コロナ関連数値について、ベルギーは分かりやすいと思う
当局から毎日発表されているコロナ関連数値について、今週アタマから計算&発表方法が変わったため、それをどう原稿に反映させて日々の記録にするか、逡巡して記載せずにいるうちに今週も木曜日になってしまった。
新しい発表方法は、「先々週までの平均値」と「先週の平均値」を比べて、どれぐらい減少傾向にあるか、というのを示す、というもの。
だから以前ずっと引いていたSciensano(サイエンサーノ)↓のデータも、発表項目が減少した形になっているのではある。
その数値に基づき、より分かりやすく「見える化」しているサイトの一つとして、フランダースのクオリティ・ペーパー全国紙De Standaardのページを挙げておこうと思った。
特にこのページ↓(画像はスクショなので、興味がある方は是非↑リンクからこの地図までたどり着いてみてください)は、この2週間に発生した新規感染者数につき、国内の行政区単位で見せてくれる。
これによると、私の住むブリュッセルの区ではこの2週間で6人の新規感染が報告されているそうだ(↑画像では何故かKortrijk(コルトレイク)の数値8人が出ているが)。
でも今日、2週間に一度のオフィス出勤仕事をやっつけて帰って来る道すがら、表通りでマスク着用しているのは、自分を含めて1割ぐらいに過ぎない(体感)んだよねえ。
また、かの有名な「100万人当りの死者数」では、世界的にベルギーが相変わらずのぶっちぎり数値を示している↓のだが、
これは「老人介護施設での、未検査の死者もコロナ禍犠牲者に含めてカウントしているからであり、そういう数え方をしている国は、世界的にはベルギーの他にはまだ他にないから」なのである。
…というのを折りに触れニュースは言及するし、それは日々訥々と数値を発表し続けてデータ透明性を確保しているからこそ、流言飛語も陰謀論も出て来る余裕がないということだ。
先週あたりだったか?YouTubeかYahooニュースだかで、「ベルギーの死者数が多いのは王室が率先して中国にへつらい外交を展開したから」とかいう、流言飛語にしてもあんまりなトンデモ論を展開している、ベテランぽく見えるジャーナリストを称する日本のおっさんの記事だか投稿だかを見て、しょーじき、呆れ返ったのであった。
反論投稿するのもアホらしくてそのままやり過ごしてしまったんだが、もし気が向いて魚拓でも拾えたら、むしろ笑い話として、ここに貼るかも知れない。
少なくとも、数値をトリガーとして日々ニュースを追うという作業をして来たことにより、自分の住んでいる国の現況を、それなりにとは言え体感出来ているのは悪くないと思う。
日本の数値と比べるたびに、おそらく基準が違いすぎるからだろうが、めまいのような感覚を覚えてしまうのも書いておこう。
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