、もっと複雑な気持ちがある。 高校生ぐらいのころから父親のもの言いがうっとうしいと感じていた。何につけ、決めつけ・断言が多く、明らかに間違った内容や勘違いなのに、したり顔でしゃべるのである。 家族はみな相手にもせず無視していたが、気にする風もなく、勘違いとま

          似ても似つかないはずの夫と父親が似てきた…

          オンライン会議で1時間近く資料を読み続けても誰も止められない。

          ワークライフバランスやダイバーシティといった分野で、いろんな本を書いたり、講演などの活動をしている渥美由木喜(あつみなおき)さんが、テレワークが普及しない理由についてある月刊誌に書いていました。 渥美さんは介護と育児のダブルワーク経験者なので、テレワークのありがたさ、有意義さを十分実感しています。 コロナ感染によって多くの企業がテレワークを取り入れたにもかかわらず、定着せず、政府目標の7割には遠く及ばず、2割程度だとか。 理由として、コミュニケーションが取りづらく作業効

          オンライン会議で1時間近く資料を読み続けても誰も止められない。

          マナーは大事だが気取る必要はない

          私は50歳の今も箸の使い方がいまひとつである。 気をつけているが、上手とは言い難い。 娘にも食事のたびに注意はしているがなかなか直らない。 箸の使い方云々と育ちの良しあしを言われるとツライ。 ある本を読んで少し気持ちがラクになった。 『谷中・幽霊料理人 お江戸の料理作ります!』(相沢泉見)である。 江戸時代終わりに谷中で定食屋をやっていた惣佑(そうすけ)はある日突然殺されてしまって以来、160年も同じ場所に幽霊としてとどまり続けていた。幽霊が見える体質の咲(さき)

          マナーは大事だが気取る必要はない

          友だちとは他人である。肉親同士の「友だち親子」は息苦しい

          ある文芸誌に子どもの自殺について書かれていた。 自殺した子の父親の思いが書かれていて、息子さんとは友達のような関係だったという。 部活動での不適切な指導による指導や、カンニングをした生徒への配慮の欠けた指導などを問題としていた。そこに大きな問題があることは確かで、問題提起は必要である。 暴力と理不尽な要求に希望をなくし、死んでしまう。カンニングがバレて進級できなくなり、死んでしまう。 本人にとっては、生きる価値をなくすほどの重大な出来事である。 しかし。それでも、「

          友だちとは他人である。肉親同士の「友だち親子」は息苦しい

          誘導されて勝手にアマゾンプライム会員になりました!

          なりたくもないのに、アマゾンのプライム会員に勝手になって、慌てて解約したが、1か月間だけ送料無料の特典がつきます。ボードゲームの「おばけキャッチ」をアマゾンで購入した。 アマゾンで商品を注文するときは、プライム会員にならないようにいつも気を付けていたのだが、子どもとワーワー言いながらやっていたら会計のところで送料がかかっておらず、おかしいなと思ったら、プライム会員になっていた。 びっくりして、アマゾンプライム会員・解約方法を検索するとすぐに出てきた。送料なんてどうでもいい

          誘導されて勝手にアマゾンプライム会員になりました!

          子どもの声は騒音です。大人の声が騒音なのと同じことです。

          公園でくらい子どもは自由にあそべばいいんです。 あるワーキングマザーの方のインスタ記事がけっこうな反響でした。 子どもの声がうるさいという苦情がきているため、静かな環境を求めている人のことも考えて、想像力を働かせて、みんなで気持ちよく過ごしましょう(つまり、子どもを騒がせるな、静かにさせろってお願いです)という貼り紙が公園にあったらしく、悲しい、みんなかつては子どもだったのだし、大目に見てほしい、ママたちはかなり気を遣っている、公園でくらい自由に遊ばせてほしい。 このよ

          子どもの声は騒音です。大人の声が騒音なのと同じことです。

          「できるようになる」「見てもらう」は最強のうれしいこと。

          こどもにとって、「できる」こと、「見てもらう」ことが最強のうれしいこと。学童保育の機関紙「日本の学童保育」3月号の裏表紙に、こんな詩が載っていた。 はっぴょうかい いちりん車がすごくたのしかったです。 いちりん車がたのしかった うれしかった。 れんしゅうも めっちゃがんばったよ。 おかあさん。ねえねがきてくれて うれしかったよ この詩の中には、「できてうれしかったこと」おかあさんとねえねえが「みにきてくれてうれしかったこと」、いちりん車のれんしゅうを「めっちゃが

          「できるようになる」「見てもらう」は最強のうれしいこと。

          食べる物で騒ぐのは女だから。映画「大コメ騒動」

          レディースデイにひとりぼっちで(本当に自分一人しか客がいませんでした)映画「大米騒動」を観てきました。 予告編では「富山の漁村の強い女が、暴動で米を持っていかれるのを阻止した!」すごい痛快な映画のような印象を受けますが、本編は複雑な問題を描き出していて、痛快さとは異なる思いを抱きました。 女たちのやりとり、つぶやき、叫び、悲嘆など、どれも心に残る場面ばかりですが、一番印象に残っているシーンは、主人公「いと」の姑が、夫が漁に出で帰ってこなくなり、女手一つで子どもを育てる苦労

          食べる物で騒ぐのは女だから。映画「大コメ騒動」

          私の労働者人生一覧

          小学6年生のとき、新聞配達をしていました。家が貧乏だったのだと思います。なぜなら、小さな弟を除く家族全員、2歳上の姉、父母みなが朝刊を配達していたからです。私は地元紙を50部ほど配っていました。配達先を忘れてしまうという怖い夢をよく見ました。雨の日がいちばんツラかったです。自分の体がどれだけ濡れようが新聞を濡らすわけにはいかないのです。 40年近く経った今でも、明け方の荒天には不安になります。夜じゅう吹き荒れた大雨大嵐が朝方おさまっていると心底ホッとします。 祖父母と同居

          私の労働者人生一覧

          働くって、誰か他の人のためにいっしょうけんめいになるってこと!

          #はたらくってなんだろう 20年以上も前のことです。 ミスタードーナツで早朝アルバイトをしていました。ミスドではアルバイトのことを「はたらきさん」と呼んでいました。 「はたらきさん」の意味は、傍(はた、傍ら、そばにいる人のこと)にいる人をラクにする、だそうです。 なるほど。と思いました。 私は小学6年の新聞配達から始まり、高校生の頃はラーメン屋、ファミレス、製薬工場、カフェやケーキ屋、季節労働などのアルバイトを経験し、高卒後はサービス業を中心に働き、保育士養成校を経

          働くって、誰か他の人のためにいっしょうけんめいになるってこと!

          勤続8年のフルタイム正社員手取約10万円。これチャリティーで助けるのか?

          英国在住のライター、ブレイディみかこが『ブロークン・ブリテンに聞け』のなかで、フードバンクを題材にした絵本を取り上げ、 「むかしは、フードバンクはホームレスや無職でお金を使い果たした人々が利用する場所だった。それが、現代では絵本に出てくる母親のように、多くのワーキングプアが利用する場所になった。働いても三度の食事が満足に食べられない社会。それを「まとも」なこととして受け入れ、ほのぼの絵本にして子どもたちにまで教えてしまったら、「ゆりかごから墓場まで」と呼ばれたことのある国は

          勤続8年のフルタイム正社員手取約10万円。これチャリティーで助けるのか?