2. 予想外の結果が出た別府大分毎日マラソン(2023/2)

 自分の備忘を兼ねて、いくつか過去のレースの振り返りをしてみたい。
 今回は2023年の別大について。

レース直前の状況

2022年12月

 防府読売とその2週間後のみえ松阪のフル2本に出走。
 防府では、終始安定したペースで、最後まで垂れることなく、当時の自己ベストである2:57(2度目のサブ3)を出すことができた。その前の金沢では後半失速してサブ3を逃しており(ヴェイパーフライ2を着用)、レースシューズを変えてみた結果、防府ではメタスピードエッジプラスの足もちのよさが生きたように思う。
 次のみえ松阪は、元々知人と出る予定にしていたが、その知人が直前にDNSとなり、結局いつも通り一人での遠征に。2週間前に防府に出たばかりで、タイムを狙う予定はなかったので、初めて被り物(トナカイ)をして出走。向かい風に苦しみながら3:03で走った。(今年のみえ松阪も風がきつかったらしい)途中エイドで立ち止まって鳥焼肉や松阪牛を食べたりしたので、その割にはタイムも悪くなかった。

2023年1月

 年が明け1月上旬には、トラックでの5,000m非公認レースに人生で初めて出場。普段一人で練習していることもあり、一人でやるにはしんどすぎる5キロTTをやる機会はほぼなく、2020年末にロードで測った18:45が当時の自己ベスト。
 当日は気温が低く雨もそこそこ降っておりなかなか厳しいコンディションだったが、そのときの流れで18分のペーサーに食らいつき、最後3周ほどで離されてしまったものの、なんとか18:12(キロ3:38)でゴール。自己ベストを30秒以上更新。
 なお、スパイクは持っておらず、非公認レースでもあったので、シューズはヴェイパーフライ2を着用。

 トラックレースの2週間後(別大の2週間前)には、フロストバイトロードレースに出場。
 米軍横田基地で毎年1月中〜下旬に開催される非公認のロードレース。普段は立ち入ることができない基地の中を走れるのと、毎年おしゃれ?なトレーナーを参加賞でもらえることで知られる大会。このときは赤色のトレーナーをゲット。
 ハーフと聞いてエントリーしたが、そこはアメリカ的な緩さ?もあり、スタートが予定より30分ほど遅れたうえに、自分のガーミンによると20.2kしかなかった。タイムは1:19で、ハーフまで走っていれば間違いなく自己ベストのペース(キロ3:55)で走ることができ、別大に向けてかなり自信を持てたレースになった。
 ちなみに、このときはヴェイパーフライ2で走ったが、金沢のように失速しなかったので、ハーフまでなら足がもつのかもしれない。

フロストバイト スタート

レース前日

 レース前日の午後別府に入り、まずは受付会場のビーコンプラザへ別府駅から徒歩で向かった。(バスもあったが、係員に確認すると出発したばかりで待ち時間が15分ほどありそうだったので、利用しなかった)途中別府公園の中を通り、徒歩で20分ほど。
 受付会場では、スポンサーによる物販はほとんどなく、防府に続いて、大規模市民レースのようなお祭り感はなく、受付をサクッと済ませ、早々に会場を後にした。

受付会場

 受付を終えると、せっかく別府に来たので少し観光。バスで海地獄と血の池地獄へ。

海地獄
血の池地獄

 サクッと観光を済ませると、今回の宿舎である野上本館(北浜)に移動。エントリー後しばらく経ってから予約したため、別府近辺であまり空きがなくそれなりの金額したが、和室で広々と使えた。近くには竹瓦温泉というかなり歴史のありそうな公衆浴場があり、夜に利用した。

野上本館入口
竹瓦温泉

 夕食は、せっかく別府に来たので地の物を食べたいと思い、宿に着いてからググって探した「とよ常」という和食の店へ。関サバ、関アジがお目当てだったが、入荷なしとのことで、その他の名物メニューである天丼に、とり天とりゅうきゅうを食べた。

食べ終わって外に出たら並んでいた
穴子天丼、とり天、りゅうきゅう

 夕食を済ませた後、竹瓦温泉へ行き、当日着用するシャツにゼッケンを着けたりして、この日は22時ごろ就寝。

当日スタートまで

 別大はスタート時間が正午と、市民レースに比べると遅めなので、別府で泊まっている場合は、あまり早起きしなくてもよい。
 とはいえ、別府北浜からスタート会場のうみたまごまで送迎バスに乗る必要があるため、油断はできない。(うみたまごの近くには駅がなく、送迎バスを逃すとタクシーぐらいしか向かう手段がなくなる)ゼッケンナンバーごとに事前に決められた乗車時間に合わせてバス乗り場へ行き乗車。

