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インドを翔けて🇮🇳DAY4


〜他人の墓にブス風を吹かせる〜

2024.2.24

6時半くらいに目覚める。5時間睡眠は多過ぎて、寝疲れ。この旅行で感覚バグっているので、体力は全回復してる。余裕。村野、カースト下の目線から見えるものがあったらしい。

ジャイプールモーニング。New Zolocrest- Hotel Clarks Amerというホテルのカフェ。コーヒーとクロワッサンを頼む。村野からカルダモンチャイティー貰う。美味しいけどかなり刺激。今際の際のカルダモンはお腹の中で暴れ始める。今日はお土産メインの日なので色々回っていく。

ジャイポの朝


ゆっくりしてお皿お店。Sakshi Blue Pottery Manufacturers。ジャイプールではブルーポッタリーという陶器が有名らしく、インドでこれが買えればいいやと思っていた。開店時間8時半ぴったりに到着。店目の前のインド人がごちゃごちゃ言っていたが、店員さんが定刻に開けてくれた。爆買い中国人と化す。村野のお魚お花刺しはミスタッチとひび割れで1万が4千円に。この花瓶に一万は笑うが、驚異の値下げでさらに笑った。

お店の映え壁


ジャイプールの観光メインどこの壁、パワーマハルへ。目の前は大通りで車が走りまくってて最高な雰囲気とは言えないが、でかくて綺麗。秒で映え殺す。

正面からは巨城but薄城


近くの宮殿、ザシティパレスにも行く。シーマさん、ガーキさん、クーロさんもがっかり。宮殿内で村野がみる場所を間違えたことをトリガーに、この旅行の最初から飛行機の席をミスったことを思い出し、俺バッド入るは、と宣言。流石に笑った。

ヨーロプ多し


アノーキという服屋へ。爆買い中国人2nd。村野は2万弱買っていた。俺もいらないけど流れでスカーフみたいなのをとりあえず買った。店のトイレは村野宅より綺麗だった。北赤羽はインドを凌駕した。

行きたいお店は行けたので、空港の方向に行きながら、来る時通った国際貿易センターモールへ。道中、女の子が窓の隙間からお金を乞うてくる。心が痛いけどあげれなかった。その日を生きるために乞う人と、旅行できるくらい金に余裕があり生きるためのお金の心配は全くない俺。あげれば良いんだけどできず。あげたとしてこの子が幸せになるのかと。ただ辛かった。モールではマックが日本より高いという驚きを得たのみ。

13時頃、出発1時間30分前に空港着。モンキさんを求めてアグラへ。村野、空港でお土産のラクダさんを見つけられて没収されそうになる。丸まった包装袋から取り出してラクダを見せてる姿は笑ったし、これは何だとの問いにイッツキュートと答えたらしい。こいつは日本の誇りだ。
30分くらい前から搭乗口で待機。遅延はしていないのに全然呼ばれないのでのんびりする。島田パニってたら(パニーニを食べてたら)アグラって言ってねと気づく。掲示板を見に行くとラストボーディングとの表示。大声で島田を呼ぶ。異国の地で日本語を響かせた。危うく乗り過ごすとこだった。パニーニを食べたおかげで冷静になり周りの音が聞こえてきたということか。パニ凄い。
連結バス最終便に乗ると他の何組かもギリで気づいたらしく肝冷えで笑っていた。その中に1人笑ってない男がいたが、あいつはきっとGANTZポイント持ち。当たり前に飛行機爆睡ワープする。

空港から出るやいなやバスに乗れと誘導されるが、こころを閉じている俺らは信じず。Uber探してると別のおじがこれ乗らなきゃ空港の外にでれないよといってきてやむなく乗り込む。乗り込んだ後も島田はUberを直で呼べなかったのか検証していた。こいつは本物だ。バスでは3人でしっかり150ルピーとられた。

バス到着。車窓から外を見るとリキシャ営業マンたちがスタンバイしてる。数多の観光客を捌いてきたことからか面構えが違った。予想通りインド史上1番しつこかった。
突然モンキさんが現れる。念願のモンキさんを写真に収められてはしゃぐ。

ついにモンキさん


加えて、村野長谷川は地元リキシャ乗りとコミュニケーション。俺の鞄のキャラをドナルドダッグと言うと相手がふざけ混じりの大笑い、負けじと俺らも大笑い。仲間の1人がこいつドナルドに似てるじゃん、と年配の仲間をいじり出す。いじられキャラのおっちゃんも反論するわけもなくニヤニヤしていて可愛かった。他の営業マンたちも俺らを見てイカれちゃってることを察知。チームのブレインではないと判断して営業が島田に移る。それにしても友達とふざけながら働いている奴らは楽しそうだった。

呼んだUberはスピード遅いし、Uber指定の道行かないし、誰かか電話かかってくると停車する。マルチタスクできない系のやつ。渋滞もあり結局1キロ前に降ろされる。ただでさえ1時間半しかタージマハルにいる時間ないのに、こいつのせいでマハール時間削られる。島田に評価1をつけるように依頼。問答無用、当たり前。

