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ゲームマーケット初出展で自作のボードゲーム380個を売った話 - コンポーネントデザイン・グラフィック編(前編)

印刷データ作成のスタート

9月はじめにBGMさんに印刷物の発注を正式に依頼したことで、コンポーネントの仕様、おおよその原価・生産数・販売価格、そして入稿データの締切が決まりました。カードなど丁合が必要なものは9月末、それ以外のものは10月初旬、という感じでした。遅くとも、おおよそゲムマの3ヶ月前から製作を開始していないと絶対に間に合わないだろうな、と思っていましたが、本当にそんな感じのスケジュールで、自分のスケジュール感に感謝しました。

9/13がゲムマのカタログ原稿の締切だったので、ここまでにある程度のグラフィックは作っておこうと決めました。

この時点で、自分は印刷データを作成する術を身につけていませんでした。ただ、今回は全て自分でやると決めていたので、何かしらの方法を見つけなくてはなりません。と言っても印刷と言えばスタンダードは Adobe Illustrator ほぼ一択です。仕事では日頃から Photoshop を触っていましたが、イラレはどうも UI が苦手で避けていました。どうせやるならスタンダードを経験しておこうと思い、このタイミングからイラレを勉強し始める決心をします。

これが9/5の話です。

カチカンモンスターズのグラフィックの方向性を考える

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