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インドを翔けて🇮🇳DAY5


〜Seeing is believing〜

2024.2.25

最終日。夜中の0時発なので夜中。
昨日風呂に入る時間はなかったので汚い髪の毛をニット帽に押し込める。インド人はあまり風呂に入らないらしい。気づけばインド人になっていた(村野は汚人殿堂入りなので例外)。

ベトナムのハノイ経由で日本へ。ハノイまでは飛行機席セパレート。寝るだけだし2000円はケチった。機内食はあんまり上手くない。ルーがなくてモチが入ってる変なカレーだった。

中の下


ハノイに着くと島田が見当たらない。まああいつなら1人で大丈夫だろうと2人でトランジット。俺は先陣をきって出国ゲートへ。危うく入国しかけるも嫌な予感がして気づく。俺らが大丈夫じゃなかった。島田がいないと何もできない。バッドは入らず。

ベトナムは物価高すぎる。800円のアイスコーヒーを啜りチル。インドで悟りを開いた俺らは、搭乗口で呼ばれた瞬間に並ぶことの無意味さに気づいてしまう。並んでる人はあまりに滑稽。

成田行きの飛行機はほぼフルで寝る。今日を思い返すと、1日長過ぎて肝が冷える。24時間以内に朝チルして、お土産買って、アグラダッシュしたとは思えない。行動量と時間が計算上合わず、方程式が崩壊している。

成田着。キャリーがまじで出てこなくてロスバゲかと思ったけど出てくる。とんかつ定食を食べ、じゃあなと一言、解散。

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<エピローグ>

インドは一言で言うと、人間が生き物であることを感じられる場所だった。厳しくも力強い生とその近くに死が感じられた。

うるさくて、臭くて、汚い。インドに行ったことない人は大体そんなイメージだろう。紛れもなくその偏見を持っていた1人に俺も含まれていた。

ただ、行ってみてこの国の見え方は少し違った。
実際、街には人が無限にいて騒がしい。小道に入っても人、交通は終わっていてバイク、車、リクシャがクラクションを鳴らしながら走っていて沿線には住めたもんじゃない。動物うんちや生ゴミは道路に直捨てされていて、たまに臭い。

だけど、インド人は自分の生活、生きている姿をオープンにしている。それが人間らしく、動物らしい。日本人がいかに閉鎖的なのかが感じる。俺らが訪れた街には少なくともロボットのような人間はいなかった。生き物としての在り方はインドの方が正しい気がしている。

労働でみると、日本人はマシーンのように働くけどインド人は昼間っからほっつき歩いたり、ぼーっとしたり。働いてるやつは友達とふざけながら働いたり、売れる見込みのない意味わからないもの売ってたり。なんでそれで生きていけるのか分からないくらいに。
生きるためだけに働く人、生きる以外の欲を満たすために働く人。前者がインド人で後者が俺を含む日本人の大半。
現地ではネット環境がない人もいるだろう。そんな人たちは自分達の世界が全てでそこでの幸せを望んで生きている。
どっちが良いとかではないけど、見える世界の大きさと幸せは比例していないことは気づいてしまったよね。

そして人の最期を見れた。この旅の1つの目的だた火葬場。死体が運ばれてきて燃やされる様は衝撃だった。
宗教上、ヒンドゥーの人たちはガンジス川で火葬されることを望む。そして、インド中から遺体がバラナシに運ばれてくるそう。
バラナシにいた無気力な老人や絶望している人でさえ最後の希望やこころの拠り所がここにあるのかなと無宗教ボーイは考える。そう考えると宗教ってすごい。

また、各所には日本にはない世界が広がっていた。圧倒的な貧しさを目の当たりにし、その中で生きる子供達。教養があれば日本のように働き場所に困らないけど、この子たちはそれが無い。これがこの国のリアルだ。俺には明るい未来を願うくらいしかできなかった。

ジャップはブス猿だから注目浴びるし、途中旋風を起こしちゃったりする。
お湯は一度も浴びれてないけど、ちょっとくらい風呂に入らなくても清潔な場所なんて存在しないからオールオッケー。汚人のエデン。つまり村野の理想郷だった。

日本は退屈だ。営業メンもいないし、全然クラクション鳴らさないし、裸足でトイレにいるやつもいない。うんちだって滅多に落ちていない。インドにいる時は日本の方が圧倒的に良いと思っていたけど、今はあの騒がしさ人混みが少し恋しくなっている。いや、恋しいとまではいかないか。ただこの刺激にまた触れたいと思ってる。

ジョージアの時は現地語を覚えていったのに、今回はナマステの一本刀。最後まで、ありがとうすら現地語で言えないのは舐め腐っているが、それはそれでいい。今は全てに寛容だ。

結局行く前に確信していたボラレ、腹下しせず、固めたはずのディフェンスは固めたり緩めたりで最後はオープンに。poor卒業したかと思ったけど再入学できたし。

なーんだ、いい思い出しかないじゃん。

翔けた故に生まれた盛り沢山の思い出。
もしインドはどうだったのと聞いてくる人がいたら、

″黙っていけ(ガンジス川は意外と綺麗だよ)″

俺はこう答える。





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