どこかの誰かのある一日。インタビューを元に、私ではないひとの日記を書いています。

梅雨の時期に体調が悪くなるようになったのは、10年ほど前からだ。

今年も同じように調子が悪い。毎日なんとなくだるくて、頭と体が重い。今日は朝起きたときから寝汗と頭痛がひどく、仕事を休もうと決めて早々にslackで「休みます」と連絡を入れた。

思えば、子どもの頃から自律神経が過敏だった。ことあるごとに気分が悪くなったり吐いたりして、よく母親に病院へ連れて行かれた。他の子と比べて病院へかかる回数は多かったと思う。今考えると、家でポカリ飲んで寝とくくらいで良かったよな。けど親としては心配だったんだろう。

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朝食にお茶漬けを食べ、妻に子どもの保育園送迎を任せ、風呂へ。Twitterを見ながら長めに湯につかり、のぼせたら浴槽のへりに座り、また湯船につかって…を繰り返す。タイムラインで「東大は昔は9月入学で、4月入学になったのは100年前から」というツイートを見つける。へえ、と思って今日最初のいいねを押す。それから、太陽光発電のパネル設置工事がずさんな業者が多いというツイートを見かける。そういう悪徳業者を成敗するために、全国各地で太陽光パネルを壊して回るヒーローがいる小説とかおもしろそうだよな、と考える。書くか。

Twitterを見ながら1時間以上の長風呂をするようになったのは、今のマンションに住み始めてからだから、ここ1〜2年のことだ。その前は…と考えて、子どもが生まれる前は、毎日妻と二人で風呂に入っていたことを思い出した。

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昼食はフォーを作る。ネットで見たレシピを参考に、鶏、ナンプラー、五香粉だけでスープを作る。シンプルで美味い。

目が疲れたので、「めぐリズム」のアイマスクをして昼寝をする。夢は見なかった。最近はほとんど夢を見ない。そもそも元からあまり夢を見るほうではないけれど。ただ、4月頭、在宅勤務が始まった頃はよく夢を見た。きっと環境の変化でストレスがかかっていたのだろう。起きたあと、リビングのソファで「どうぶつの森」をする。プレイ開始から50日が経った。

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夕飯の買い出し。メニューはチキンスープ、ハンバーグ、ポテトサラダ。体調が悪い日こそ、その時の体に合った料理を自分で作りたくなる。チキンスープは、何年も前から不調の日の定番レシピだ。ポテトサラダは、Twitterのトレンドにあがっているのを見て食べたくなった。ほかの「サラダ」と名が付くものと違って、酒の肴になるから良い。

「ポテトサラダ、コロッケ、ハンバーグは面倒」という意見を見かけたが、正直、ポテトサラダとハンバーグはあまり面倒だとは思わない。ハンバーグは玉ねぎを炒めたりパン粉を牛乳に浸したりせず、ひとつのボウルで材料をそのまま混ぜるだけにしている。つまり、ほどよく手抜きをしているのだ。ちゃんとしたレシピ通り作ったら、それはたしかに面倒そうだ。

家族で夕飯を食べながらNHKを見る。豪雨のニュースがずっと流れている。飛騨の温泉地が孤立しているという。こういうとき、自分がもしその場にいたらどうするべきか。冷静さを保つことが大事なんだろう、という話をした。「こんなとこにはいられねえ、俺は山を下る！」とか言って出て行ったらきっとだめなんだろう。

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この調子はしばらく続きそうだ。今年は梅雨の低気圧に加えて、毎日自宅で過ごしていることが体調不良の原因な気がする。リビングは涼しい、トイレや洗面所は暑い、外はもっと暑い…という具合に、短時間でいろんな気温の場所を行き来するのが体に良くない。あとは、単純に運動不足。運動しよう。