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弊社代表に聞いた創業秘話、そして未来の話~社員インタビューvol.1 ~

こんにちは!学生インターンの佐々木です^^

今回は、Beyond社員インタビュー第一弾として、代表取締役の道越万由子社長にインタビューを実施しました!

Beyondの社内カルチャーや事業内容の根底にあるビジョンなど、気になるあれこれについて答えていただきました。

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<道越社長の肩書/経歴>
一般社団法人日本インバウンド連合会 副幹事長
いばらき広報戦略アドバイザー
観光庁 広域観光周遊促進 登録専門家

新卒から10年以上IT業界でWEBマーケティングに従事し、株式会社オプトでSEMコンサルタント、トレンダーズ株式会社でPRプランナーを経て、2015年より海外・SNSマーケティング事業を立ち上げ、2016年9月にインバウンドPRに特化したマーケティング会社である株式会社BEYONDを設立し、代表取締役に就任。自治体や大手企業の海外マーケティングの運営やインバウンド集客の200社以上のプロデュースに携わる。現在はインバウンドで地方を活性化させるため、全国の自治体や企業向けに現地人材研修や講演を多数行う。

<インタビュアー佐々木について>
4月から入社予定の学生インターン。
ファーマーズマーケットやローカルな商店街を巡るのが好きです。
最近は筋トレ女子になろうと密かに目論んでいます。
Beyondのまだ知らざる地域の魅力を発信するお仕事に惹かれ、今年ジョインしました。
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10年以上のIT業界での経験から気づいたデジタル×地域事業のポテンシャルの大きさ 

ーまず始めに、Beyondを立ち上げた経緯を教えてください。ー

道越:新卒から10年以上IT業界にいたのですが、6年前にインバウンド向けの仕事に携わる機会があったんです。日本の情報を海外に発信した時に、すごく反響があって。オリンピックが控えている事もあり、日本はこんなに世界から注目されていて、日本のコンテンツは海外から求められているんだなと驚きました。それと同時にデジタル・SNSの力を使えば、世界中の人たちに発信できるなと、大きな可能性を感じましたね。

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あとは、地方の情報をもっと国内も海外も含め発信していく必要があると感じたんです。地方には、魅力がたくさんあるのに、埋もれてしまっているコンテンツが多いなと。

両親が長崎の五島列島という島の出身なのですが、両親の中学校が一昨年廃校になってしまったんですよね。こうやって日本全体で人口が減少していく中で、百年後も残ってる地域ってどれくらいあるんだろうってハッとしたんです。でも、地方の溢れる自然資源・観光資源は磨かれてこなかった、あるいは発信してこなかったから知られていないだけで、地方ほど魅力的ですごくポテンシャルがある観光コンテンツってたくさんあると思うんです。

そこで今伸びているデジタルやSNSを活用して、地方にインバウンドを呼び込めたらすごく伸びるのではと思ったのが、この会社事業を始めたきっかけです。

ーなるほど、デジタル×インバウンドでの地方創生ですか。地域活性化への可能性が広がりますね。具体的に現在だとどのような事業内容が主軸で動いているんですか?ー

道越:立ち上げから一番私たちが力を入れてきたのが、SNSを活用した海外向けマーケティングです。今まで自治体さんや企業さんのインバウンド向けSNSプロモーションを250社以上やってきました。特に、facebookやInstagramのビッグデータを活用したターゲティング広告を使うことで、海外の狙った国の狙った属性の方に、的確にこちらの情報を発信し、集客に繋げるプロモーションを得意としています。

後は、このコロナ禍ですごく伸びてきたライブ配信や、オンラインイベントの企画から集客までのプロモーションは、今すごくお引き合いを頂いてるので、今年立ち上げて今力を入れている領域ですね。

ー今年立ち上げたというのは、とてもチャレンジングですね!コロナで少なからずインバウンド業界は、ダメージを受けたかと思うのですが、このタイミングで新しい事業を進めるっていう判断に至った背景や経緯を、もう少し教えてもらってもいいですか?ー

道越:コロナ前はお仕事の8割くらいが、インバウンド向けのプロモーションのお仕事だったのですが、一番繁忙期となる3月に、コロナの影響で、インバウンド向けのプロモーションの案件が8割ぐらい止まってしまったんですよね。

そこで、このままじゃいけないということで、”ピンチをチャンスに!”と、社員みんなでプロジェクト会議を行い、今何をやるべきか?と、意見を出し合ってすぐに新規事業をいくつか立ち上げました。

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 やっぱり大企業だとプロジェクトをすぐに立ち上げ、動かすというのは難しいと思うのですが、私たちのようなベンチャーは、新しいものを実証ベースで立ち上げて、軌道修正しながら形にしていく。決めたらすぐやってみる、そんなスピード感がベンチャーのすごくいいところだと思うので、本当に一か月とかで立ち上げて、みんなでとにかくすぐやってみようって動いたんです。そしたらどこよりも早くライブ配信事業や新規メディア事業が立ち上がり、想定より比較的早めに、結果に結びついてきたんです。コロナになってから、すぐ動いたところが良かったポイントだと思います。

