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おばけ

ねむることのない街の少し外れで
ぼくは部屋ごと浮いている

それはなにか闇からくり抜かれたような感じ

利き手は後頭部に封印して

たどたどしくホーム画面をこする

偽善の溢れるSNSを開く気にもならない

時間は有限だとゆうのに

この虚無感は無限に広がる感覚がある


なにもない

ここにも どこにも

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