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競馬のある日なのに競馬本を読んでいる。〜摘読日記_27

今週は、競馬は三連休に合わせて三日連続開催。

秋のビッグレースの前哨戦、ローズステークスや、セントライト記念など番組も面白い。

ただ、子供がまだ小さいのでとてもまとまった時間が取れません。

もう開き直って、メーンだけピンときた時は買うものの、あとはほとんどケン(買わない)です。

どうせ、子が大きくなったら相手にしてもらえなくなるのだから、今はむしろ子との時間を楽しんでいます。

そんな中でも、すき間時間には競馬本を読んでいます。(馬券を買うより財布に優しい。)

今日少し読み進めたのは、こちら。

1993年発行

競馬好きアナウンサー、草野仁さんの著書「たかが競馬 されど競馬」。

ソフトな語り口の草野さん、この本からも優しい人柄を感じます。

ただ、「競馬評論が少ない。」「スポーツ紙の競馬報道がワイドショー化している。」などの指摘はけっこう辛口で鋭かったり。

あとは、冒頭で、「競馬という大切な遊びを人生に取り入れた私は、白昼堂々と電車で競馬新聞を読んでいた、人の目を気にして正当化などしようと思わなかった」と書いているのが、清々しくていいな、と思いました。

こちらの本も並行読み。

1988年発行

作家の岩川隆さんの著書。
「旅打ち」本。

旅打ち本では山口瞳さんの「草競馬流浪記」が嚆矢と思いますが、この本は時期としては少しあと。

ただ、30年以上前の本であり、今は閉場してしまった地方競馬場が多く出てきます。

水沢競馬ですってんてんになり、ポケットの中の100円玉を数えうどんをすするくだりなど、ただただ共感。
(またそういうときの温かいうどんは本当に旨いのです。)


最後に、突然競馬から離れますが、先日フランスの映画の巨匠、ゴダールさんが亡くなりましたね。

1998年発行


これは、本棚にあったゴダール本。

私は初期の作品が好きでした。

ただ、もう20年ぐらい観てないかも。

勝手に、若い人・若い感性に響く作品、と思っているところがあります。

おっさんになった今何を感じるか、今度久々に観てみようかな。

合掌。

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