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【回顧】My AKG Live 2005-2006

自分の意志で書いてるはずなのに、行ったライブの記録を書くのが最近一気に腰が重くなり、何故か義務みたいに感じてきてしまい(誰も書けと言ってない)、ここらへんで何か思うがままに書こうと思い、noteを立ち上げた。

そう思い立ち、上の文章を書き早2週間。

時の流れは速い。

そう思った時に、真っ先に思い浮かんだのが、「自分が今まで行ったASIAN KUNG-FU GENERATIONのライブを全部振り返りたい」だった。

自分がロックバンドのライブに足を踏み入れたのは2004年。そして、1st My AKG Liveは翌年2005年。その時代から変わらない温度感で今も聴きつづけている数少ないバンド。そして、人生で一番多くの回数見てるのも現状アジカン。数えたら36本。
最近SHANKの本数が凄すぎて迫りつつあるも、現状はアジカン。
ってことで、余力ある限り2005年から時系列順にざっくり振り返ってみようと思います。

ちなみに初めてロックバンドのライブを見たのは2004年5月のL'Arc-en-Cielの「SMILE TOUR 2004」です。場所はきたえーる。

ちなみに当然ですが、何回かにわけます。

あと、本当に覚えてるのかと疑われるようなことしてますが、覚えていることしか書きません。
この記憶力はもっと別の方向に活きないかなとはずっと思っております…嗚呼…。

では。

【1】Tour 2005「Re:Re:」(全46箇所48公演)
▶︎2005.06.14 Zepp Sapporo

当時は3500円でアジカン観れたんですね。


人生で初めてライブハウスでロックバンドのライブを見た日。
最初チケットが取れなくて、諦めてたら、ある日ロッピーでキャンセル分が流れているのを見つけてしまい衝動で購入。当日、嘘の理由で部活を休み、部活の先輩と見に行った。2階指定席から見たライブハウスの光景が衝撃すぎたのを今でも覚えている。

1 振動覚
2 リライト
3 フラッシュバック
4 未来の破片
5 ブラックアウト
6 24時
7 無限グライダー
8 サイレン
9 ノーネーム
10 Re:Re:
11 N.G.S
12 君の街まで
13 ループ&ループ
14 電波塔
15 アンダースタンド
16 遥か彼方
17 羅針盤
18 Hold me tight
19 君という花
Encore
20 ご当地ソング「Great Sheep's meat ジンギスカン」
21 マイワールド
22 海岸通り
23 エントランス

「ソルファ」を鬼のように聴き込んでいた当時の自分にとって、もう全部が新鮮すぎた。伊地知のカウントから、1曲目『振動覚』のイントロの喜多のギターが鳴った瞬間の客席の歓声とステージの照明の感じ、まだしっかり覚えている。

そして、今はもう音源化されたが、当時はセッション的な要素で鳴らされていたあの『Re:Re:』の前奏部分。こんなかっこいい曲の入り方があるのかと。そしてそのまま『N.G.S』に雪崩れ込むのだが、その繋ぎもめちゃくちゃかっこいい。「トラべログ」の間奏の喜多のフレーズなんかがここで鳴らされてたはず。この2曲の流れが、当時の自分に「ライブの良さ」みたいなのを教えてくれた中のひとつな気がする。

ご当地ソングはサビで思い切り「ジンギスカン」ってワードを歌っていた記憶があるけど、合っているだろうか。
そしてこのご当地ソング、ツアー毎夜違う曲を披露していたのだから恐ろしい。それらが原案となってできた曲も何曲かあるとかどこかのインタビューで見た気がする。

そして『海岸通り』で終わりのはずだったが、演奏後にゴッチが「もう一曲やろうか」って言って『エントランス』を演奏。

MCでは、当時、同じ日に横の中島公園で北海道神宮祭が行われていたので、それにも触れて話をしていた。

ライブが終わってから暫くの間、「君繋ファイブエム」を聴き込んだ。そしてこの後、当時の自分はドラムマニアでやたら『N.G.S』ばっかやってた。あと「Dragon Blade」。

そして嘘の理由で休んだ部活は、何故かバレてしこたま怒られた。

【2】Tour 2006「count 4 my 8 beat」(全31箇所39公演 ※延期公演含)
▶︎2006.07.02 Zepp Sapporo

気持ち値上がりの3800円。


アルバム『ファンクラブ』リリース後に行われたツアー。近年のアルバムツアーは、ツアータイトルがそのままアルバム名が冠されたものがほとんどだが、この頃までは、前回のツアーもそうだが、ツアータイトルはアルバム名とは異なる独自のタイトルがつけられていた。
当時、このツアー名がすごい好きだった。理由はカッコいいと思ったから。学校のノートの至る所にこのツアータイトルを書いてはを繰り返してた。ヘンテコ中学3年生。

【第1部】
1 暗号のワルツ
2 ワールドアパート
3 ブラックアウト
4 ロードムービー
5 桜草
6 路地裏のうさぎ
7 ブルートレイン
8 真冬のダンス
9 バタフライ
10 Re:Re:
11 リライト
12 センスレス
13 サイレン
14 月光
【第2部】
15 十二進法の夕景
16 ループ&ループ
17 嘘とワンダーランド
18 羅針盤
19 君という花
20 タイトロープ

このツアーのセットリストは、『ファンクラブ』の曲順を踏襲したもので2部構成。実際、第2部の冒頭でゴッチが「こっからはアンコールではなくて、第2部のようなつもりで楽しんで」と言っていた。アンコールって本来予定調和なものじゃないと思うので、この2部構成って言う方が個人的には妥当だと思っている。

