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【ギター#3】 Fender Stratocaster '65…みんな大好きストラトキャスター

エレキと言って真っ先に思い浮かぶのは、ストラトキャスターのシェイプではないでしょうか。誰もが自身の愛機がNo. 1でOKです。でも他の人のもちょっと気になりますよね。ストラトキャスターは、選び方も他のギターより選択の幅が広いと思います。


Fender Stratocaster '65
65年のサンバーストは、黄色の色味が緑っぽいのですぐ分かります。

ジョン・クルーズらが作る近年のストラトも魅力的ですが、やはりヴィンテージがまた欲しくなるだろうと、冷静に選びました。といっても、選択肢は一番安価な年代の一択。そして、『Lシリアル』(ネックジョイントプレートに印字してあるシリアルナンバーがLで始まるもの)のストラトは外せませんでした。

Lシリアルは1963~1965年頃に生産されたギターに付けられ、この頃のフェンダーは過度期で人気も高いです。プリCBS期(この後、フェンダーはCBSの傘下に入る。)という事もあり、ヴィンテージの中では低価格ながら品質の良さと希少さで注目されています。


ヘッドは、スモールヘッド。
Fenderのロゴは、この時期特有のトラロゴ。

65年は、スモールヘッドでトラロゴ。『スパロゴ」(細いスパゲッティーみたいなロゴ)は64年までで、そのあとはトランジションロゴ。通称『トラロゴ』、黒縁の金文字でよく見えるよう太くなった。ストリングガイドも一個付いてます。
最後のハカランダラウンド指板です。


ピックアップは見えないけどグレイボビン。

グレイボビンなんだけど、パッと最初に音出ししたときは、リッチー・ブラックモアみたいな音が出ました、www。ピックアップセレクターは、5ポジションのに替えられてました。ブリッジに手を乗せると、弦高調整ビスに当たって手が痛いですね。材はまだこの時期でもいいですよ。


裏面のアームスプリング。
イナーシャブロックは、音をかなり左右する部品ですよ。

数年前にフェンダーミュージックで、当時日本でただ一人のリペアテクニシャン・鵜飼修平さんに、指板と共にアームのフローティング調整をしてもらったら、激変して感動しちゃいました。


リペアから戻ってきた Fender '65
  1. ヘッドの大小

  2. ロゴの種類

  3. 指板の種類

  4. ネック/ボディの材質

  5. ピックアップ/アッセンブリーの選択

  6. カラー

ちょっと挙げただけでも選択しきれないかな。簡単なのは、好きなギタリストに近づけたストラトを選ぶのが一番かもね。

続く…

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