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「ごにゅうえん おめでとう」こども園をつくる仕事をしています。vol.40

2022年4月13日、岡山市妹尾認定こども園の開園式と入園式が行われました。
2019年4月にこども園推進課に異動してからずっと担当してきた案件で、無事開園を迎えられてほっとしています。

今でも覚えている、地元町内会の関係者やPTA役員の保護者の方々との最初の顔合わせと会議。
それまでのやり取りで地域や保護者の皆さんと市の間でボタンのかけ違いがあったようで、なかなか険悪な雰囲気。

あなたたちに対しては不信感しかありませんけど!という空気感で、
「音声を録音しますけどいいですよね?(怒)」
と言われたコトも、カッコ怒り、まで聴こえてきそうなくらいだったことも、もはやいい思い出です。

そんな風になるまで、言わせるまでの関係にしたら負けですわ。

ただ、もう失うものはない状態だったことはむしろ幸いで、工事を担当する公共建築課の全面的なバックアップを受けて話し合いをしていくうちに色んなことの理解をしていただいて、冗談を言い合えるくらいの関係ができました。
「最初の顔合わせの時やばかったですよねー!」「そうそうほんとにー!」
というやり取りをした時、真の安心を手に入れました。

そして地域にも保護者の方々にも本当にたくさんのご協力をしていただき、工事事業者の方々やガードマンのおっちゃんはじめ多くの人たちが、子どもたちの安全と可能な限り遊べる環境の確保を目指してがんばってくれました。

園庭がほぼゼロになる期間がけっこう長期になるはずだったのを、工事事業者のミラクル提案でかなり短期にすることもできました。

園児が園舎で生活しながら工事をすることを「居ながら施工」というそうです。
今回まさにその「居ながら施工」だったので、工事の区画、園児や先生が生活する区画を分け、その区画を移動させながら施工するという、それはまあややこしい工事でした。
平日真っ昼間に職員室でガリガリバリバリみたいなことも。
耐えてくださった先生方にも感謝です。

なんてことを思いながら、新入園児さんがママやパパとやって来てるのを窓から眺めて、じーんとしていました。

そして開園式。
園長先生のあいさつ、新年長の子どもたちの園歌の合唱を聞いてぽろぽろと涙がこぼれ、マスクに吸収されていきました。

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