個人的にアジカンの好きなシングルTOP3の中に『ワールドアパート』入ってるんですけど、この日聴いた『ワールドアパート』でまた当時の自分にまた衝撃が走った。とにかくラウドにライブハウス内に響いてて、曲もそうだしその時のその演奏されてる間の空間に酔ってた。もう泥酔です。

『ロードムービー』はイントロ前にこれまたセッション的な部分あったような気がする。
にしてもこの曲もまた名曲で、まさかこの12年後に骨芋ツアーで聴ける未来が来るなんて想像できたことか…。

『リライト』の間奏では、伊地知以外のメンバーがタンバリンやラッパのような小さい楽器を手に取り、即興セッションのような様相で演奏されていた。あとこの頃から確か照明がポリゴンショックみたいな照明だったと思う(あまり良い例えではないが、他に思い浮かばない)。

あと『嘘とワンダーランド』が信じられないくらい盛り上がってた。イントロからすごい盛り上がってた。

今思うと、当時の自分は『ファンクラブ』を完全には自分の中に消化できていなかったのもあり、個人的にもう一回見たいツアーの割と上位。

【3】Tour 酔杯 2006-2007「The start of a new season」(全7箇所10公演)
▶2006.12.15 北海道立総合体育センター・きたえーる
(Guest : スパルタローカルズ, BEAT CRUSADERS)

これを踏まえると2023年ELLEGARDENのきたえーるのチケット6900円ってやっぱりおかしいっすよね。


アジカン史上初のアリーナツアーであり、個人的には初の酔杯ツアーであり、念願だった酔杯ツアー。

実は2005年の冬に「Tour 酔杯 2005 ~winter the dragon~」と題したツアーをアジカンは行っていた。当初発表されたスケジュールは東名阪と横浜の4箇所。しかし、1か月前に突然「外伝」として札幌PENNY LANE24公演が追加。チケットは先行販売なしの公演2週間前の一般電話発売1本勝負。あっさり惨敗。なので念願すぎた酔杯ツアー。

ちなみに今検索したら当時のツアーサイトなるもの出てきたので下にリンク貼っときます。アー写含めめちゃくちゃ懐かしい。


こういうツアー、だいたい北海道は外されるケースが多いのに、よく来てくれました。しかもド平日の金曜日。今振り返ってもなかなかに攻めていると思う。

ステージセットは、ステージ下の骨組みなんかも露呈されていて、どちらかというと無機質な感じのセットだったが、それもカッコよかった。

このツアーは各地ゲストを2組迎えてのスリーマン。これも今振り返ってもなかなか攻めてると思う。あまりこの規模でゲストバンド2組迎えるってないかなと。ましてや平日。

対バンのスパルタローカルズ、『夢ステーション』がめちゃくちゃ好きだった。『ばかやろう』でボーカルの安部さんがステージ上を走りまくってた。

ビークルはこの日がライブを見るの初めてだった。ちなみに一緒に行った同級生がオープニングでメンバーが投げたお面を横でゲットして持ち帰っていた。あのお面、見た目以上にサイズがでかい。

1 センスレス
2 フラッシュバック
3 未来の破片
4 サイレン
5 無限グライダー
6 ブルートレイン
7 ブラックアウト
8 Re:Re:
9 N.G.S
10 ロケットNo.4
11 振動覚
12 リライト
13 エントランス
14 羅針盤
15 ループ&ループ
16 アンダースタンド
17 君という花
18 海岸通り
Encore
19 粉雪
20 君の街まで
21 遥か彼方
22 或る街の群青
23 タイトロープ

そしてアジカン。『センスレス』から『サイレン』まではノンストップで演奏が続き、中でも『未来の破片』から『サイレン』の繋ぎは芸術的で圧巻だった。この日はもうこの序盤の流れが秀逸すぎて、後日発売された映像作品集でもこの部分飽きるほど見た。まあ飽きないんだが。

当時、コンピレーションアルバム「フィードバックファイル」のリリース後ということもあり、どんなセットリストになるのか非常にそわそわしていたが、結果として当時のベスト的選曲のような感じになっていると思う。『ロケットNo.4』が入っているのは少なからず編集盤の影響だろう。当時未発表曲として編集盤に収録されていた「絵画教室」、「堂々巡りの夜」はこのツアーでは演奏されず。なんなら「堂々巡りの夜」に至っては2023年現在未だライブ未演奏曲。良い曲なんだけどな…。

また、振り返るとこの頃のアジカンはツアーの度に必ず新曲が1曲あった。「count 4 my 8 beat」の時は、「ファンクラブ」のツアーでありながら、ナノムゲンコンピの新曲「十二進法の夕景」が披露されたり、このきたえーるでも『或る街の群青』が披露されていて、「鉄コン筋クリート」の主題歌であったこの曲の演奏中、ステージ後方のスクリーンにはその映像が流れていたような。今考えると、映像作品集にこの曲が収録されなかったのはこのあたりの著作権が絡んでるのかななんて思ったり…。

ちなみにアリーナツアーでもセットリストは本編の曲でも日替わり曲が存在して、日によっては本編中盤で「ワールドアパート」や「Hold me tight」も演奏されていた。
アンコールは基本日替わり。

最近だと『海岸通り』と『タイトロープ』を一度に両方聴けることなんてまず無いので、それはそれで贅沢だったなあなんてしみじみ。


こんな感じで続きもやっていきます。

雰囲気出るかなと思い、当時の紙チケットも掘り起こしてみた。電子チケットがすっかり普及してしまった現代、私は生涯紙チケ派です。

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