帰省(4/1〜3の日記)

軽音サークルで、歌うまいな〜と思ったボーカルに声をかけて、素直ぶって「どうやったら君みたいにうまく歌えるかな」などと尋ねて、「君もでも、音程は合ってるから〜」と返されて、(いやお前が思ってるほど俺とお前の差ってないけどな。お前が雰囲気ぶち壊しで歌ってたあの曲、俺ならもっと曲に合う歌い方できるしな)と思いながらも照れくさそうにはにかんで「ありがとう!」と返した昔の俺に花束を。

そんな感じで昔は(自分のせいで)とにかく苦しいことが多かった。あまりにも苦しかったから忘れ去っているだけで。この経験から学ぶことがあるとすれば「否定待ちの自虐をしない」「謙遜待ちの振りかぶったヨイショをしない」の2点だ。この話はここで終わり。

前置きはそこそこに、今日も日記を書いていく。

・4/1(月)

14時、急いで名古屋行きのバスに乗り込む。帰省である。バスターミナルまでかなりギリギリで、とっくの昔に赤信号になった横断歩道をかなりダサいフォームで走ったりしてサイアクだった。

予約が遅れてバス代は高くついたが、おかげで隣も後ろも空席でかなり快適な旅だった。ゲームをやったり、漫画を読んだり、ドラマを観たりしてルンルンと過ごした。

19時半ごろ名古屋に到着。一宮駅のロッテリアで時間を潰し、20時半ごろ迎えに来てくれた父と合流した。家に向かう道中で父に、家に着いてからは母に、まったく同じ転職の話を2回した。

夜、母とお互いの最近あった嫌なことについて1時くらいまで話した。最近母は僕のことを「娘みたいでうれしい」と周りに紹介しているらしい。

・4/2(火)

近所のカフェで採算がとれてなさそうすぎるモーニング。あまりにも天気がいいので家まで歩いて帰った。

あまりに暇すぎ、あまりに天気が良すぎ、午前中に2度目の散歩に出た。折り返し地点にあるファミマでモカブレンドのアイスを購入、やっぱり美味すぎる。
大学を出てから就職が決まるまでの1年、毎日のようにそうやってコーヒーを買って散歩をしていたから、この日もやはり胸がいっぱいになった。今も全然安心できる状況ではないが、3年後、お前は思わぬ形で一旦報われるよ、と当時の自分に伝えてやりたくなった。

夜は家族で焼肉食べ放題へ行った。カッコつけて奢った。そのあと麻雀をして、いつもどおり3位になった。

・4/3(水)

母と僕とがお互い暇だったので、ふたりでちょっと出かけようかという日だった。あいにくの雨だったが。

朝はかねてより気になっていた温泉施設のモーニングへ。550円の入湯料はそのままで、平日の朝はなぜかサラダとトーストとコーヒーが無料で頂けるという羽振りのよさだった。550円で一日中温泉に好きなだけ入れて好きなだけ漫画が読めるっていうだけでもかなりぶっ壊れているのに。
休暇中の目標として「温泉につかってゆっくりしたい」というのがひとつあったので、念願が叶った気分だった。朝ごはん食べてお風呂、とくに露天風呂、サイコーです。

昼は母の買い物に付き合い、デカめの古着屋で古着を見て「んー安いし買っても良さそうな服は多いけどなんか、ズキュン!とはならないなー」などと思った。最近いつもそんな感じ。
ランチはロッテリアで食べた。あまつさえ持ち帰りにドーナツも買った。体調不良をきっかけに筋トレをやめてしまってから、食生活が荒みに荒んでいてやばい。15時前に帰宅。

夜、祖父の体調を心配した母が名古屋の祖父宅まで様子を見に行き、家にしばらく独りとなり、この日記を書いている。

『三体』を頑張って観ているんだけどマジで頑張って観ているって感じ。おれSFのことあんまり好きじゃないのかもしれない。

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