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【自己紹介:前編】僕が睡眠を大切にする理由

つらくって悲しくって、眠れなくなった経験ありませんか?
そして、今まさに睡眠に悩まされていませんか?

こんにちは。えーちゃんです。
日々睡眠に関するライフハックを発信する鍼灸あん摩マッサージ師です。

「人生の3分の1」は睡眠

人生100年時代で考えると33年が睡眠時間となります。
時間にするとなんと「292,000時間」

100年×365日× 24時間=876,000時間× (1/3) = 292,000時間

壮大すぎてよくわからなくなっちゃいましたが。人生のほとんどは睡眠時間にあたってます。
たかが睡眠ですが、されど睡眠。睡眠って本当に大事なんです。

何を隠そう私自身がすぐ緊張して寝付けなくなるし、ちょっとした物音で起きちゃうタイプ。

HSP&内向型の気質もあり、様々なシーンで睡眠障害を患ってきました。
そして鍼灸あんまマッサージ師の職業としては年間5000件の病気と向き合ってきました。

そんな「えーちゃん」と「睡眠」に関する自己紹介。
ちょっぴり恥ずかしいのですが、よろしければ最後までお付き合いくださいね。はじまりはじまりー。


どうして僕は「眠れなく」なったのか?

自分の心に蓋をして職業選択

広島生まれ広島育ち。中学時代に出会った陸上競技にのめりこむような毎日を過ごしていました。

ただ周囲の人間から怒られるのが大の苦手。怒られないために勉強も部活も人並み以上に努力していた記憶があります。
高校時代も陸上に取り組みますが、「好き」を仕事にしたいと言う気持ちに出会います。

一生アスリートであることは難しいが、アスリートを支える仕事はできる

スポーツトレーナー&鍼灸師に強く憧れるようになりました。

ただし、周囲の大人から理解を得ることができません。専門学校への進学を強く希望していたのですが、「自分の学力に見合った大学を目指せ」と学校・両親はじめ強く勧めてくるので自分の気持ちに蓋をしてとりあえず大学に進学することになりました。

理系だったけど、福祉学科を志望したのは「優しくなりたかったから」と記憶しています。

無事に合格するもののそんな明確な動機もないために当たり前にやる気が出てきません。ダラダラと大学生活を4年間過ごすのです。
そして社会福祉士を志して全国から集まる同級生を見て、自分自身が情けなくなる。

ただ実家では祖父と生活していたこともあり「家族に何かあったときに力になれたら」と感じていたため高齢者分野を専攻。

大学を卒業後、高齢者介護に従事することとなります。


世間では3Kと言われる高齢者施設の仕事。
自分自身も絶対に働きたくないと思っていました。
ただ働いてみると予想に反して楽しかった。

一定の作業スピードは求められるものの、怪我・事故と隣合わせなので正確性が求められる。何より高齢者の方とゆっくりまったりお話をすること、人生の先輩としてたくさん大切なことを学ばせてもらったは何よりの経験でした。

不規則な勤務体制を除けば、自分の気質にはあっていたと思います。

そんな施設の仕事を2年過ごし、新卒後2回落ちていた社会福祉士の試験に合格を果たします。合格報告のために幹部の元へ報告。ドキドキドキドキ。

そんな時、理事長から一言。
「おめでとう。よく頑張った。来月から地域包括支援センターに異動してほしい。」

地域包括の社会福祉士は相談員の花形。
やっと相談員になれたことよりも、3年間応援してくれた人に恩返しが出来たような気がして嬉しかった。

当時若かった僕は有頂天になる。その後告げられた「将来の幹部候補」という違和感を無視して…


合わない仕事、そして病む

1ヶ月後無事に異動を果たす。初出勤の日に希望を胸に抱えて職員に挨拶。
皆さん穏やかそうで一安心。さすが「地域の顔」だなぁと感じた。

センター長も「持病があるからずっと後継者がいなくて心配していたんだ。」と喜ぶ。
始業時間も近づき、なんとか頑張れそうだなーとホッとしていた。

…その瞬間。

「ダダダダダダダ!!!!」
激しくドアを開け、駆け込んできた一人の女性職員が。

着席と同時に始業ミーティングが始まってしまう。
「事前に挨拶ができずに申し訳ないなぁ」と感じつつ、朝礼で軽く自己紹介。その後は新人研修に入ってしまい、改まって挨拶をする機会がなかったのが気がかりであった。

