APOGEE ONEによるミニマルDTM環境
どうも、音楽家の牛心。こと西岡です。
DTM環境を新しくしたので紹介します。納品までこの環境で完走しちゃいます。
機材一覧
iMac (27inch 2017):
CPU i5 3.8GHz
メモリ 8GB
DAW:
Studio One 3
オーディオインターフェース
APOGEE ONE
モニタースピーカー
YAMAHA MSP5
ヘッドフォン
AKG K240 Studio
DI
Radial JDI
MIDIキーボード
YAMAHA MOTIF7
とってもシンプルです。
基本的に鍵盤を弾いてMIDIで鳴らすスタイルなので、これで十分やっていけてます。YAMAHA MOTIF7はMIDI打ち込みとツマミをアサインするのみで、音源としては滅多に使いません。(1年に1度あるかないか)
ギターの録音はRadial JDI経由なのは、APOGEE ONEがHi-Z入力に対応してないからインピーダンスマッチングのためです。直結でもやれなくはないですがSN比が悪くなっちゃいますからね。RadialのDIは音色も好きなのでお気に入りです。
いくつか変換とか分岐があり、ケーブル接点が増えるのが嫌な人もいるだろうと思いますが、あんまり気にすることはないかなぁと思います。ミキサーをつないだりチャンネルセレクターを使うよりはよっぽどロスは少ないはずですからね。
<オーディオ録音>
オーディオ録音の際はモニタースピーカーのボリュームを絞ります。なんとMSP5は前面にボリュームノブがあるので、すぐミュートできます。
一人で録音する場合は完全に0まで、ボーカリストさんの録音では微妙に一つまみ残すくらいまで絞ります。(どこ歌ってるか分かるように)
ラウドな音楽を作ることが多いのでオケ被りはそれほど気になりません、歌一本アカペラみたいなのを録音したい場合はそもそも家じゃなくてスタジオで録音するので問題ないでしょう。
あとAPOGEE ONE の内蔵マイクは非常に優秀で、仮歌のみならずメインボーカルの本録りしてもいいくらいです。
アコギとかはうちにあるどのマイクよりも美しく録音できます。
<ヘッドフォンとスピーカーが一緒>
このシステムはヘッドフォンアウトを利用してモニターも鳴らします。
分岐(物理)なのでシグナルが同一になります。
よく考えてみるとヘッドフォンアウトのあるオーディオインターフェースはヘッドフォンアンプを介しているはずで、こっちの方がシグナルの純度は高いはずです。
あくまで体感ですが、調整せずとも一聴して「ヘッドフォンとスピーカーが同じ音してる!」と驚くくらいです。なので、これまでヘッドフォンとスピーカーのリファレンスをする時間が随分減りました。
問題点は、ヘッドフォンが物理で繋がっているので、スピーカー側に送られるシグナルのゲインが落ちてしまいます。理屈は割愛。
なので、ヘッドフォンを抜いたらスピーカーがボーン!!と爆音になる可能性があります。まぁそれで破損するほどの音量も出さないので危険ではないですが、一応気にしてます。
<備品と余談>
あんまり特別なものではないですが、アウトプットの分岐はこれ使ってます。
2分配ケーブルもステレオミニXLR変換もあんまり吟味はしてないです(笑)
まだ構築したばっかりなので、今後ケーブル類は検討していきたいです。
最後のXLRフォーン変換はマイク録音しない人には必要ないですね。僕はギター録音は結構するのでRadial JDI はずっとフォーンインプットに挿しっぱなしにしてます。
APOGEE ONE、ぶっちゃけどやねん?と思いながらここに辿り着いた方がいたら、そんなに高価でもなく、音質は安定のAPOGEEだし、プリプロするだけならステレオ録音もいらんし、最高ですよ。
ちなみに僕は外スタジオで録音する時はMacBookAirとAPOGEE JAM を持っていきます。アウトプットはイヤフォンアウトで十分、録音音質も十分です。
こんな感じで変換ケーブルで夢が広がるDTMシステムってのも悪くないでしょ?
なにより部屋が片付いたし、曲作るのが楽しくなったので効果は抜群だ。
牛心。-ushikokoro-
高知在住の音楽家・ギタリスト。主によさこい祭り界隈で音源提供しているプロDTMer。セッション界隈でギタリストとしても活動中。ギター、作編曲、DTMのレッスンも行なっている。
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