同性である女の友達がたまに、「でもやっぱりなんだかんだ結局顔って大事になるじゃん」と言うことがある。一人ではなくて、何人かそう言っている友達がいたと思う。

「そんなことないよ？！」なんて噛み付いたりはしないけれど、納得したことはない。「やっぱり顔が大事なのか・・・」と思ったり、落ち込んだりしたことが、一度もないからだ。

わたしはちょいぽちゃな体型だし、顔も普通だし、肌は黄色で弱いし、決してわたしが恵まれているからそんなことを言っているのではない。顔のせいでいじめられたり、悪口を言われたことはちょっとしかないけれど（つまり少しはある）、初対面の人に顔を褒められるほどではない。

でも、記憶の限り、顔のせいで不利になったことはなかった。

わたしよりスタイルが良くて顔がかわいい子と同じ男の子を好きになった時もわたしが勝ち取ったし、わたしよりかわいいからって面接が通っていた子も知らないし、わたしよりかわいいからって先生に贔屓されていた子も知らない。

だから、「女はなんだかんだ顔が大事」と言う意味がよく分からないのだ。テレアポの成功率と同じで、いけるもんはいけるし、いけないもんはいけないだけなのに、それの原因を「顔」だと勘違いしているケースは多々あるのではないかと思う。すぐに全ては変えられなくて、自分が可哀想に思える理由を当てはめているだけなのではないか。

顔は二の次で、例えば成功している綺麗な女の人がいたとしたら、「綺麗だから色々な繋がりができた」のではなく、「成功していてすごい。ついでに顔も綺麗だ」くらいだと思うのだ。

顔ってそんなに大事なのかな？清潔感があって、よく笑って、精神が安定していて、自立している方が大事だと思うんだけどなー