 後は、このコロナ禍で、新しいものもたくさん生まれたと思うんです。急速に全てのオンライン化が進んだり、イベントなどもハイブリッドになったり。そのような世間の変化を感じ取り、チャンスを見つけ、すぐにやってみるということを繰り返した結果、少しずつ形になってきて、今はこの新規事業が伸びてきているので、来年に向けてどんどん注力していきたいなと思っています。

時代の変化を読み取り、事業の転換も臨機応変に対応するーベンチャーの強みを活かし、更に組織を拡大へー

ーベンチャーならではのスピード感だからこその柔軟さが背景にあったんですねー

道越:そうですね。あとは若手でも意見が出しやすい社内の体制や、空気感を大事にしたいなと思っていて、今でも若手社員がプロジェクトリーダーとして新規プロジェクトを進めてくれていたりもします。

メンバーには、ベンチャーマインドを持ち、受け身ではなく自発的に動ける人材になって欲しいと思っています。だからこそ先輩や私に気を使って言いづらいことがないよう、みんなの意見、企画や事業の提案をいつでも聞けるようにしています。

ー実際に社員の方から出された提案や意見が出たみたいな事があれば、具体的に教えていただけますか?ー

道越:今まではリアルでのセミナーや講演などに、年間60回ほどお呼びいただき、色々なところでお話をさせていただいていたのですが、コロナで全て無くなり、外に発信する機会もなくなってしまったんです。

さあどうしようかとなった時、社内からオンラインでセミナーでやりましょうよという声が上がったんです。今では、最近入った若手社員達がプロジェクトリーダーとして毎月オンラインセミナーの企画・運営をしてくれていて、そこからお客さまからの案件のご相談などもいただくようになりました。

コロナ前だったら、忙しくてできなかったんですけど、自社を発信する仕組みができたのはむしろよかったかなと思っています。

地方創生をトータルでご支援できる総合マーケティング企業に育てることが今後の展望

ーコロナを機に軌道修正されたというお話がありましたが、今後どのような会社を目指されているのか教えていただけますか?ー

道越:デジタルマーケを強みとした、地方創生の総合マーケティング会社にしていきたいなと思っています。
去年まではオリンピックが間近だったこともあり、インバウンドも右肩上がりに伸びていたので、売上も順調でした。その代わりみんなとにかくひたすら走っていて、何か新しいものを生み出したりする余裕はなかったんです。なのでコロナショックは私たちにとって、一度立ち止まってより自社サービスを練り上げる良い機会になったのかなと。というのも、SNSのプロモーシモーションは止まった案件が多かったのですが、引き続きお客様とは繋がっていて。むしろ総合的な相談が結構来るようになったんですよね。 今後は、SNS だけの提案ではなくてデジタル周り全般だったり、観光コンテンツの磨き上げから、PR・マーケティングの企画・全体設計、そこから実行までできるマーケティング会社にしていきたいですね。

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商材も今増やしているところなので、地方活性化において総合的な提案、つまりプランニングから実行・運用、分析までできるようにしていきたいと思います。ですので、総合提案力、ディレクションや実行力のあるマーケティング人材を育てていきたいなと思っています。


ー総合的な提案によって案件の内容が変わったという事例はありますか?ー

道越:私たちのクライアントさんの半分が自治体さんで、あと半分が民間の企業さんなのですが、以前だとインバウンド周りのプロモーションや、SNS プロモーションに関しての、ピンポイントでご相談いただくケースがほとんどでした。ですが、今は来年に向けて何をしていけばいいのか、一緒にマーケティング戦略を考えて欲しい、というご相談を多く受けるようになりました。

ですので、一緒に考えて戦略を立て、SNSプロモーション、その他のWEB広告、そして、オンラインイベントの開催やライブ配信、受け皿のページの制作まで、総合プランニングをさせていただき、来年のビジョンを一緒に描きながら、戦略を作っている自治体さんもいらっしゃいます。

このようなご提案を、ビヨンドの全スタッフにできるようになって欲しいですね。なので、定期的に社内でマーケティング勉強会を実施しています。社員のスキルも上がるし、社員のスキルが上がれば、結果会社もどんどん成長すると思うので、すごくやりがいがあると思います。

それぞれの地域が抱える悩みに寄り添い、共にゴールまで奔走する

ー地方の課題がそもそもどこにあるのかという設定から入るんですねー

道越:やっぱり皆さん悩まれてるので何をしたらいいのか、このコロナ禍において、次に何をすべきか見えなくなってしまっていて、それでも何か動かなければと考えていらっしゃる自治体さんが多いです。そこを一緒に考え、並走していけるのはとても面白くやりがいがあります。

ー実際に地方が今抱えている課題にどのような傾向があるのか、もし具体例があれば教えていただけますか?ー

私の両親の出身、五島列島を例に挙げると、綺麗な海や美味しい食べ物、あとは一昨年潜伏キリシタン遺産の世界遺産に登録されたりと観光資源は数え切れないほどあるんですよ。

