自由気ままな家族が交通事故被害者になった-2


事故翌日の話から再開ですね。

最初の頃の記憶は既に前後・あやふやになってますが、できる限り時系列しっかり書いていきたいです。

8時間睡眠から目が覚め(父の洋服を返却しにきた警察の人の声で起きた)、美味しく元気に朝ご飯を食べます。ただ、食卓に残る1/4だけかじられたトースト。神経も行動も図太いのにこういう時に一番最初に参るのは母です。食事量が減り、見るからに質が悪そうな睡眠になります。弟は元気にご飯を食べてるけどもお腹を壊しました。この段階で妹と私は元気100%☆彡といった状態ですが、妹は労基法を無視したような勤務実態のブラック企業にお勤めですので、そちらでの疲労感を漂わせています。

私がご飯を食べ終わると、母があちこちから父の入院生活に必要なものを出してきます。昨日の夜、用意してくださいと渡された書類を私が読みあげ、母と確認して袋につめる方式です。あっという間に必要なものが揃います。吸いのみすらあります。普通のお家に吸いのみなんてありません。父の持病の薬もお薬手帳も保険証も既に一方を受けて病院に向かった時に持って行っているので、本当に指示された持ち物だけです。

準備をし、お昼ご飯を食べて、病院に向かいます。

面会時間になり、やはりムズムズするマスクをつけカピカピになる消毒液を手に染み込ませて薬で眠る父と会います。

今日は母が声をかけても血圧があがりませんでした。おもしろくねぇの。

病院に事故としての処理をして貰う為に診断書の記入依頼をし、病状の説明を受けます。

「持病の関係で飲んでいる血をサラサラにお薬のせいで出血が止まりませんでしたが、夜中に輸血をし出血が止まりました。手術に関しても年齢の割に委縮していたので、溜まった血液が脳を圧迫していないので手術はしません」

私も母も笑いました。説明をしてくれた救命医の方は凄く言いにくそうに脳の萎縮を説明してくださいましたが、脳小さくなってるってよwww絶対、酒と煙草のせいじゃんwwwと思ってました。今は禁煙してますが、30年越えのチェーンスモーカーであまり強くないのに酒好きですもの。そら、脳も縮みたくなります。

事後承諾になるんですが、と言われた許諾の書類に署名し、もう一回だけ顔を見て、診断書について聞くと「今日渡せますよ」ということだったので、病院のフリースペースで待つことにしました。この病院、診断書はやい。普通、2週間とか待たされるのに。

ボーッと夜の面会時間まで数時間。

その間に入っていた自転車保険が交通事故でもおりる筈だと気づき、母と帰宅次第、証券を確認することを共有しました(証券確認して出ることが確認できたので、帰宅後、受付センターに電話しました/平日に確認の電話があって必要なものとか説明してもらいました)

夜の面会時に、明日から強制的に眠らせてる薬を少しずつ抜いていくという話を聞き、診断書を貰い帰りました。

病院嫌いじゃないんですけど、むしろ好き。ですが、父が車に跳ねられた後に病院までの移動手段がなくてタクシー(車)を利用していることもそこそこのストレスであることを認識しだします。

この日もやはりご飯は美味しく、お風呂でポカポカになって、お布団で爆睡するのでした。

--翌日。

私は受け取った診断書を警察に持って行くことになっていたので、病院への顔出しは母と弟が担当することになりました。妹に「社会科見学がてら警察署に行く?」と訊ねれば、「行く」と前のめりの返事だったので、徒歩圏内にある警察署に、母と弟の出発を見送ってから行くことにしました。

実は昼前から、微妙に腹痛が……見えない疲労とか神経すり減らしを実感します。妹と2人、歩きで警察署に向かいます。話す内容は病状についてです。あと姉妹揃って信号が怖いという大きなトラウマが出来ているという話をします。

父は恐らく青信号の横断中に跳ねられています。赤で跳ねられるならまだしも青でも跳ねられる。信号がもう命の橋渡そのものに感じます。近頃では歩道で信号が変わるのを待つときも2歩程度、後ろに下がるようになりました。ピコピコの時も渡らない。

警察に着くと出ている看板「閉庁日」

そうですね、休みだもの。入っていいのか悩んでたらイケメンの警察官が声を掛けてくれたので、診断書を持ってきた旨を話すと他の人に繋いでくれました。すっぴんで申し訳ない。

警察署の中って、なんであんなに暗いのでしょうか?私が行った警察署が古いからなのかな?暗いと気が滅入りませんか?明るい方がなんとなく、良くない?警察署って良い事情で行くことの方が少ないし。

という訳で、場所を教えて貰って診断書を無事お渡し。これで、捜査?できるそうです。他の症状も出たら追加で出してね、とのこと。なるほど。

警察署から少し歩いてお気に入りのお菓子屋さんまで向かいます。母が確実に食事量減っていますので甘いものを食べて元気出させようという一応、姉妹の心遣い。いくつか購入して、私は迷惑かけている先への手土産を買いに出かけることにしました。

翌日は、あれして、これして…と思ってたら、母から電話。

「明日のお昼、相手の保険屋と会うからきて」

さて、予定の変更です。

次は、少しだけ関係のない話です。

17.11.24.


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