平成21年特実I_理想答案_20190505

【答案構成】平成21年特・実 問題I 答案構成

平成21年の特許・実用新案の問題Iについて、答案を作成しました。答案の全文は、以下のリンク先で公開しています(PDFファイルをダウンロード)

【解答例】論文式試験 平21年 特実I
クリック⇒ https://benrishi.booth.pm/items/1350494

この問題の答案構成は以下の通りです

1. 差止請求の許否
「特許請求の範囲」(36⑤)に「AB or AB1」「AC」を記載して特許を受ける(66②)
∴ 特許発明「AC」の技・範(70①)に属するPの「業として」(68)の生産・譲渡(2③1)である「製造・販売」をするC⇒特許権侵害(68)であるとして、侵害の停止が請求可(100①)
∴ また、「AB1」が技術的範囲に含まれる(70①) 
2. 問(1)について
(1). 特許請求の範囲の補正
 ①. Aを削除 (17の2③)⇒29①3(49-2)を回避
 ②. 請求項2:「AB」独立請求項1に補正
 ③. ACを特許請求の範囲に追加(17の2③)⇒ ABとACは発明の単一性なし ∴37条違反(49-4)
(2). ACについて出願の分割(44①1)
 ①. ACを出願しても、出願公開公報に基づき拒絶(29①3、49-2)
 ②. ACについて分割出願=原出願時に出願したものとみなされる(44②)
3. 問(2)について
(1). 特許請求の範囲の補正
 ①. Aを削除 (17の2③)⇒49-2解消
 ②. 請求項2:「AB」独立請求項1に補正 ∵2(1)①と同様
 ②. ACを特許請求の範囲に追加(17の2③)⇒ ABとACは発明の単一性なし(17-2④) ∴49-1
(2). ACについて出願の分割(44①1)
 上記2.(2)と同様
4. 問(3)について
(1). 特許請求の範囲の補正
 ①. Aを削除 (17の2③)⇒49-2解消
 ②. AB⇒AB1に限定的減縮(17の2①3・4・5)満たす AB1進歩性ありなら17-2⑥も満たす
 ③. ACを特許請求の範囲に追加(17の2③)⇒上記3(1)②と同様でNG⇒補正却下53①
(2). ACについて出願の分割(44①1)
 上記2.(2)と同様
5. 分割出願について出願審査の請求(48の3①)
 審査に供するため(48の2)
6. 特許料の納付(108①)
 設定登録されるため(66②)
                                                                                                              以上

この問題に関連して、次のようなコメントをしました

なにかご不明な点やご要望があれば、下記からおたずねください
https://marshmallow-qa.com/benrishi

【終了しました】
追伸:「答案添削生」の募集について、こちらの記事でご案内しています。


宗教法人としての法人格は有していませんが、お布施・お賽銭・玉串料・初穂料、いかなる名義や名目をもってするかを問わず、すべての浄財は24時間受け付けています(笑)