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80ちょい手前位だろうか?
それでも綺麗に化粧をしているご婦人が今日のクライアント
「あなた、新しい人ね、腕は良いんでしょうね?」
きつい口調でおっしゃる、僕は植木屋

「O親方に、ご指導いただいておりますので、御迷惑は、おかけしないと存じます」
「じゃあいいわ、頑張って頂戴ね」

金木犀の剪定、高さが2階のベランダ上、ハサミを使って天辺から刈込、脚立から降りてサイドを整えていく、奥様がいらして、僕の道具ベルトから剪定ばさみをすっと抜く

「高そうなハサミね、切れるんでしょうね」
アルスのハサミ、僕のお気に入り

「笹を切って頂戴」
最初の打ち合わせでは切らないでと仰った

「高さよ、あんまり高いと私、短冊をつけられない」
切って室内で使うのでなく、庭に生えてる状態で七夕をするという
脚立を移動し、紅い手袋で笹を握る

「この辺で宜しいでしょうか?」
2階、ベランダの床面の高さ

「もう二節、斬れるのねぇ」
奥様、僕と同類だ(笑) 少しアスペ入ってるんじゃね?

帰り際に、何故か無塩のアーモンド、くるみ、ピーナッツをくださった
どれも高級品で美味かった。

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