そんなある日。その女性との同行が始まる。事務所を出て車内で二人きりの空間に。
その時コロッと気分が変わり、今までの笑顔が嘘のような険しい顔に変わる。その後彼女から出た言葉。

「社会人として終わってんね」

!?!?!?!?!??!
心臓が口から飛び出しそうになりながらも、
反射的に謝罪の言葉を述べる。

自分にも至らないところがあるのは重々承知。
キャリアも施設介護しか経験していないため、社会人として終わっているかもしれない。「この言葉の意味を学ぶことが大事」そんな風に感じていた。

ただし車内では不機嫌な態度が止まらない。
殺伐とした雰囲気に耐えられずお腹が痛い。動悸も止まらない。吐きそう。

なんとか同行を終える。
「まだまだ仕事は始まったばかり。信頼を得て良好な関係になれるように頑張るぞ!」と気持ちを立て直す。

若かりし僕は純粋なのか。馬鹿なのか。
とりあえず至らない点を見つけては自分を責め必死で補うように必死に努めるのであった。
これが地獄の始まりなのである。

気質&気持ちを無視したその1年後

こんなに爽やかに訪問した記憶はない。

下手でもアホでも。1年もすればある程度仕事はできるようになる。

・電話、来所での相談
・地域に出向いての行事開催&企画
・医療職&介護職との連携
・介護保険を利用している方のサービス利用会議
・虐待対応
・ゴミ屋敷対応

地域包括支援センターでの業務一覧

わからないことは同僚やその道の専門家に相談。
先輩、利用者、地域住民、関係職の人との関係は比較的良好であったと思う。20代の職員は珍しいこともありかなり可愛がっていただいた。

ただ一人だけどんなに努力しても関係が変わらない。
職場で彼女と二人きりになってしまうと、必ず怒号が飛んでくる。

質問をすれば「そんなこと自分で調べろ!」と言い、
質問をしなければ「なんで自分に質問してこないのか!」と言われる。

どうしたらいいのかわからない。

ドキドキドキドキ、動悸が止まらない。
話しているだけで頭が真っ白になってくる。
内容が頭に入ってこない。言葉が全く出てこない。

「二人きりになれば必ず怒られる」
二人で同行しないと行けない日がすごく憂鬱であった。

同僚も叱られた後には
「◯◯さんは皆変わっていると思っているから気にしないでね」とフォローしてくれる。
ただ状況は何も変わらない。

「関係を変えられるのは自分しかいない。」
この頃は仕事終わりに「対同僚のコミュニケーション」書籍を読むことにしていた。身体の声を無視して。



僕の体には何が起こったのか?

このころ僕には「眠れない」症状が出現する。

・寝床についても2〜3時間眠れない(入眠困難)
・寝ても6〜7回目が覚めてしまう(中途覚醒)
・3〜4時に起床、その後眠れない(早朝覚醒)

今考えれば明らかに「睡眠障害」である。加えて悪夢にうなされてしまう。「ガバッ!」と体を起こして目が覚めることを何度も何度も体験した。
漫画や映画でよくあるワンシーンのように。

トータルで言えば睡眠時間は2〜3時間でしょうか?
「ただ眠れていないだけ。仕事はできる。頑張らなきゃ。」

睡眠時間を無視して、一心不乱に仕事を続けていくことで数ヶ月後には、体はどんどん壊れていく。

・朝、昼ともに食事が喉を通らない
・吐き気
・動悸
・腹痛
・お手洗いに30分に1回行く
・頻繁な目眩
・頭痛
・耳鳴り

正直当時の記憶はありません。
仕事をやめることも頭をよぎる。
ただ周りの人が心配してしまう。迷惑をかけてしまう。

☑︎病気で後継者を探してたセンター長に申し訳ない
☑︎応援・育ててくれた職員や関係職の人に申し訳ない
☑︎社会福祉士合格を応援&喜んでくれた家族・友人・恩師に申し訳ない
☑︎「あなたがいい」と言ってくださる利用者の人に申し訳ない

