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Yussef Dayes @ Blue Note Tokyo

本日、2024/2/24
ブルーノート東京で行われたYussef Dayesバンドのライブに行って来ました。

ワタクシ、歌い手のくせにインスト曲が大好きなのです。曲を作るようになってからは、ますますその傾向が強くなりました。

私の話はおいておいて、と!

今日のライブは最高にGroovyで、しかも今までのJazzの概念を覆す音でした!
バンドサウンドの新しい解釈とも言えるかも。

彼等のライブの何が凄いか…
従来のJazzと違う、楽器で会話、腕💪を競う、では無い次元に行ってます。

料理で言えば、分子ガストロノミーのように進化した音です。デジタル化された現代の音楽をライブという生の空間に見事に落とし込んでいたからなのか?
そんな印象を受けました。

滑らかで調和の取れたサウンドは、個々が全く違う個性を持っているにも関わらず、美しく成立していました。ソロ回しとか、いつやってるの?って意識させない不思議な感覚。

イルカが仲良く並んで泳いでいるかのようなピースフルな演奏なのです。

Yussef のドラムは名ドラマーBilly Cobham 直伝の超絶テクニックなのに、軽く滑らかでレイドしたアフロキューバン系のビートです。そこにひたすら美しい鍵盤とリヴァーヴを深く効かせたSax、盟友のベーシストの Rocco Palladinoは、超有名なベーシストPino Palladino の息子さんです。彼は宇多田ヒカルの「君に夢中」でもバックを務めています。

ベースは超重低音で深い音、海の底に潜って行くようなサウンド。

シートがマッサージチェアになったかと思うほどの振動が伝わってきました。

凄いドラムセットの写真を撮ってきたのでご覧下さいませ!

Yussefのドラムセット


こんなに重装備なのに全くうるさくない、軽い音なのです。どうやったらバンドで再現できるのかな、、、そんな事を考えながら聴いていました。

アメリカには、やはり新しいJazzサウンドとして、大御所のRobert Glasper がいて、私もその辺りは大好きなのですが、

UKの方がよりスムースで柔らかい、テクニックよりも音全体の調理法を優先させている感覚が良いな、と感じました。

もし、マイルスが今生きていたら、彼らを見て何と言うかしら…絶対怒り💢そうな予感(笑) もっと真剣にヤレ!的な、そんな想像をしたら何だか楽しい気分になりましたw

YussefのYoutubeの動画付けておきますね!

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