自分×プログラミング
私は今、福岡のWebシステム開発の会社でディレクターとして働いております。
Webやプログラミングとは未経験の状態で今の会社に入社し、最初はエンジニアとしてプログラミングを身に付けつつ仕事をしておりました。PHP、ほぼCakePHPですね。
以前は、物流・倉庫業をしている会社で、事務職としてデータ入力を行ったり、現場で手が足りていないときに検品を行ったり、といった仕事をしておりました。
新卒でその会社に入社したのですが、入社前から気になっていた業界がありました。それはIT業界です。
最初のきっかけは、大学2年のときにバンコクのカオサンロードで出会った、京都から来た大学4年の方でした。私は春休み期間を利用し、初めてひとりでバンコクへ旅をしにきておりました。安宿で出会った方々と一緒にカオサンロードの食堂でご飯を食べている際、たまたま近くにいたのが、その京都の大学生でした。
東南アジアのどこかで短期のビジネススクール的なところに行っていたらしく、その帰りにバンコクへ立ち寄ったとのことでした。
私が生きてきた中では出会ったことが無いような人で、印象に残っていました。
旅を終えて帰国し、半年くらいたった後、その方がFacebookに投稿している記事を見かけました。チームラボ猪子さんの情熱大陸に少し写っているという内容でした。私はチームラボのことをそのときに初めて知りました。そして情熱大陸を見て、猪子さんの話していることがデジタルやらアートやら何だかよくわからないけど惹きつけられるものを感じました。
ITってすごいな、IT業界の人は変わった考え方の人がたくさん居て面白いのかな、と思うようになりました。そこから、IT起業家の方の本を読むようになりました。家入一真さん、堀江貴文さん、藤田晋さんとかです。
そんな中、就職活動が始まりました。
内定が決まった先輩や、OBの話を聞いたりする機会があったのですが、どうもしっくり来るものがありませんでした。大手の商社やら金融機関やらに総合職として働いている方々で、私の目から見ても優秀なんだろうなというのは感じていました。
同期の周りを見渡すと、やはり大手企業に総合職として働くことを目指す人が多く、実際に彼らもそのようなところに就職していきました。私もその就職活動の波に揉まれ、大手企業を受けていくことにしました。
当時、「自己分析」「軸を定めること」をしましょうということが言われており、実際にやってみたもののしっくりこないのです。そしてアピール力もなかった私は、なかなか内定が決まらずでした。
リクナビでチームラボの採用情報を見てみたところ、当時は理系のみを採用しているようで、経済学部の私はリクナビからの応募ができずでした。
そんな状況で私は、「大学のうちに自分の納得できる仕事を見つけるのは難しそうだ」と感じました。とりあえず東京で働いて、そこから自分のやりたいことを考えていこうと思いました。東京に行きたかった理由としては、人生で1度は東京に住んでみたいということと、有名なプロダーツプレイヤーと一緒に投げたいということでした。東京にはダーツバーがたくさんあり、有名なプレイヤーがスタッフとして働いていたり、定期的にイベントを開催していたりするのです。
そして大学を卒業し、東京に引っ越しました。物流の会社に内定を頂いていたので、そちらでしばらくお世話になることにしました。
働いて半年くらいたってから、やはり今居る場所とは違うところに自分の居場所がありそうだと感じ、IT業界で働きたいという気持ちが強くなっていきました。
ただ、IT業界で働くといってもたくさんの仕事や働き方があります。まず業種はWeb、アプリ、ゲーム等々たくさんありますし、職種もプログラマー、デザイナー、営業、広報等と数え切れないほどあります。
私は手に職をつけて働きたいと思っていましたので、営業や広報ではなく、プログラマーやデザイナーが良さそうだなぁと思いました。その中で会社を探していくと、Webであれば比較的初心者や未経験でも求人がありそうだったので、まずはWebに対する勉強を始めようと思いました。
そこでHTML、CSSの本を購入し、ロリポップでサーバーを契約し、ムームードメインで自分の名前のドメインを取得し、とてもかんたんなWebサイトを構築しました。
その後、福岡にUターンしたいと思っていたこともあり、福岡のWebの求人を探していたところ、Wantedlyで1つ目にコンタクトを取った会社が、今働いている会社になります。オフィスにバーカウンターがあり、MacBookを使っている写真がかっこよさそうに見えたので、とりあえず連絡してみようかな、といった感じでした。
Skypeで社長とビデオ通話したところ、システム開発の会社なので、サーバーサイドの技術が必要になってくるということでした。そこからPHPの勉強を始めることになったのです。
エンジニアとして2年ほど働いた後、エンジニアよりもディレクターの方が向いていることに気付き、今ではプログラムを書く機会はほぼ無くなり、ディレクターとして働いております。
長い期間ではないですが、プログラミングを身に付けたこと、プログラマーとして働くことが、今の私に大きな影響を与えてくれています。
次回は、今現在関わっているプロジェクトについて記事を書きたいと思います。
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