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新型コロナウイルスの今、若手音楽家や音楽を学んでいる学生達へ♪

 新型コロナウイルスは、まだまだ世界で猛威を奮っており、
終息は見えそうにない。志村けんさんが旅立ったり、女優の岡江久美子さんが旅立ったり素晴らしい表現者たちがこのウイルスに命が奪われ
社会も悲しみに満ちている。

 音楽、演劇、ミュージカル、オペラ、お笑い、全ての
エンターテイメント、全てのスポーツが人が悲しみの中、
これらが大切だと分かりながらも、人の密集を避けるために、
公演も試合もできない。

音楽学生や駆け出しのアーティストは、先に走っている
私達アーティストより不安な時かもしれない。

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音楽学生や若手の駆け出しのアーティストと大きく2つに分かれるかも
しれない。

・親なりに学費や学ぶお金を与えられて新型コロナウイルスの今も
安心して研鑽できる環境がある。

もう1つは、

・学費など応援してもらえる環境が無く、
学校で学べなくなったり、先行きが見えなくなった人達。

どちらも、これからの大切な未来の人材であり、
自分の経験から話せる事を少し綴ろうと思う。

■まずは、学ぶ環境がある人達から。
とは言っても共通する部分は、環境があろうと無かろうと
あると思う。

時代が変わり、近年、下積む事より、すぐ世に出ようとして
地道な研鑽をする人達が減ってきていると感じるので、
この今こそ、練習や学びに力を入れたら良いと思う。
勿論、私達も同じではあるけれど。

現時点で良いので、今の自分が興味のある作曲家の
レパートリーを広げたり、このコロナ終息後にリサイタルでも
する勢いで学ぶのも良いと思う。

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そして、若い時に音楽家は特に、色々な国の言語を学ぶことは
大切だと思う。私は、小学校3年生から4年生の頃は、父の仕事で
イギリスで生活していたので英語は、得意と思い込んでいたけれど
今は恥ずかしくて言えない(笑)国際コンクールに燃えていた2003年から
2007年、世界本選に出場し世界中の近い世代の歌手と出会ったが、
だいたい5~6ヵ国語がペラペラで話せる。
大学まで英語、イタリア語、ドイツ語と学んだがどれも中途半端で、
おかげでいまだに学ばないと頭に入らない(笑)
語学は、どんな仕事をするにせよ、これからの時代は損はしないと思う。

この景色は、チェコはプラハで、この国はチェコ語で話されている。
まだ、あいさつ程度だけどチェコ語やスロヴァキア語も
遊び程度だけど学んでいて、言語は、その民族の血であり、歴史であり、
風土であり、気質であり、全てが言語に込められていると思う。
だから、例えペラペラ話せなくても、色々な言語を知る事は
自分が豊かになる様に思う。

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■学ぶ環境や一時的に音楽をやるのが大変になった人達。
語学は、実技の練習がなかなかできなくてもやった方が良いし、
音楽家だけで無くても、仕事は体力はいるので、ストレッチ、
ウオーキングやできる事をやれば良い。

語学にせよ、歴史にせよ、今やネットで無料で情報を得れるし、
図書館とかも活用すればよい。
私自身が学生時代に時期ずれて両親を亡くしたからこそ、
自分に無い環境に嘆くのでは無くて、いつもお金が無くても
できる事をやる。

表現者は、喜びや満たされているだけでは表現できないので。
喜怒哀楽の全ての感情体験が大切だと思う。
だから、色々な経験をしている方が面白くなるのが表現の
世界だと思う。

歌手志望ならとにかく焦らず、楽曲を見て学んだり、
詩や言葉を眺めていくらでも学ぶ事がある。
器楽奏者だと練習場所が無かったらなかなか実技の
練習はできないと思うけど、やはり、譜面から学ぶ時間は、
有意義なものに繋がると思う。

ここからまた少し掘り下げて話そうと思う。

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