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体育じゃないけど身体を使おう。

おはようございます。

今日から授業開始です。

とは言っても初回ですので、いきなりトップスピードで入ることはしません。

まずはお互いのことをちょっと知るところから始めていきます。

そして、「身体を使う」ことが大事だということに気づいてもらうことが目標です。

今の英語教育は「4技能」の能力を高めたいということで、評価基準もそのように設定されていますが、要するに「身につけろ」ということです。

「身」につけるのですから、頭だけで勉強していてはだめで、これはもう全身運動となります。
「試験は身体で受けるもの」とはここでも何度か書かせて頂きました。

そういう意味では体育とも切り離せないところが多分にあります。

どんどん耳や口、手を動かしてほしいし、イメージもたくさん使ってほしい。

身体の効果的な使い方にも、気づかせていくことが大切だと思っています。

そして積極的に使っていきやすいようにサポートするのが教師の役目でもあると思います。

まずはこちらが積極的にならなければ、生徒は動きにくいでしょうから、使っている姿を見せてあげるのもこちらの仕事です。

もちろん頭での理解も大事ですが、全員とは言わなくとも、上記のようなことが伝われば良いと思っています。


そして待つこと。
学びはインプットしたものが、クリックしてすぐにプリントアウトされるような工業的なものではありません。

水をやって、少しずつ育てていくものです。
一日水をやったのに大きくならないと騒ぎ立てるのは馬鹿げているでしょう。

また、一度言ったら、すべてずっと保存されているというようなこともありません。

だから、教師というのは「何度も同じことを言ううるさい人」になっていきます。
これについては今度ゆっくり書きたいとも思っています。


テクノロジーの進化によって、学びも段々と変わってきていますが、テクノロジーによって身体を使わない方向に行くのならば、逆に能力は低くなるか、いびつなバランスになるだろうと考えています。

これは余談ですが、そうなった場合には今度は肉体からの解放に向かうか、身体の復権に向かうかということになると思います。

どちらもすでにせめぎ合っていますが、教育現場の葛藤の本質はこの辺りにあるのかもしれません。


話が堅くなりましたが、楽しんでやっていこうと思います。

本日もお読みいただきありがとうございました。
皆さんにとっても良い一日になりますように。

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