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2.蒸気の時代 株式発行編

「お金があればなんでもできる」


今回は株式発行フェイズについて書きたいと思います。
株式発行フェイズ。
スタート時に2株発行した状態から始まり、1株発行毎に5金がもらえます。
最大で15株。経費支払いフェイズで発行株式分のお金を支払わなくてはなりません。

通称「借金」

蒸気の時代においては収入が黒字化していない場合、この株式発行フェイズが唯一の収入源のため気をつける必要があります。
途中でお金がない!となっても追加で株式を発行することはできないのです。後にお金で経費が支払えなければ収入を下げ、収入も0以下になれば破産となります。

でも、初プレイだとして、「このターンに使う金額を考えて株式発行してください。ここが唯一の収入源です。経費が支払えなければ破産します。」って言われても、そんなのわっかんねぇよ!てなりますよね。

何株発行するか

経験として発行する株式の数として2株、3株の場合が多いです。もちろんマップ、状況によりますが。

脱落を避けるために経費支払いフェイズで支払う経費は、株式発行数+リンク数です。その額は手元に残しておかないといけない。
その前に収入フェイズがあるため、今の収入分+このターンの収入の見込み分はそこから支払が減ります。
そこにこのターンで敷設する金額を足せば良く、その計算に足りるように株式発行をします。

ですが、ここで不確定要素である「競り」の存在がこのゲームにはあります。この競りによっていろいろと計画が狂う訳です。競りに使うお金のことも考えて株式を発行する必要があります。

自分のやり方だと、まず競りのことは考えず、収入と支出を計算し、余った金額を競りに使えるお金として計算します。

例を見ながら考えてみましょう。
2ターン目、株式発行数4、輸送力2、収入2、所持金2の場合。

まずこのターンの収入見込みを考えます。輸送1回パスで輸送力3に上げ、2回目で3リンク輸送するとターン終わりの収入見込みは5金。所持金が2金あるので収入は計7金。

支払見込みは4(このターンの株式発行数は未定のため今の数)+3(このターンパスで輸送力を上げた後を想定)で7金。これで敷設もしなければ収支トントンです。

しかし、敷設はしたいので平地3枚分2金×3枚=6金を生むために2借金。2借金したのでその株式分の支払も増えるため+2金。計8金の追加支出。

すると2株発行した10金から8金支払い見込みのため2金余りますよね。この2金が競りに使えるお金という計算になります。

競りに使うお金が上限2金でよければ、このまま2株の発行でいいでしょう。2金以上必要だと思うのであれば競りのためにもう1株以上発行する必要があります。

それほど欲しいアクションがなく他プレイヤーが先手番でも影響がない場合は借金は少なく、逆に、ロコモーティブなど絶対取りたいアクションがある、他プレイヤーとポジション争いをしている場合はそのプレイヤーよりも手番順を早めるために借金を多めにする必要があるかもしれません。

所持金を見てくるプレイヤーが同卓している場合は、多めに借金をすることで「借金多めにしているからこの人は1番手を取りに来るな…」と競りに対するプレッシャーを与えることもできます。

低借金プレイ

低借金プレイという言葉を聞いたことがありませんか。
個人的に低借金プレイを狙って行うことは難しいと思っています。
低借金で勝てる場合は、少額の競りで強いアクションを取れた、位置取りが他プレイヤーと競合しておらず手番順に左右されない等の良い条件が揃わないと難しいです。

借金差がどう響くか

1借金は-3点分ということを頭にいれておきましょう。
収入は1収入3点です。つまり借金につき1収入損しているわけです。

もちろん借金が少ない方がいいですが、低借金にこだわるあまり、収入を下げることになるともったいないです、お金があれば敷設の場所を変えたり様々な状況に対応できます。ターン終了時にお金が5金以上余って1株いらなかったとなる時はありますが結果論です。

借金は、他プレイヤーの行動により自分の行動が左右されないターンに借金を少なくする等、差を付けられるときに他プレイヤーと少しずつ差をつけておくと勝利に繋がります。

次は手番順決定フェイズです。
それでは、また。

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