公開まであと1か月。

週に2~3回は更新すると宣言しながら、すっかり放置してしまいました…。気づけば東京での公開まであと1か月!チラシと予告編をつくってから、ほとんど何も新たな耳より情報をお伝えできていない有様なのですが、もう少しで、色いろ楽しい情報をお届けできるようになりますので、今しばしお待ちください!

本映画祭、たいへん有難いことに多くの反響を頂いており、映画館にもたくさんお問い合わせ頂いているのですが、その中でもっとも多いのが「タイムテーブルはいつ出るんですか?!」というご質問です。ご心配おかけして申し訳ございません!タイムテーブルでないと、前売り券も買えないですよね・・・。

今まさに、YEBISU GARDEN CINEMAでの7/21(土)~8/17(金)までの4週間のタイムテーブルと格闘している真っ最中なのですが、これが想像していたより本当にたいへんな、心が折れる作業でして・・・。最初から弱気な発言で情けないです。

映画に限らず、音楽でも小説も同じだと思うのですが、今まで自分が知らなかった、新たな素晴らしい作品との出会いは、なにものにもかえがたい喜びがあります。ひとつの作品に感動したら、必然的に「この作品をつくったのは誰なんだろう?」と気になりますよね。そうしてひとりの”作家”と出会い、惹かれ、大好きになり、そのひとの想像した世界に浸ること、むしろそれこそが映画のいちばんの楽しさであるような気がします。

ベルイマンの映画は、どれもベルイマン自身が、生きてゆく過程でぶつかったものすごくパーソナルな疑問や問いかけが、そのまま作品に表現されています。その悩みの深さと考え抜かれた演出と脚本が、ベルイマンの映画に国境・時代・性別を超えた普遍性を生み、観たひと誰しもが心当たりを感じる感情がそこに映っていると感じるのだと思います。暗いですが。
例えば、なんでこんなに祈っているのに神様は助けにきてくれないんだろう?という子どものころからからずっとさいなまれてきた疑問から、いわゆる神への懐疑というテーマが生まれ、はたまたベルイマンは生涯に5回も結婚したという波乱万丈な恋愛生活を送ってきたわけですが、どんなに熱烈に恋に落ちても、楽しい時間は長くは続かず、どんなに愛し合っても本質的にはわかりあえない絶対的なさみしさが、女性を主人公に据えた作品を多く撮っている理由なんだと思います。

関係のなさそうなはなしが続いてしまいましたが、ベルイマンの魅力をちょっとでもよく知ってもらうにはどうしたらよいか、撮った順に観た方が良いのか、テーマ別に観た方が良いのか、でも13作品それぞれ色々な時間で観れるようにしないと、『ファニーとアレクサンデル』は普通の映画の3枠分もとるのか!など、ああでもないこうでもないと苦心していたのですが、なんとか決まりそうです。

遅くとも、6月末には発表するべく準備を進めておりますので、今しばしお待ちください!

その他、ベルイマンをもともとのファンで詳しい方にも(ぼくより詳しいほともたくさんいるはず!)、ベルイマンの映画なんて一本も観たことないよ!という方にも、映画祭をより楽しんでいただけるイベントを企画しておりますので、どうぞお楽しみに!

#ベルイマン生誕100年映画祭 #ベルイマン #映画

                  宣伝スタッフY

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