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最近の読書メモ

読書するならメモは取っておきたい派です。最近ではiPhone標準のメモに落ち着いてきました。今まで様々な試行錯誤をしてきたのでそれを振り返ってみたいと思います。

最初の頃は紙のノートにメモしていました。2010年代は紙のノート(術)がけっこう流行っていました。「モレスキン」あたりが象徴としてその中心にあったような記憶があります。

メモ術やノート術は常に自己啓発的な側面を含んでいると思われます。さらに、紙の持つ呪術性がスピリチュアルな要素を引き寄せているような気がします。

読書→メモ→何かしらの改善→小さな幸福→大きな成功と有意義な人生。ノート術にはこんな感じの期待と展望があります。

紙ノート時代は、佐藤優氏の読書術に影響を受けたりして、覚えておきたい内容を写経のように書き写していた時期もありましま。たいへん過ぎてすぐにやめましたが。

今は使っていませんが、Evernoteに記録をしていた時期もありました。1冊分のメモを1ノートに記録していくというデジタル時代の方法の原点はここにあったのではないでしょうか。

とにかくEvernoteには夢と希望がありました。その一方でEvernoteに様々雑多な生活の書類も保存していたので、読書メモを取り出して再読するアクセシビリティがあまりよくなくていつしか離れてしまいました。

それからScrapboxにいった時代もありました。しばらくは希望を持って使っていました。しかし、カード形式でメモを作成することは発想術としては役立ちそうですが、自分のメモの使い方としてはあまり相性がよくないことが分かりました。

その後、なぜか手書きに戻り京大カードに移行した時期もありました。これは迷走でした。

最近は一時期Notionに記録していましたが、Evernoteと同じような問題があり続きませんでした。整理はキレイにできるけど、使うための面倒さ、不自由さを少し感じました。

最終的には、現在iPhoneの標準メモアプリを使用しています。シンプルで起動が速く、iPadでは手書き入力も可能な点が気に入っています。この方法がいつまで続くかは不明ですが、ツールの変更は避けられない現実として受け入れています。メモは所詮、メモですから、手軽にメモを取る程度で十分です。

思いつきやアイデアの断片については、Scrapboxで管理しています。これにより、アイデアを効率的に整理し、必要な時に素早くアクセスできるようにしています。

読書メモはあくまで手段で、読書にはそれを超えた何か目的みたいなものがあるはずなので、そっちの結果の方に集中していきたいと考えています。

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