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【ギター#4】 ビートルズに所縁のあるギターが集まってきた…Gretch DUO JET

「ワン、ツー、スリー、フォー!」…冒頭、ポールのカウントから始まる「アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア」。ビートルズの記念すべきデビューアルバム「プリーズ・プリーズ・ミー」の最初の曲です。


黒が似合うGretch DUO JET。Gibson Les-Paulのシェイプと酷似する。

この曲でジョージ・ハリスンが使ってたギターが、デュオ・ジェットです。

見た目はギブソンのレス・ポールと酷似していますが、中がちょいと空洞になっているので、軽いです。ビグスビー・トレモロ・ユニットは、グレッチに搭載されたギターが一番似合ってカッコいいですね。ストレートのバー・ブリッジや、ハンプトップと呼ばれる四角いブロックの頭を丸く突き出した指板のインレイ、ピックアップなど、ジョージ仕様に近づけてあります。


中が空洞になってる部分があり、見た目より軽いです。
ビートルズギアはソリッドより、みんなアコースティック寄りですね。

ヴィンテージでコンディションの良いものはそう多くないのと、見つかっても高価で手が出ませんので、この機種は近年の日本製/寺田楽器製を選びました。


ジョージは難しいこのギターを上手く使いこなしていると思います。

半世紀近くギターをやっていると不思議なことに、ビートルズ所縁のギターが自然と自分のところへ沢山集まってきたかのように感じます。やや太めのフラットワウンド弦でデュオ・ジェットを弾きこなすには難しいところがありますが、ジョージはその点テクニシャンですね。


いろんな仕様があるので、好みの一本を見つけるのに苦労します。

グレッチはギター好きが最後に買うギターみたいなこと言われます。確かにギブソン、フェンダーより気難しい部分もありますが、他メーカーにないキラリと光る音と弾き心地がありますよ。

続く…。

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