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ベルギー・オランダ・ルクセンブルク旅行記(想像)#4 ~ルクセンブルク観光②~

プラス・ダムルで休憩

「プラス」はフランス語で広場を意味するので、プラス・ダルムはダムル広場ということ。月2回のマーケットやクリスマスマーケットが開かれ、観光客も地元の人も多く訪れる。旧市街の中心広場で、周りには多くのレストランやホテル、店舗がある。

ランチはこの広場の周りのカフェへ。折角なのでテラス席で食事しよう。メニューは「パテ・オ・リースリング」を選んだ。これは、肉のパテをパイ生地で包み焼きしたあと、間に「リースリング」というワインで作ったジュレを入れ固めたもの。ルクセンブルクの名物料理で、レストランやパン屋、お総菜店などでよく見かける。

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食後にホットチョコレートを頼んだ。広場を眺めながらほっと一息。ホットチョコレートを簡単に作れるチョコスプーンをお土産にするのもいいかも。

再びルクセンブルク駅へ

ホテルに一度戻り、荷物を受け取る。次の目的地であるブリュッセルに向かうために、まずはルクセンブルク駅へ。来るときはトラムだったが、歩いて20分ほどの距離なので帰りは歩いて行こう。

駅へと向かう途中にアドルフ橋がある。アーチ状の石造りの橋は、旧市街と新市街をつないでいる。橋からは、緑の多い美しい渓谷や憲法広場を眺めることができる。

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憲法広場は、旧市街の南側(ノートルダム大聖堂の近くに)位置する広場で中央には、第一次世界大戦戦没者慰霊碑が高くそびえ立っている。慰霊碑の上の金の女神像が特徴的だ。
渓谷に突き出るような広場からはグルント地区やアドルフ橋、橋の下を流れるペトリュス川を一望でき、そして橋の向こう側の新市街を眺めることができる。ルクセンブルク市内で最も眺めの良い場所とも言われている。

ちなみにアドルフ橋の下には2017年に完成した自転車・歩行者専用つり橋があり、また違った雰囲気を味わうことができたので、橋の上と下の両方のルートを通るのもオススメ。

アドルフ橋を渡り、リべルテ通りをまっすぐ進む。ルクセンブルク駅へつながる通りで、道がとてもきれいに整備されている。通りに並ぶ建物はお店や政府機関、銀行などなど…大通りなだけあって交通量も多い。

店の前を通る時に店内をチラ見。おしゃれなカフェやかわいい雑貨店をみるのは楽しい。折角来たからにはあらゆる光景を見ておきたくて、こんなファストフード店あるんだ!やホテルや会社などきょろきょろと見ながら歩いてしまう。

ここでちょっとユーレイルパスについて…

さてやっとこの周遊旅行のキーアイテム「ユーレイルパス」を使う時が来た。この旅行で使うのは「ユーレイルベネルクスパス」のモバイルパスだ。1か月の有効期限内に6日使用できるフレキシータイプ。パスを使わない日は日数を消費しないので、より柔軟な旅が可能。日数は3~8日間から選べる。

さて、モバイルパスはアプリを登録し利用する。モバイルパスも紙のパスも変わらず、事前の利用開始の登録が必要。改札がない場合は車内でパスを提示する。今回はモバイルパスなのでアプリでバーコードを表示して提示するシステム。

1等と2等クラスの車両に乗れるパスがあるが、繁忙期でなければ2号車は空いており、広さも十分なので今回は2等タイプにしよう。

次に向かうのはブリュッセル

アドルフ橋から大通りをまっすぐ歩いてきて、ルクセンブルク駅に到着。
駅舎の外観は荘厳な雰囲気だが、中は天井画やカラフルなステンドグラスがあり可愛らしい印象。曲線の屋根も特徴的だ。

ルクセンブルク駅からブリュッセル駅まではIC(インターシティ)という急行列車で約3時間。電車が走りだし、ルクセンブルクとはお別れ。

ルクセンブルク観光では、ボックの砲台やアドルフ橋の高いところから街並みを眺めるのがお気に入りで、高低差があるからこその景色はルクセンブルクならではだった。低地のグルント地区も街並みが可愛らしく、ずっと歩いて見て回りたくなった。
そして、世界遺産に登録されている旧市街はタイムスリップ気分を味わうことができた。

電車の窓から景色を眺めつつ、ブリュッセルまでのんびりしよう。

前回⇒ベルギー・オランダ・ルクセンブルク旅行記(想像)#3 ~ルクセンブルク観光①~
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