業界紙営業職というマスコミ界の極北
「新聞社に勤めている」と聞いたとき、多くの人は日刊紙あるいはスポーツ紙で働く外勤記者をイメージすると思う。市井の人々にインタビューしたり、記者会見に出張ったり、時には政治や大企業の暗部をスクープしたり……という感じだろう。一般的な新聞・通信社では、従業員の半数以上がそうした外勤記者を含む「編集職」に当たるので、そのイメージはおおむね合っている。そして、小説やドラマなどでスポットが当たるのは基本的に彼ら編集職である。
一方で、ほとんどのメディア社には「営業職」という存在が