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従業員が辞めてしまう会社の特徴とは?その1

歯科業界のコンサルタントとして、数多くの歯科医院の院長とお話しする機会があります。その中で、スタッフの離職が悩みの種となっているケースが少なくありません。なぜ歯科医院のスタッフが辞めてしまうのでしょうか?何が共通点となっているのでしょうか?私が経験した中で見受けられた、スタッフの離職の共通点についてこれは歯科医院のみならず事業会社も同じ事が言えるかと思います。
ではどんな要素がスタッフの辞職を引き起こすのでしょうか。共通点を挙げていくので参考にしていただければ幸いです。

歯科医院の経営者や院長の方々にとって、患者の定着はもちろんですが、スタッフの定着は極めて重要な課題です。

【スタッフによって仕事が偏る できる人が損をする】

一部の優秀な従業員に多くの仕事が集中する現象は、多くの企業で見られます。しかしこのような状況は、従業員のモチベーション低下やストレスの増加、仕事の負荷過多につながる可能性があります。スキルや能力のある人材が過度の負担を背負い、結果としてその人材が離職してしまうこともあります。

【人事評価がない 昇格給与・勤務体制】

従業員の成果や貢献を評価する仕組みが不透明である会社では、従業員は自身の成長や評価を感じにくくなります。適切な評価や報酬が行われない場合、従業員は自身のスキルや能力が十分に評価されていないと感じ、モチベーションの低下や他の職場への転職を考えることがあります。

【数年後の働くイメージ】 ※大変そうな先輩の姿から

従業員が将来の自身のキャリアや働き方について不安を抱く場合、離職率が上昇することがあります。先輩社員が仕事の負荷が大きく大変そうな状況であると感じられる場合や、昇進や昇給の機会が少ないと知られている場合、従業員は将来に対して希望を持ちにくくなります。
また、働く時間や勤務体制が従業員にとって過酷で柔軟性に欠ける場合も、離職率の上昇につながります。従業員は、自身の働き方やワークライフバランスに重要な価値を置く傾向がありますので、その要素が欠如している会社では、従業員の離職意欲が高まることがあります。

【まとめると】

 従業員が辞めてしまう会社の特徴を考えると、スタッフの仕事の偏り、人事評価の欠如、将来の働き方イメージに関する問題が重要な要素として挙げられます。これらの問題は、従業員のモチベーション低下やストレスの増加、キャリアの停滞感などを引き起こし、結果として離職率の上昇につながります。企業はこれらの要素に注目し、従業員の意欲を高めるために適切な対策を講じることが重要です。