フェイクニュースとハイブリッド戦争:プロパガンダにしてやられる前に

 You are FAKE NEWS── その情報は真実だろうか?昨今SNSを揺るがすデマやプロパガンダの嵐。意図的に創り出されたハイブリッド戦争の工作の一環に、知らず知らずのうちに接触する。そんな2022年を生きているのだ。

 Twitterを開けば、あらゆる偽情報が飛び交い、しかもあえてそのような混乱を創り出すアカウントが少なくない。こんな紛らわしいインターネット世界のなかで、ユーザーはプロパガンダにしてやられてしまうことはないのだろうか。

 いまSNSで急速に拡散されるさまざまな陰謀論が注目されている。とくに、今年はロシアウクライナ戦争ということもあって、より過激で悪意のあるフェイクニュースが散乱しているのが現状だ。SNSでの世論形成や情報操作は、ハイブリッド戦争の一環として今に始まったことではない。しかし、昨今はあまりに無秩序な光景が拡がってきている。

 たとえば政府関係者の発言としてあえて悪意のあるtweetを捏造し、それを引用するかたちで偽情報を喧伝する。これは実際にあったことで、少なくない人が偽情報に騙されたりするなど、混沌とした様相を呈している。

 インフォメーションとインテリジェンス、この双方を充実させ、来たるハイブリッド戦争にどう備えていくか、いまここがサイバー空間の正念場なのだろう。

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