最終目的を決めて、そこから緻密に逆算して目標を達成していく人と、川下りのように近場の目標を決めて、達成しながら最終目的を見つけ到達していく人とでは、後者の方が多いらしい。

これまでの人生を振り返ってみても、わたしも例に漏れず後者の人間なのだと思う。

でも、社会人になってからはどうしてか最終目標を決めることに躍起になっていた気がする。おかげでなんとなく行きつきたい場所はぼんやりとあるけれど、現状から遠すぎるゆえに現実味が薄かったり、届かないものだと思ってしまったりして、むしろやる気を失い、到達しない自分を見て見ぬフリをしようと必死になり、「これが自分を受け入れるということだ」なんて勘違いしていたような気もする。

わたしは、色々な波があった方が楽しいと思ってしまう人間なので、遠くにある理想像は頭の片隅に置いておいて、まずは目の前に定めたことに対して「頑張ると心に決める」ことが大事だと思った。

DaiGo曰く（連日のDaiGo...）、クリエイティブになるにはまず「クリエイティブになると心に決める」ことが大事とのことだ。なんともスピリチュアル感満載だけれど、そうではなくて科学的に証明されていることらしい。というのも、「クリエイティブになると心に決める」と何かを選ぶ時に判断軸が「クリエイティブかどうか」に自然となり、ゆえにクリエイティブな選択ができるようになっていく、とのことだ。

それときっと同じで、「頑張ると心に決める」と目標を達成するためにはどうしたら良いかという思考になっていくのだ。そりゃ、頑張らなくても良いのであれば、人間誰しも頑張れないだろう。2年前にモヤモヤしていた時代は、目の前のことを頑張る必要はないと思っていたのだと思う。一人で生きていく分の貯金はまだちょっとあるし、気持ちが入らない仕事をしたくないし、きっと何かの弾みで起業できるだろうから今日もカフェに行こう。そんな感じだったような気がする。

何も心に決めていなくて、来るはずのない"何か"をじっと待っていたのかもしれない。あの時のことは、過去のことだからあまり良く分からないけれど。

雨が、すごいですね。