Beth

Twitterしてます。→Beth_moutui140字超えちゃったらこっちに運びます。

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最近の記事

かっせい

自分は何も成しえぬくせに ひとには多くを求めるあいつ 憎くて憎くてたまりませんな めでたいめでたいその思考回路 愛でても愛でても何も出りゃせんぞ 憧れはもっと高みにお預け 見返りなんての求めたもん敗け 蒔けども芽が出ぬ種があるように 努めども実らぬこともある いつか咲く笑顔に希望を託し 一心不乱に今を生きよう

    • どんてん

      君の見事な笑顔の中に 僕は心の闇を照らしてしまう 純粋に認めればいいものを 惨めな負け惜しみを始める なんて卑屈な人間なんだ そんな気持ちで自分を卑下して 君の慰めを期待している 僕の目線の沈みに君、気づき 君の気づきに気づく僕 完璧に出来たこの流れ 完成を知らせる君の声掛けに 僅かながら 僕の口元は緩みを見せる その綻んだ口元が 僕は僕の中で 一番嫌いだ

      • ID ent いty

        “らしく”って一体なんなのか わからずここまで生きてきた 周りの誰かに睨まれるのは とてもじゃないけど耐えられない 意見はその場の主権者に託し ただただうなずく人形に徹す みんな平等?そんなの反対 一票の重みに僕は粉々 風に吹かれた僕の意見など 面白いほど右往左往 “弱すぎる”と言われすぎても 抗体なんぞ出来るわけもなく 今日もこころに鮮血が流る 個性というのは元来 個人でも生きらる強靭な心 それを持つものの主張の象徴 僕にないのも頷けるでしょ 今日も今日と

        • たかまり

          数年ぶりにきみと会う 約束の場に行くと そこにはもう友人と戯れるきみ 僕と目があって気がつくと 少しだけ口角を上げてくれた みんなの前ではそんな仲良くしてなかったから 何も反応ないものだと思ってたから 口の動きだけで 「あ・と・で」 なんて言われたら そのあとウインクまでされたら こっちはどんな気持ちで過ごせばいいんだよ

        かっせい

          ないしょ

          必要以上に間を詰めて 君の左肩が僕のと重なる 写真に写り慣れてる君は あたかも何でもないような いつもの笑顔で対応してて ほら、僕だけが注意を受けた 違うんです、今、僕の利き手が 不自由な状態にありまして、、なんて それで心まで拐われた気がして 変な錯覚に陥ってる、、なんて 言えない、言わない、言うはずがない 馬鹿な僕でもわかること 全部内緒で意味のあるもの 悪戯な君の横顔に 尊い笑顔が続くよう 僕は僕を演じ続ける

          ないしょ

          なまいき

          知ってるんだぞ、全部 いつもの時間に いつもの場所を あなたがちゃんと確保してくれてること それなのに あたかも偶然を装って ラッキーですねなんて言うの そのずっこいハニカミに 私はまた胸を踊らせる あぁ、なんて生意気な企み まぁ、なんて下らない作戦 その掌の上で転がってやるから 覚悟しとけよ

          なまいき

          じょえん

          きみはずっと先を見ていて 僕には目もくれなかった その眼差しはどこまでもひとすじで 呆れられようとも、バカにされようとも なによりも強く、なによりも固いその決意に 横道も脇道もない ほんとは僕のことも少しは見ていて欲しいけど それできみの悲しむ顔なんて見たくないから それできみを後悔なんかさせたくないから さぁ、進むんだ 躓いったっていいじゃないか 僕が肩を貸すから さぁ、走るんだ 遅くったっていいじゃないか 僕が背中を押すから きみの物語を 勝手に僕と

          じょえん

          おぼれ、うぬぼれ

          ここちよい夜風に揺れる髪 鼻先をくすぐる海水のほのかな香りと わずかにあがったきみの頬 透けてなくなってしまいそうな その肌に少しでも触れてたくて その笑顔に少しでも惚れてたくて そんなことを想うと 願ってもない涙がひとすじ きみが笑ってくれたから それだけで いいや

          おぼれ、うぬぼれ

          おばけ

          ねむることのない街の少し外れで ぼくは部屋ごと浮いている それはなにか闇からくり抜かれたような感じ 利き手は後頭部に封印して たどたどしくホーム画面をこする 偽善の溢れるSNSを開く気にもならない 時間は有限だとゆうのに この虚無感は無限に広がる感覚がある なにもない ここにも どこにも

          おばけ