最強の筋トレ

昨日の日記にも書いたが、ここ数日、健康意識が高まっており、やはり筋力をつけたい。今日は朝から畑に行ってジャガイモを植えた。耕して、種芋を植え、肥料とコーヒー豆の粕を蒔き、再び土を被せる。一仕事だ。なかなか体力のいる作業で、多分いい筋力トレーニングになっている。こうやって自然と戯れながら体を動かすのは、おそらく一番いい運動だ。次点で諸々のスポーツ、とりわけサッカーとかテニスとかみたいな、状況に反応して全身を動かすようなスポーツは身体に良い。楽しみながらできるのも大きなポイントだ。

だが、上で挙げた運動は都市生活をする我々にとって、やや難易度が高い。時間を意識的に作ったり、メンバーを集めたりしなければならない。そういう事情でジム通いがポピュラーなのだろうが、僕はマシンやウェイトのトレーニングが苦手だ。あれは身体に良くないと思う。というのも、普通、身体の上手な使い方、自然な使い方というのは、もっとも少ない力でもっとも大きな成果を出すことだ。だが、筋トレはその逆をやる。特定の運動によって、もっとも負荷がかかるように身体を使う。動かしたい筋肉を狙って、他の部位が当の部位の代わりに活動しないように気を付ける。本来身体は、各部位が連動して動くように作られているはずなのに。そういうわけで、筋トレをすると僕は調子を崩す。妙に怠くなったり、変なところが凝ったりする。

では、自力で筋力を増強するにはどうすれば良いのか。僕が長年に渡って最適解だと思っているのは、坂道ダッシュだ。これは全身運動で、交通量さえ少なければどこでも可能であり(必ずしも坂道である必要もない)、必要な器具もない。にもかかわらず、おそらく、あらゆる自重運動のなかで最も負荷が高い。おまけに、ジョギングみたいに長時間かける必要がない(短時間しかできない)ので、花粉を吸い込む量も少ない。ダッシュは完璧な筋トレだ。

ダッシュでは胸より上、肩や腕の筋力へのアプローチが足りないと感じるならば、逆立ちという手がある。これはオプションでやればいい。あるいは移動や費用が苦でなければスイミングという選択肢もある。ともあれ、ダッシュが間違いなく最強の筋トレだ。

だが、こんな素晴らしい理論なのに(?)、昨日筋トレについて考えるまで忘れてしまっていた。もったいない。明日から徐々に日々の生活に取り入れていきたい。

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