別府北浜のバス乗り場

 スタート会場に着いた後、1時間半以上は待ったと思う。他の大会に比べて待ち時間は長い。ゆっくりアップやトイレを済ませても余裕で時間が余り、外にいると寒いので、着替え用のテントでしばらくまったりしていたのを覚えている。

スタート会場

 その後、スタート20分ほど前に荷物を預け、スタートの整列場所へ。

レースの様子

スタート〜ハーフ

 レース当日の天候は晴れ、気温も8℃ほどで、絶好のマラソン日和。

スタート

 別大は、コースはフラット、折り返しが2回あり、年によっては最初の折り返し後大分に向かうところで向かい風がキツくなると聞くが、2023年はそこまで感じなかった。
 体調もよかったため、目標タイムを、松→2:55、竹→自己ベスト(2:57)、梅→サブ3と設定。ペース配分を間違えなければ自己ベストが出るのではと期待しながら、最初は落ち着いて入ろうと決めた。
 服装は、アシックスのノースリーブシャツとタイツ、初めてサブ3したロサンゼルスマラソンのキャップに、靴は防府でベストを出したメタスピードエッジプラス。

 スタートのロスは42秒。スタートは番号順=エントリータイム順だったか、さすが別大、サブ3でエントリーしても前にはかなりの人がいた。
 最初の1キロは若干の混雑もあり、キロ4:30で入ったが、その後はキロ4:05〜10を切るラップで安定。
 10キロ手前、亀川漁港前の最初の折り返しまでは、カーブで道が傾いているところもあったりで若干走りづらさを感じたものの、身体にはかなり余裕があり、折り返し後の12キロあたりからは全くムリせずキロ4:01、4:02のラップも出るように。
 うみたまごに戻ってくるあたりは少し向かい風を感じながらも、ハーフはグロス1:27後半で折り返し。まだ余裕があったので、これはもしや自己ベストイケるかも。。と期待しながら後半へ。

ハーフ〜ゴール

 ハーフを過ぎた後も、走る機械かのように無心で淡々と4:05前後のラップを刻む。今振り返ってみると、いわゆるゾーンに入っていたような気もする。
 ゴール付近を一度通過する30キロを超えても、まだペースは落ちなかったものの、さすがに疲れと重さを感じるようになり、35キロの第2折り返しの頃にはかなりしんどくなってきた。ただ、このまま踏ん張れば自己ベストはおろか、2:55も狙えるのではと思い、必死でペースを維持。結局キロ4:10を超えたのは、最初の1キロ、36キロ、40キロの3回だけで、最後までペースが落ちることはなかった。
 残り1キロでグロスでの2:55切りが見えてきたため、残る力を振り絞り、ゴールのジェイリーススタジアムへ。そのまま2:54でゴール。
 スタート前には、一応松目標として2:55を挙げていたものの、まさかこんなにすんなりと出せるとは思わず、自分でもびっくりしたのを覚えている。(ゴールでたぶんガッツポーズした)

ゴール後

 ゴール後は、例のごとく翌日仕事だったため、少し休憩してすぐに着替え、バスに乗って大分駅へ移動、当日のうちに帰宅。

反省会

レースの振り返り。

  • 直前のフロストバイトでの好走を含め、調整がうまくいったのと、ペース設定がドンピシャで、無理せずちょうどいいペースで流れに乗れた。

  • この記事でも、レース当日より前日までのことの方が長くなってしまったが、それくらいレース中のことははっきり覚えておらず、それくらい集中していたというか、余計なことを何も考えず淡々と走ったのもよかった。

  • 一方で、別大で2:55切りを果たし、次はサブエガ。。?と考えると、壁の高さを感じてしまったのは事実。サブエガにはもう一段上のしんどい練習が必要と思うと、若干引いてしまった。(この感覚が今も続いてしまっている感じはある)

 2023年の別大の振り返りは以上。
 別大は2024年も出走予定で、走りやすいコースであることは間違いないので、できれば自己ベスト、あわよくばサブエガ。。を目指せたらと思う。

おわり


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