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時代の空気との付き合い方

虎硬さんの『ネット絵史』を読みました。

流行の絵柄とか最先端のものに触れるということをあまりしてないことに気付かされました。

先日同窓会に行ったんですが、そこでの昔話で、関与した寮誌のことが出ました。自分が中心メンバーとなって編集した号は全くウケず、隣部屋のやつが編集指示したのはかなり評判になったんですよね。まあ完全に趣味に走っていたのでそれは仕方ないなと当時から思ってましたけど…思い出して苦笑いしました。若い頃からウケるものは作れなかったんだな俺は、と。だからせめて多少は時代の空気というか、どんなものがウケてるのかくらいは知っといたほうが良さげです。

タイムリーにそんな事もあり、例えば何年も見ていなかったpixivのランキングをチェックしたり、FGOを今更始めてみたりしています。イラストレーター名鑑の本も買わなきゃ。毎年、買っても少ししか見てないからなぁ…まあこれについては娘にとられてると言うのもあるんですけど(笑)

よく考えてみると、これって音楽でも経験したことだったりします。30歳の頃、子育ての中仕事に追われてて体を壊して休んだんですが、そのときにふと、全然新しいものに触れていないなあって気が付きました。で、ちょうどブログが流行り始めてインターネットや情報収集のかたちの変わっていく時期だったというのもあり、アンテナを広げる努力をしたんですね。そうしたら新しいアーティストを面白がって色々手を伸ばすようになっていました。結局わからない、好きになれないのは時間をとって触れる機会を増やしてないからだなーと、その時のことを思い出して感じたところです。その辺は虎硬さんも書いてますね。しかし最近は娘に色々教えてもらってる状態なので、こちらもちょっと意識しないとダメっすね。やはり10年がひとサイクルで、そのくらいで見直すべきかも知れません。

服飾だと量販店に行けば流行…より少しこなれたくらいのモノが売ってる(特に田舎だと)ので、意識しなくても時代の空気を取り入れながら生活していける、と言うのが持論だったんですが、ネット社会化で小売の形態も変わり今や実店舗より通販の機会が多くなり、こちらも意識しないと容易に仙人状態になれてしまいます。おっさんになるととかく昔を懐かしむのが楽しいけど、それは同窓会だけにした方がいいですね。

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