自分の体の声を無視。思考停止ながらも何とか業務をこなすのです。
ただ、そんなある日、自分の限界を超える出来事に遭遇しました。

お前と話していると死にたくなる


窓口で、ある人から浴びせられた言葉。
いわゆる「モンスター住民」だったのでしょう。
冷静に考えると、真に受ける言葉ではない。プロ失格。

ただでさえ弱い僕のココロ。そしてすでに弱りきっていました。
心を立て直す気力が残っていませんでした。

「ガラガラガラ…」
積み木が倒れていくように僕の心が音を立てて崩れていったのです。

受付窓口で一人立ち尽くす。
ただひたすら3時間怒号を浴びせらる。
何も考えられない…

メンタルダウン。どうしても心を立て直すことができない。
おぼろげながらも、なんとか辞表を出して、残された期間で全てを引き継ぎ。

事を荒だたせたくないので「大学院に進学する」という嘘をつき、実家に引きこもることとなるのです。


メンタルダウン、その後

仕事は失うものの心身の不調だけは残る。
精神科へ電話をする気力もない。
ただひたすら家の中にいる。いわゆる「引きこもり生活」に突入します。

この時の記憶も正直ありません。覚えていることは、
「ただ何もせず、生きるために必要最低限のこと」をしたということ。

大学時代かじっていた「森田療法」が頭をよぎり「生理的に必要なことだけ」行うことにしました。

・寝たい時に寝て、起きたい時に起きる
・食べたい時に食べたいものを食べる
・トイレに行きたくなったらトイレに行く

そうすると、時間はかかったのですが、半年ほどで体が整っていくのです。
体が整うと、少しずつ気力が湧いてくるのです。

☑︎ちょっと少し散歩してみようかな。
☑︎自分のことを心配してくれる友人には少し会ってみようかな。

1年の月日をかけて、少しずつ少しずつ自身を回復させていったんです。

「どうせ人間死ぬなら好きなことをやって死のう」

そんな気持ちでかつての夢であった鍼灸師を目指すことになったのですが、この話は長くなってしまうため、またの機会に。

ただ日常を通じて、日々の生活を整えることの大切さを。
そして「睡眠の偉大さ」を痛感したのです。

最後に〜だから僕は「睡眠」を発信する〜

いかがでしたでしょうか?初めましての自己紹介。
暗すぎでないか心配なのですがこれが僕であり、同じような悩みに苦しんでいる人の何か救いになればと思いドキドキながら書き上げました。

なんだか「他責思考」な感じがして不愉快な気持ちにさせてしまったらごめんなさい。ただ僕にとっては本当に辛かった。
そんな当時の僕にいま伝えるとしたらこの3つを伝えたい。

・眠れないことは身体からのSOSだよ
・眠れない段階で治療することができれば症状の重症化を防げる
・睡眠治療こそが究極の予防医療

僕と同じような経験をする人を一人でもなくしたい。
優しくて真面目ゆえに(←僕は違いますが)自分の心に蓋をして消耗をし、科学や数字の力が及ばない身体の不調を引き起こす人を一人でも減らしたい。

その思いで日々睡眠情報を発信し、お仕事では鍼とお灸と手を用いて日々患者さんの治療にあたっているのです。

誰よりも睡眠の大切さを感じているからこそ睡眠の大切さを発信し、睡眠を通じて皆様の健康を守っていきたいと思います。

Xやブログ、公式LINEとあらゆる方法で情報発信をさせていただきたいと思います。

何かありましたらいつでも力になれればと思ってますので公式LINEよりご相談くださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。


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