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武蔵野夫人を読み終えた。〜摘読日記_16

もう少し時間があるので連続投稿(笑)

大岡昇平「武蔵野夫人」を読み終えました。

1950年発表(こちらの文庫は1953年初版)


先日、はけの道を散策したのがきっかけで読んだ本です。
昭和25年に発表され、当時ベストセラーになったそうです。

話の筋を知らず読み始め、ドロドロにひきずりこまれました(笑)。


物語の舞台、はけの道近くの雑木林。


なんとなく、武蔵野の貴婦人たちの高尚で、武蔵野ののんびりした雰囲気の中でのやや退屈な物語かと思っていましたが・・(何か他の作品と混同していたかも。)

肉親含めた五角関係、ドロドロ・・。

と、書くと刺激的な感じなんですが、武蔵野や、野川の水源を辿る場面の丹念な描写などで、全体に不思議な抑制も感じました。


今度、またはけの道を歩いてみたいと思います。
先日とはまた違った感慨がありそう。。

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