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告知後すぐにやったことは”アートメイクの予約”

この話をすると結構な割合で笑われてしますのですが。
2020年5月27日(水)、検査結果を聞きに行ったところ告知をされました。

乳がんでーす
トリプルネガティブでーす
来週から抗がん剤治療でーす
ヨロシク!

的なノリで告知されました。
いえ、本当はもっときちんと伝えてくれたのですけど、まあ頭真っ白なのでこんなふうに聞こえた感じです。

色々手続きしてから帰宅して、ぼーっとしていました。
その当時、4月に色々なことがあって考え事がなかなかできない中での告知。
「そっかー、癌かー、抗がん剤かー」と明後日の方に目線を送りながら頬杖をついていました。

1週間後からと言われたのを、なんとか2週間後に伸ばしてもらったので「それまでに身の回りのことをちゃんとしておかなくては」と思ったものの、思いつかない。
しばらく頬杖をついて思いついたのが

「眉毛無くなっちゃう!人相変わっちゃう!アートメイクしなくちゃ!」

でした(笑)。

「眉毛って一番表情を表すからとにかく眉毛ないとイタリアンマフィアのボスみたいに怖い顔になっちゃう!」

ガンの告知をされた人って、普通はどんな反応なのでしょうね。
私の場合は、近くのアートメイクの美容クリニックを探すことから始まりました。

病気の心配よりも、眉毛の心配。
だって美容の人だもの。
治療が終わった今、周囲の人に話すとビックリされて、笑われます。
私にとっては、ごく普通の流れだったのですが…。

さて、アートメイクの予約はスムーズに終わり、がん患者さんもたくさん通うクリニックが予約できました。

痛くなかったー

4Dという立体的なアートメイク。
これで、自分の眉毛が抜けてもガイドラインがあるので安心。

ウィッグやつけまつ毛はあるけれど、つけ眉毛がないのはなぜなのでしょう。

今になって、アピアランスケアを学ぼう、みんなに知ってもらおうと思ったキッカケが実はこの「告知後すぐにやったことがアートメイク」なのです。

病気だからと言って、病人らしくしなくてもいい。
アピアランスケアのチカラを駆使して、自分らしくいられればいい。
そんなキモチでnoteを始めてみたのでした。

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