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オーバーブッキング続報

今晩のデルタ便でロサンゼルスへ向かうのですが、24時間前のウェブチェックインでは良い席がありませんでした。理由は航空会社のオーバーブッキング。

今の段階で、少しでも良い座席を確保出来ないかと、再度パソコンを開きました。もともとお客様とはバラバラで座席が離れていましたが、前方のプリファードシートなる座席に勝手にアップグレードされていました。

昨日は「今ならお二人で48,000円!」とAI君が連呼していた座席です。(お金は払っていません)

そして、もうオーバーブッキングも、どうにもならなくなってしまったのか、ファイナルアンサーの画面が登場。

これは、「さあ、あなたなら、いくら積めば飛行機降りてくれますか。ファイナルアンサー?」の回答を迫る画面です。

乗客は、200ドルで降りてあげるよー、とか、500ドルなら降りたるわい!、みたいに、自分の希望金額をクリックします。デルタ航空は、これで降りてくれる人の序列をつけてしまい、最終的に不足する座席数分を、「安く降りてくれる人」から順に降ろしていきます。このリストにいる人のスーツケースは積まずに待機です。この一連の流れには、ソーリーとかごめんなさいの言葉はもちろんありません。

アメリカではオーバーブッキングは飛行機に乗る人間も引き受けるべきリスクと考えられています。(もちろん日本でも運送約款には書いてあります)文化の違いですが、このやり方はある意味とても合理的で、うっかり感心してしまうレベルです。

まだ、これから旅が始まるところなので、500ドル貰って降りられないのが残念です。

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