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音楽用語 GPTsを作ってみた

話題のOpenAIがGPTsという個人でChatGPTをカスタマイズすることができる機能を発表したのは2ヶ月前。その発表直後に音楽家目線からGPTsを作ってみました。


GPTsとは

元々はGPTのシリーズ全体を指す用語?

ChatGPT4にOpenAIにおいてGPTsとは?と聞いてみると以下の返事が来ました。

OpenAIが発表したGPTsとはなんですか?

ChatGPT

OpenAIが発表したGPTs(Generative Pre-trained Transformers)は、自然言語処理の分野で使用される先進的な人工知能モデルのシリーズです。これらのモデルは、大規模なテキストデータセットを用いて事前に学習され、様々な言語タスクに対応できるように設計されています。GPTシリーズの主な特徴は以下の通りです:トランスフォーマー構造: GPTモデルはトランスフォーマーというアーキテクチャをベースにしています。この構造は、文脈を深く理解し、単語間の複雑な関係を捉えるのに適しています。
事前学習と微調整: GPTモデルは、インターネット上の大量のテキストデータで事前に学習されます。この過程で、言語の一般的なパターンや構造を学習します。その後、特定のタスクや用途に合わせて微調整されることもあります。
多様な応用: GPTモデルは、文章生成、質問応答、翻訳、要約、テキスト分類など、多岐にわたる言語タスクに利用されます。
スケーラビリティ: GPTシリーズは、モデルのサイズが大きくなるほど、パフォーマンスも向上する傾向があります。


OpenAIがこれまでにリリースしたGPTモデルには、GPT-2、GPT-3、そして最新のGPT-4などがあります。これらのモデルは、それぞれの発表時点で、自然言語処理の分野における最先端の成果を示しています。GPT-3やGPT-4は特にその規模と能力において注目され、幅広い応用事例があります。

ChatGPT4

今回話題にしたいGPTsはこれとはちょっと違うような、まぁその中の一つと言って良いのか。

ChatGPTを各自カスタマイズできる機能

こういう質問をしたらこう答えて欲しい、というカスタマイズができて、それを保存できるというありがたい話。さっそく音楽家目線のGPTsを作ってみました。

音楽用語GPT

音楽用語は様々な言語が使われる

イタリア語だけじゃないのです。英語、ドイツ語、フランス語、ロシア語、いろいろあるのです。読み方もわからないし、音楽用語としての意味が分かっても元々の言葉の意味がわからないと細かいニュアンスが読み込めない。
ということで、ChatGPT4に蓄積されている知識を有効活用です。

このロゴもChatGPT4に組み込まれたDALLEが「音楽用語辞典」からイメージ生成してくれたものです。けっこうお気に入りです。


表紙はこんな感じです

メッセージ欄には音楽用語を聞きます。最初に表示されるボタンにはイタリア語、英語、ドイツ語、ロシア語を例として挙げました。試しにallegroをクリックしてみてください。

結果はこんな感じの表が返ってきます。細かい表現は毎回ちょっと違う部分もあります。

どんな答えが返ってくるのか

どこの言葉なのか、元々の意味、発音記号、読みのカタカナ表記、音楽用語としての解釈
この5つが表になって返ってきます。
ぜひブックマークしておいて音楽表現をより充実したものにしていってください。

注意事項

GPTsを利用するにはChatGPT4が使える必要があります。現時点では有料会員でないと使えないと思います。

GPTsの作り方は

ChatGPT4が使える状態の方はリストに「Explore GPTs」があると思います。

左にあるリスト。上の方は私が作ったGPTs

そこを進むと右上に「+GPTを作成する」をクリック。

右上に「+GPTを作成する」があります。

クリックするとGPTを作る画面になります。左側に出てくる画面が対話システムになっていてChatしながら形にすることができます。

GPTs作成の初期画面


ただ、繰り返しているうちに最初の方の質問というか意見が抜けていってしまうことがあります。なので、対話型ではなくて、直接指示で作ることができる「Configure」を選びます。

こちらがConfigureの初期画面

音楽用語GPTの指示内容を公開します

音楽用語GPTでは以下の指示を書いています。

こちらが指示画面

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GPTsつくってみた

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