 外の人から見るとすごく魅力的なのですが、地元の人がその魅力に気づいてないことが結構あるんですよね。”うちの地方は何もない”って思っていても、県外の人や外国人から見たら実は凄い魅力的な資源がたくさんあったりするんです。それを”よそ者目線”で見直して、その地域ならではの素材の活用の仕方を一緒に考えて、磨き上げ、マーケティング戦略を作って、発信までやっていくことが必要だと思います。

 地元の人たちだけで行うのは、なかなか難しいと思うので、私たちがプロとして入って、地元の方と寄り添い、成功まで伴走できる組織にしたいですね。

ー確かに、当たり前の日常の中にある魅力って自分でも見落としているかも、、!ー

道越:そうなんです。地元の人たちにとっては新鮮な魚も普段毎日食べているものだから当たり前すぎて、、え、これの何がいいの?と言われたり。地域の歴史や伝統文化なども、外国人からしたらすごく興味深いコンテンツなのに、地域の人は誰も魅力の可能性に気づいていないから、発信しない、なので観光客が来ない。来ないから観光メニューの磨き上げができておらず、観光客がお金を落とすところがないというマイナスのサイクルになっているケースがよく見られます。

 よく”よそ者、キレ者が必要だ”という事が言われますが、各事業の専門家や、県外の方などのソトからやってきた人を入れることで、地元の人が気づかなかった新しい発見が見えてくるんですよね。

 私たちは外国人目線、よそ者目線(旅人目線)で、ソトからの魅力の再発見という観点でコンテンツを見直すというのを大事にしています。また、弊社には外国人のスタッフがいるのですが、色々と教えてもらう事も多いし、価値観の違いにいつも驚き、発見があります。そのような、様々なバックグラウンドを持った方が集まる多様性のある会社にしていきたいなと思っています。

共通のビジョンを持った多様な人間が集まる組織に

ー多様性のある会社、素敵ですね!現時点で道越さんが抱いている、スタッフや社内文化を具体的に教えていただけますか?ー

道越:これはビヨンドのスタッフ全員に言える事ですが、私たちの理念でもある”地方をもっと元気に!””日本をもっと世界へ”という部分に共感してくれています。そして、受け身でやるのではなく、一緒に会社を作っていく、会社を成長させていきたい、という気持ちを持っているメンバーが多いです。

あとは、結構みんな遠慮せずに意見を言い合える文化がありますね。笑

よく私もスタッフとディスカッションをするのですが、時には喧嘩になったりもするんですけど、それはフラットな意見交換ができるという意味で健全な事だと思うんです。お互い納得したら、後はすっきり、後腐れない。そういう文化はスタッフの人数が増えても大切にしていきたいし、ディスカッションが生まれる企業にしていきたいです。

なので新しく入った方にも、是非遠慮なくディスカッションして欲しいし、意見を出して欲しいです。

ー意見を出して欲しいという話がありましたが、一方で、主張が強くできる方はいいと思うのですが、目指すビジョンに共感する方の中で、大人しい方もいらっしゃると思うんです。そういうタイプの人はカルチャーにフィットするのは難しいですか?ー

道越:そんなことは全然ないです!基本的にはみんなすごく仲が良くて、キャラクターがそれぞれ異なっていてもお互いに尊重し合う関係性を持っています。そこももちろん大事にしていきたいと思いますし、一人一人の個性を大事にしています。協調性やチームワークは本当に創業からずっと大事にしているので、共通のビジョンへの思いがあってやる気がある方はウェルカムです!

Beyondに興味を持ってくださった方へ

ー最後に求職者のみなさんに向けて、会社の目指すところやメッセージをいただきたいです。ー

道越:今までの4年は10人ぐらいの少数精鋭でやってきましたが、コロナで今、この業界は大変な時であるのは事実です。でも、アフターコロナには、やはり観光やインバウンドは絶対戻ってくる業界だと確信しています。そして、地方創生は日本がこれから人口が減っていく中で必ず取り組んでいかなければいけない課題です。日本の地方創生、観光立国に向けて、リードしていけるマーケティング会社を一緒に作っていきたい!という思いがある方を募集しています。


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ですので、このコロナをチャンスと捉え、ここ3年で会社の規模を拡大し社員数も増やしていく予定です。ここから一緒に会社を成長させていきたい!というアツい思いのある方と一緒に働けるのを楽しみにしています。

🖊編集後記🖊

インタビューの中で、道越さんの会社のビジョンの根底にあるインバウンドと地方創生への真摯な思いを語っていただきました。

地域を元気にするために奔走すると同時に社員一人一人に向き合い、柔軟に組織を強くされているしなやかさに、私もとてもワクワクしました。

道越さん、素敵な時間をありがとうございました!

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ビヨンドではこれからも地方のデジタルマーケティングに対するお悩みをトータルで解決できるマーケティング総合商社を目指して活動してまいります。

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