そこから15分くらいマハールまで歩く。その間も島田はマハールの入り方、オンライン予約等サーチをしている。さすがっす。到着。現金がなくカード払いでお願いし金額提示されるが、島田が通常の3倍するとのことでセーブ。島田がいないと何もできないことを再確認させられる。バッドは入らず。
クロークへ荷物を預ける。島田のカバンに消えないペンで番号をつけられる。日本じゃあり得な過ぎて笑った。島田は少しだけ萎えていた。

ここまで手こずり滞在時間は30分くらい想定。
時間がないのでマハル内爆走。人の墓だろうと関係ない。写真を撮りながら一周する。風のようにマハル。きっと他の観光客はブス風が吹いただけで俺らの姿は見えていないだろう。
事前調べで満月前後5日間のみ夕方開放しているらしく、ちょうど昨日が満月。こんなレアなことはないが夕日を待ってる時間なんてあるわけもなく。写真を撮りつつ目に焼き付けた。
写真を見返すと着工16:35、竣工16:58。滞在時間23分の突貫工事だった。行ったことあるやつならこの時間でマハル一周してるヤバさを分かるはず。ただ迫力、大理石の綺麗さは感じれた。
出発時間の計算からは5分遅れくらいでマハルを出る。

マハルに別れ


出口は行きとは違う変なところに出て地元民しかいない路地に。ここが今までで一番好きな街になる。猿と共存してた。他の街と比べて子供も沢山いて、綺麗な目で挨拶してくる。教養がある目をしている。俺らを奇妙だとは思っていなさそう。この街の未来は明るい。住民も挨拶してくるし、リクシャ営業もライト目。俺らと話したいだけで絡んでくる。ジョードプルでがっちりと閉じてしまった心の蓋をこの街の人々な開けてくれた。最後に温かさを感じれてよかった。

君たちの未来はきっと明るい

こんなことを思いながらひたすら小走りに街を駆け抜けた。小道ということもありリクシャに乗るのがベストと判断して、捕まえる。爆速リキシャじじい。急いでと言ったらエンジンぶん回してくれた。インドの風を浴びるのはこれが最後だと思うと寂しくなる。この国はバイクだらけで渋滞もすごい、砂埃もすごい。でも気づいたら好きになっていたのかもしれない。
150ルピーと言われていたけど、急いでくれた感謝含めて200ルピー渡した。俺らをインドが送り出してくれている。

爆速リクシャ乗り


リクシャを降りてからも全力疾走。駅に着くやいなや駅のホームへ突入。駅内の歩道橋もダッシュする。すると、気づいたら前方前回り受身をしている俺。子供の足が引っかかり思いっきり大回転した模様。インドの駅地面で擦り傷を負い雑菌最高。陶器をたたきつけて心配。足をひっかけた若者たち心配の声の奥で追随する村野爆笑サル笑い。この出来事が刹那のうちに起こった。

乗車してから盛らずに3分くらいで発車。危なすぎる。マハールいる時は10分遅延してるとのことだったけど、定刻の発車に直っていた。遅延前提で動いていたらインドで死んでいたと考えるとニヤける。このスケジュール感の動きを日本の旅行でやってもアホなのにインドの地で繰り広げる俺ら。イカれちゃってるし、誰も着いては来れないよね。乗り遅れたら遅れたでおもろかったけど。

カメラを止めるな(17:40発)


なんだかんだほっと一息。

マハルで書かれた油性No.


乗車時間1時間半なのに食事が出てくる。スパイスチキンナン春巻き、チャーハンフレーク、無料の水。石みたいな硬さの塊ケーキもある。ちょっと齧ったけど砂糖塊。甘すぎ。食い切ったら確で死ぬ。

思いがけない豪華ディナー


デリーの駅に着く。バランスタイプレベルMAX(頭にキャリーケースともう一つ荷物を乗っけてる怪物)と遭遇。インド人がちっちゃい理由がここにあった。

バランスタイプLv.MAX


Uber全然捕まらず。怖目の道歩きながら探す。まじで1時間弱は捕まらず、インドの喧騒を前に立ち尽くすジャップ。旅の終わりと共にこの無秩序さも終わると考えると、全然寂しくない。やっとのことで、大交差点の変なところでマッチング。

車内では旅を経て、インドの交通・貧富の差を良くする方法、インドと比べた日本の良し悪し、幸せ感などを村野と語る。島田は一言も発さない賢者モードに入っていたが、たまに有識者としてご意見いただく。島田によれば長期的にみると世界は良くなるらしい。
国をよくするには教養が一番大切ということ、インドは宗教に頼りすぎているという結論を出し終。40分の道のりは一瞬だった。

爆速荷詰めして、速攻ホテルを出る。
ラストUber、ガンジーの像とインド国旗を横目に一生来ないであろうこの国に想いを馳せる。

今日も今日とてインドを蹂躙した。きっとこんな雑にタージマハルを訪れる人類は俺らが初だろう。愛する人のお墓でこれを作っちゃうのはぶっ飛んでる。
ただ、マハールも凄かったけど、俺的にはアグラの街が良かった。

今日は風に乗せてインド中にブスをギフトできた。激ブサ日本人代表として大満足。

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